• エッセイ きれぎれ草 4

    2018年サッカーW杯  日本対ポーランド戦での、日本へのブーイング試合。 あれこそ、本来の、古風な意味合いでの「やまとだましい」「やまとごころ」を持った日本侍選手たちの試合なのである。  「武士道」とは、だから、定義するのが、まったく困難な、じつに含蓄に富んだ言葉なので、一種の精神主義とは、一線を画するものなのである。      〇 ある空想<短詩型文学>  心に響く俳句や短歌をよむとこんな空想

  • 武士道の体現者 「ラスト・サムライ」西郷隆盛

    一時期、「ラスト・サムライ」という映画が流行ったことがあった。わたしは流行りものは敬遠する性質で、未だに、その映画は見ていない。 わたしが思ったのは、内村鑑三が「代表的日本人」の中で、西郷を評して「最後にして最大の武士」と言っていたのを、記憶していて、そのことを、あれこれとつらつら思い巡らしたのである。 内村の「代表的日本人」は、原文は英文で、欧米の知識人にはよく読まれた書物らしく、アメリカ大統領

  • 「武士道」新渡戸稲造 <含蓄に富んだ言葉>

    著者の新渡戸稲造は、元五千円札の肖像になっていた人物です。新渡戸は明治期、国際的に活躍した日本を代表する人物のひとりです。日本の精神文化を海外に紹介することに尽力し、「武士道」はその活動の中から生まれた国際的な評価を得た書物です。 海外の人に向けて書かれたために、原文は英文になっています。「武士道」は、一言では説明のつかない言葉です。これは、日本語の特徴として豊かなふくみを持った言葉であることによ