定義と現実:人生の愉しみ
明るく開かれた未来を 覗き込もうとするかのように カーテンを開け 朝陽が差し込む窓を おおきくおおきく開けてみる この時 手を動かして開ける窓は 現実の窓であり 頭の中で開ける窓は 定義の詰まった世界の窓である 明るく開かれた未来には 夢物語のような未来もあれば 現実的な未来もある どんな未来の窓を... 続きをみる
明るく開かれた未来を 覗き込もうとするかのように カーテンを開け 朝陽が差し込む窓を おおきくおおきく開けてみる この時 手を動かして開ける窓は 現実の窓であり 頭の中で開ける窓は 定義の詰まった世界の窓である 明るく開かれた未来には 夢物語のような未来もあれば 現実的な未来もある どんな未来の窓を... 続きをみる
論理の世界では 何か主題があると その主題にそった事象が集めるられる純粋な世界である しかし 現実の世界は そんな純粋な世界ではなく あらゆる主題が 所狭しと寄り集まっている そんな雑然とした世間の戯言から離れ 空高く舞い上がり 宇宙空間にまで行けば 真空の何もない静かなところもあるのだろうが 地上... 続きをみる
論理の世界で 矛盾は矛盾として存在するが 現実の世界では 矛盾が衝突のような現象として現れ 時と共に 徐々に その矛盾が緩和して 緩やかなグラジュエーションとして なだめられてゆく 高気圧と 低気圧は 同時に存在しない 矛盾した存在である 論理の世界では 同時に 同じ場所に 低気圧と 高気圧を生じさ... 続きをみる
定義に従う義務を履行するために 能力が必要であり その為の様々な力が要求される 「もっと力を」 ツァラトゥストラは どんな定義を希求して力を求めたのだろう わたしは どんな定義を希求して神に祈るのだろう 僕の前に 道はないけれど 僕の前に 定義があり そいつが僕を 何処へかと誘う その誘いの果てに ... 続きをみる
定義は それを実践する能力を要求する というよりも むしろ 能力が定義を形成している 能力が定義として機能していると いうこともできるだろう 法に従い 行動する能力 感情に従い 行動する能力 物質の性質に従い 反応する能力 様々な能力が それぞれの属するシステムの中で 繰り返されることで そのシステ... 続きをみる
実践的定義は 正しいか正しくないかではなく 通用するか通用しないかである 「こうした場合にはああする」 「こう言った場合にはそうする」 さまざまな実践的定義に従い行動を繰り返し こうした定義が 現実において通用するのかしないのかが 試され続けている そして その定義が繰り返されれば通用したのであり ... 続きをみる
法は人の行動を規定する定義であり 感情もまた 人の行動を揺るがす定義である わたしも 法に従い行動することもあれば 感情の赴くままに動き回ることがある 感覚もまた わたしの行動を制御している 熱いものに触れると とっさにそこから手を離すのも 感覚がかかわる反射という 生得的な定義である わたしの中に... 続きをみる
法律は 一種の定義であり その法を遵守すべき者が為すべき行為を 規定することにより 遵守する者の行動を定型的なものへと導き そこから外れることがないように 外れた場合の罰則を用意している こうした法による定義に従って 皆が行動することで 社会システムは秩序を保ちながら その機能を果たせるようになって... 続きをみる
水面に水滴が落ちると 波紋が広がる 波紋のない 鏡のような水面は 定常状態であり 波紋が広がる水面は 活性化状態ということが出来る こうした活性化状態である波紋が広がってゆく頻度を モーレス信号や テレビのリモコンのように 文字や数字として定義することが出来る 活性化状態を定型的に引き起こすことで ... 続きをみる
子供が描いた絵は自由である 幼児の描いた絵はどこか無秩序である 習字の師範が描いた書は優雅であるが わたしが乱雑に描いた書は下手である 同じ題材の絵でも 上手い下手があり 同じ字が書かれていても 上手な字と下手な字がある 何か書いてあるのか 分かりやすい絵や文字もあれば 分かりにくい絵や文字もある ... 続きをみる
安定した定常状態に 能動的な力が加わると その状態にその力に応じた歪みが生じる 酵素反応の活性化状態は こうした歪みの連続である 同質の能動的力が加わり続けると 定常状態は 恒常的にゆがめられ 常に一定の状態に保つ 言い換えれば 調和のとれた能動的力が働き続けると 生命のように 恒常的状態が維持され... 続きをみる
意識の中の世界では 手塚治虫作「火の鳥」を読んでいる時のように 数千年前の世界と 数千年後の世界が あたかも隣り合わせであるように存在し得る 水と油も 通常交じり合わない者でも 混ぜれば混ざってしまうのが 意識の中の世界であろう 定義次第で 世界が自由に巡ってゆくのが 意識の中である 分子の構造式は... 続きをみる
視覚などの感覚は 今を写し取っている それが記憶となり 意識の中の過去を形成している 過去は 記憶された現象だけから成立し 記憶されなかった現象については 現実にはあったことでも 記憶としては存在していない 視覚などの感覚が 現実から掬い取った情報を100とすると 記憶の情報は10にも満たないかもし... 続きをみる
オジギソウの葉に触ると オジギソウは葉を閉じ茎を垂れる オジギソウの体内には 「触れるとお辞儀をする」という定義があるらしい そうしたオジギソウの定義を観察しようと 再び オジギソウの別の葉に触ってみたくなる 人間の体内には 「現実の中に定義を見出し それを確かめたくなる」という定義があるらしい こ... 続きをみる
春になると フクジュソウやレンゲソウが咲き ツクシが顔を出す そして 梅が咲き 桜が咲き誇り やがてヤマブキが咲き アカシアが白い花を咲かせる 春ならば いつでも桜が咲いているわけではないけれど 春といえば桜である 典型的な春の景色といえば 霞がかかった穏やかな日差しの中で 桜が咲き誇っているのであ... 続きをみる
春らしい強い日差しに 「暖かくなった」と喜んでみたと思ったら 次の日には 「いやあ 春は寒い日があって 暖房をつけないといけない」 などと 日によって 春の日々の温度は変わり続ける 暖かい日も 寒い日も 春らしい日々である だから 温度だけからでは 春であるかを判断できない 5℃の日も 20℃の日も... 続きをみる
意識の中では 記憶として過去があり 予測として未来があり 感覚として現在がある 定義に従い現実から取得する感覚が 定義に従い記憶され 定義に従い処理され未来を予測する このようなシステムにおいて 記憶する定義が遮断されると 現在の感覚しかない 純粋体験が残される 純粋体験は 定義に従い 現実と1対1... 続きをみる
赤いコップも「1」であり 青いコップも「1」であるから 赤いコップも青いコップも 「1=1」の数式の中で同一とされてしまう 数式は定義の上に成立するので 赤いコップが「1」であるとされれば 赤いコップはそのほかの属性を捨て去り この定義の中で「1」になるのである 赤いコップも 青いコップも 「コップ... 続きをみる
定義と現実を 実践が結び付けている * ひとつのおはじきを もう一つのおはじきと隣り合わせに移動させ 「1+1=2」と説明する このような状況において おはじきという現実と 数式の定義を混在させた知覚が成立する 現実の硬く重いおはじきは 頭の中に無く 数字も「+」も「=」も 現実の中には無い おはじ... 続きをみる
ダンゴムシは 触られると丸くなる防御姿勢をとる ダンゴムシは 愚直にダンゴムシを繰り返している 同じように オジギソウは 愚直にオジギソウを繰り返し 触られたり 雨粒がぶつかると 葉を閉じお辞儀をする 馬鹿の一つ覚えのように 生命は その生命を 愚直に繰り返す 人間も 恋を追いかけ 恋を拒み 戦いを... 続きをみる
意識の中では 時間は過去から未来へと一瞬にして移りゆく このような時間は 定義として存在している 意識の対象としての空間が存在している時間を 過去と定義すれば 今は過去になり 10分後と定義すれば 思考空間は10分後の未来に移動するのである こうした 時間の移行にともない 空間内にある物質も10分後... 続きをみる
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他人は地獄だ(ネタバレ)~アカン、怖いて!~
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