• 江戸川柳 色は匂へ  「ほ」の5 奉加帳 6 菷 7 棒組 8 法眼 9 鬼灯

     5 奉加帳 (ほうがちょう)   奉加帳御用内ぶところへ入れ   神仏へのピンハネもありか。   参考 奉加帳=神仏への寄進、転じて一般の寄付金を記録する帳面。      御用が、抜け参りに行くための費用なので主人に知れないよう      にいつも懐へ入れておく。  6 菷  (ほうき)   菷でも灸でもきかぬ居催促   借金返すまでは帰らねえぞ。   参考 菷を逆さに立てたり、下駄に灸をすえた

  • 江戸を見れば 117  実学のすすめ、朱子学から自然科学へ

     1719年享保4年己亥(つちのとい)吉宗は実学に関心を持ち、7月に長崎の町人学者、西川如見を呼んで天文学についての学習をした。実用化に役立つ自然科学に関心が移っていく時代である。  江戸の都市化が進んで人手不足の状態に陥っていたのを考えると今の日本の状況と重なって「働き方改革」の始まりはこの時代から延々と続いていたのであろう。 「おこし奉公人」召し抱えの規制  おこし奉公人とは、郷里のはっきりし

  • 江戸川柳 色は匂へ 「に」の4 煮えきらぬ 5 仁王 6 面皰 7 二十軒

    4 煮えきらぬ   にへきらぬつれは本来無一物      行くのか行かぬのか。はっきりしろ。   参考 本来無一物=仏教語で一切の執着を脱した心境。銭も無し。   煮へきらぬ娘を叔母へとまりがけ   これほどの男はそうはいないよ。 5 仁 王   仁王さま二人ならんであつ湯好    真っ赤な顔して大丈夫。   そのわけをかんでしまってぶっ付ける  また汚す。この野郎。   参考 紙を噛んで丸めて投

  • 最近見た本

    こんにちは! 最近読んだりパラパラ見た本です♪ 「東京江戸歩き」江戸時代の話が大好きなので、深川、千駄木、湯島、小石川、目黒 などなど時代劇によく出てくる地名(笑)行ってみたいな~ 昭和図鑑はパラパラと見るだけでも面白いです~♩ 小さな暮らしが理想です。 NHKのお料理番組にも出ている料理家の方が書かれているのですが、 還暦になって150㎡の広いマンションを売却して65㎡のUR賃貸の コンパクトな

  • 江戸川柳 色は匂へ  「は」の4 売色 5 蠅叩き 6 萩 7 羽子板

    4 売 色(ばいしょく)   売色を一割入れて札がおち    威張りはじめたら終わりだよ。   参考 売色=売春、売淫。札がおち=入札の結果、受注。係りの役人に一割ほどの遊        興費を上乗せすると札が落ちるのが常識。今も昔も「いばらせる、つかませ      る、だかせる。」の3セルが贈収賄の常套手段。 5 蠅叩き(はえたたき)   蠅たたきこれさいわいと嫁の尻   可愛いせくはらだね。

  • 江戸川柳 色は匂へ  「い」の8 いけたご 9 居酒屋 10 出雲 11 市 12 伊勢の留守

    8 いけたご (生け担篭)   いけたごへ小判を入れる珍しさ   いつの時代も馬鹿が居るのよ。   参考 いけたご=魚を生きたまま持ち運ぶ桶。小判で買うほど高値の     魚、初鰹。一尾2~3両したという。現代でも御祝儀相場と言っ          てとんでもない値をつけて商いが始まる。 9 居 酒 屋   居酒屋はもぢもぢするが気ざになり    目を離すな・・・       参考 気ざ=気がかり

  • 江戸川柳 色は匂へ  「す」の3 粋・帥 4 素壱歩 5 居風呂 6 すかし屁 7 すがれ

    3 粋・帥 (すい)   来ぬが粋ならば伊勢屋と国家老   つぶれちゃうよ。来てよね。   参考 伊勢屋=しまり屋の代名詞。国家老=融通の利かない頑固侍の代名詞。       吉原の名妓、四代目の高尾が曰く「粋じゃ粋じゃと言へど来ぬが粋なりと言え      り」行くタイミングだな。どういうタイミングで顔を出すか。粋だね。 4 素壱歩 (すいちぶ)   す壱分はげしなりませであんどする   余裕ない

  • 江戸川柳 色は匂へ  「せ」の3 施餓鬼 4 関取 5 女衒  6 咳払 7 仙人

    3 施餓鬼(せがき)   大施餓鬼してから後妻気が軽し     やっと落ち着くわ やれやれ   参考 施餓鬼=祖先をまとめて追善供養する寺の行事 4 関取 (せきとり)   関取は碁盤で消すが座敷芸       碁盤片手で蝋燭の火を扇ぎ消すのか   関取の悴おもひのほか小兵       悴(男根の異称)、意外とねえ 5 女衒 (ぜげん)   参考 女衒=婦女売買を斡旋するもの。   泣顔があのくら

  • 江戸川柳 色は匂へ  「も」の4 門番 5 物申 6 餅 7 もてる・もてぬ

    4 門 番(もんばん)   附けとどけせぬと門番こりゃどこへ    鼻薬効果てきめん   参考 門番=武家屋敷の門番、出入りの商人や屋敷の侍の夜遊びに「こりゃどこへ」                が付け届けには欠かせぬ。   門番は綱をゆるめて二百とり     夜遊びの相場は三百文だぞ   御門番酒の切手が物を言い      酒は効きますねえ   参考 切手(きって)=関所の通過や乗船などの際の

  • 江戸川柳 色は匂へ  「ひ」の4 姫始 5 日済貸(ひなしがし) 6 一人者 7 冷水 8 昼寝

      明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 4 姫 始(ひめはじめ)   参考 姫始は暦の用語。正月2日に記された日柄(ひがら)の名。古来諸説があり、     意味不明で説が定着していない。①正月に姫飯(ひめいい)を初めて食べる日。     ②飛馬初めの意、乗馬始めの日。③姫糊始の意で、女が洗濯・張物などを初めて     する日。④新年に夫婦が初めて交合する日(好色一代男)

  • 江戸川柳 色は匂へ  「え」の4 縁遠さ 5 夷講 6 江戸町

    4 縁 遠 さ (えんどおさ)   縁遠さ茶を飲みに行き行き      茶を飲みに行くだけ、期待すまい   参考 水茶屋=現代のカフエ。茶を飲みに行くたまり場でお見合いの場所によく使わ                れた。   やるあても無いに今年も暮て行    親の心配どこ吹く風、また歳を取った   あの男この男とて古くなり      めんくいだからなあ困ったもんだ 5 夷 講 (えびすこう)

  • 久々のOEDO☆

    こんばんは! むらこです! なんだか週末はバタバタで 全くブログ書けませんでした💦 にしても 急激に寒さが増しましたねー(((=ω=))) 冬将軍到来でスキー場も雪に恵まれたかな? さて 採卵も終わり お酒も解禁ってことで 昨日は友人と忘年会してきました。 久し振りの江戸w 相変わらず人、人、人。 いつ来ても町は賑やかですね。 一軒目で、しっかりご飯食べたけど 2時間制だったので まだ飲み足りな

  • いろはかるた噺考 8  「ち」

    【地獄の沙汰も金次第】  落ち行く先が極楽であろうと地獄であろうと信じていない現代。そのような仏教の説は消滅した。 今は「生き地獄の沙汰も金次第」になってきた。 地獄の大王様が閻魔様ならば、生き地獄の大王様は誰でしょう。  「金次第」でどうにでも決定できる人がさしずめ生き地獄の大王様でしょう。 「試験の沙汰も金次第」「裁判の沙汰も金次第」「政治の沙汰も金次第」などと勝手に思いを巡らしていくと生き地

  • いろはかるた噺考 7  「と」

    【豆腐にかすがひ】(上方)  安倍政権は「県民投票は法的拘束力がないので投票の結果は関係ない。」  投票結果に関係なく辺野古移設工事は進めていく考えを示した。  沖縄県の県民投票だから結果に関係ない。と、言ったのか。日本全国どこの県でも県民投票は無視するというのであろうか。  沖縄県だから無視するとなれば、完全な差別であり、日本全国の県でも無視するといえば、国民投票も無視するという意思表示である。

  • いろはかるた噺考 6  「へ」

    【下手の長談義】(上方) 「はなはだ簡単ではありますが、これを持ちまして私の挨拶といたします。」こんな挨拶に何度であったことであろうか。 少しも簡単であったためしはない。  いつの時代でも何かをもって国民をコントロールしようと政権担当者は一工夫する。  江戸時代は「仏教と儒教」によって民衆の思想統制をやっていった。おまけにキリシタンという敵視するべき目標を設定して思想統制の効率を上げた。  そのた

  • いろはかるた噺考 5  「ほ」

    【仏の顔も三度】(上方)  人間のような仏様ですな。仏の顔は無限度。仏は何度、同じことを繰り返しても受け入れてくれる。仏の慈悲は無限度です。二度までは大目に見よう。三度目は許さないぞ。  仏をだしに使った人間の浅知恵で、自分を仏になぞらえて人間のがめつさを隠す戦法で「脅し文句」に「三度目はダメだぞ」と使い始めたのであろう。  江戸時代になると経済活動が活発になり利潤追求型の社会へと変貌してきた。

  • いろはかるた噺考 4  「に」

    【二階から目薬】(上方)  江戸時代の目薬のことを知らないとこの諺は理解できない。  江戸時代の目薬は軟膏か粉であった。現代の液体の目薬なら二階からでも万が一の点眼の可能性はあるが、軟膏や粉薬では二階からは無理な話である。  江戸時代の目薬と江戸庶民の無筆(字が読めない)者が多かった時代を背景にした「目薬」という落語は当時の社会を知っていなければ理解できない。  目を患った男が薬屋で目薬を買ってき

  • いろはかるた噺考 3  「は」

    【 針の穴から天をのぞく 】(上方)  目的を達成するための手段の違いを話題にしている。人で言うならば器量の違いを言っている。現在は、視野が狭いことに使われている。  この諺は古い時代の中国からの輸入である。  出典は春秋時代の荘子(そうし)の書物荘子(そうじ)で「管を用いて天を窺がう。(かんをもちいててんをうかがう)」による。  「子は乃ち規規然として、之を求むるに察を以てし、之を索むるに弁を以

  • 江戸川柳 色は匂へ  「し」の4 字 5 汐干 6 敷居

    4 字   よめぬ字を何(なに)といふ字によんで置き  これでいこう。   串といふ字を蒲焼と無筆よみ         味があるな。   林といふ字拍子木とよみもよみ        頭いい。 5 汐 干   品川に不二の影なき汐干狩       春霞で富士山が見えん。   ぱらりっと汐干は人をまいたやう    どれぐらい取れました。   汐干には舟の無いのが先キへにげ    ぼつぼつ、満ちてくるぞ

  • 江戸を見れば 116  温故知新で想定内のことが多い

     政治家は政治経済や法律については学習が深いようであるが、日本の歴史、それも自然災害や宗教、産業、芸能、生活などについては関心が薄いようである。  江戸116年の歴史を垣間見るだけでも現代起こっているもろもろの出来事は想定内のことになる。  自然災害を初め、人災のサリン事件や原発事故などもすべて想定内の出来事である。  1718年享保3年戊戌(つちのえいぬ)、米価の下落で農民の間に騒動が広がる。

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