読書のムラゴンブログ
-
-
空の見え方を心に訊く
(20180123 冬陽の空~大雪が近づいた日の朝でした) 2018読了11 『なにごともなく、晴天。』(吉田篤弘 毎日新聞社) 「肌が合う文章」という言い方は変かもしれないが、まさにそう言いたくなる小説だった。今年は、この人の作品を読もうと決めたことが間違いではなかったなあ。鉄道高架下に並ぶ商店街... 続きをみる
-
見えているものって?
本を読んで響いた内容です (*˘︶˘*) “人の脳は以前見た事のあるものを、また見ようとする。 すでに知っているもの、持っているものを、また見つけようとする。 人間の脳は、幻想と現実の区別がついていないから、 『こうだったらいやだなぁ』 『こうだといいな』 などの思考の中から、 できるだけたくさん考... 続きをみる
-
徹底しない悩みの訳は
放春花(boke)2 2018読了10 『100の悩みに100のデザイン』(南雲治嘉 光文社新書) 先日、気の置けない友人と一献やっていたときに、何気なく「デザインの仕事をやってみたかったなあ」と呟いた。口にしてから少し自分でも驚いた気分になったのだが、教職を続けてきたなかで、まんざら無縁だったわけ... 続きをみる
-
-
頭を良くするたった一つのこと
放春花(boke)1 2018読了9 『疲れない脳をつくる生活習慣』(石川善樹 プレジデント社) もうこの齢なら「疲れない」ではなく「ボケない」なのかもしれない。と思いつつ手にとったのは、著者を注目しているから。この若き予防医学研究者はビジネスマン向けの著書が多く、切り口がシャープで、実に明快な提案... 続きをみる
-
「まるごと好き」になる人
(20180126 厳冬風景~今朝の車庫のマブ) もう旧い実践だが、工藤直子の詩授業は私にとって一つの定番だった。当時多くの人が実践したと思うが、最初に「のはらうた」の詩を紹介したときの、子どもたちの笑顔と喰いつきのいい眼差しは今でも覚えている。「おれはかまきり」なんか最高だったなあ。「おう なつだ... 続きをみる
-
橋を渡れば、出逢える
(201801-- いつ花開くかはお任せで) 詩集としてとっつき易いのはアンソロジーだろう。テーマに出版社の意図や工夫が表れる。編者が誰かによってもずいぶん色合いが違ってくる。この詩集は「恋愛」と名がついているけれど、かなり範囲が広い。編者は語る。「恋うとは遠いものに橋を渡すこと、そうだとしたら、詩... 続きをみる
-
ジブン、ジカンを取り戻す
(20180120 朝ぼらけ②~北沢道路より) 2018読了6 『言葉が鍛えられる場所』(平川克美 大和書房) 今年、何冊か読もうと決めた人の著書。書名にある「言葉が鍛えられる」とはどういうことか。言葉とはつまり「自分の言葉」「自分が使う言葉」だろう。鍛えられるとは「強い」というイメージだけではない... 続きをみる
-
今年も大事なキニナルキ
(20180119 朝ぼらけ~七曲峠より) Volume93 「『機械(ロボット、コンピューター、AI)が、できることは、どんどん機械にまかせたらいい。人間は、機械にできない創造的なことをやるべきだ』という考えには無理があると思うんです。そんなに見え見えのクリエイティブなことなんてない。」 今年の元... 続きをみる
-
-
「悩まないで、考えろ」の実際
娘が小学校高学年の頃だった。『考える練習をしよう』(晶文社)という本を読むように奨めたことがある。もう書棚にはないがロングセラーなので出版社にページがあった。その目次を見ただけでも今さらながら「考えること」の多様さに気づく。改めて「考えること」自体を意識する時間は、とても貴重だと感じた。 2018読... 続きをみる
-
最適化が肝心とは言うけれど
池田晶子モードにハマりつつ、振り幅を大きくして「真逆」的な人を読んでみようと思い立った。ぽっと浮かんだのがホリエモンこと堀江貴文。服役を終えてからもう10年ぐらい経つだろうか。登場したときのインパクトは忘れられないし、当時は池田にとっても格好の標的?だったように思う。存在としては面白い。 (2018... 続きをみる
-
ニック・ホーンビィ<ぼくのプレミア・ライフ>を読んで!
イギリスの作家 ニック・ホーンビーの<ハイ・フィデリティ>という 音楽おたくの本を 随分前に読み 大好きになりました。世間レベルでは 別にどうでもいいようなことが マニアにとって 人生をも変えてしまう!そんなことの重大さは 熱病に 取りつかれたように 何かを 懸命に 好きになった人であれば 少しは ... 続きをみる
-
彼女はいつもトホホと思う
(20180112 いやあ寒い朝でした。凍みつく外灯) 2018読了3 『人間自身 考えることに終わりなく』(池田晶子 新潮社) 5冊ほど並んでいる単行本から再読の手始めに選んだ。亡くなる前年から死の直前までに、週刊誌や月刊誌へ連載された文章が中心だ。今から12年近く前、取り上げられている世相や事件... 続きをみる
-
最近の金魚と今 読んでる本
我が家の金魚 ななちゃん 飼いはじめて6ヶ月がたちました。 とても元気です。最近 ホームセンターの金魚コーナーで 70代 のご夫婦と立ち話しました。ご主人から「何度か 金魚を買って も すぐ〇んじゃって どうして何でしょうね~」と 「我が家は 半年前から 一匹だけ飼ってまして 何とか元気ですが どう... 続きをみる
- # 読書
-
「心」はもっと深くにある
(20180108 成人の日に陽は昇った) 2018読了2 『ダンゴムシに心はあるのか』(森山 徹 PHPサイエンス・ワールド新書) ダンゴムシで思い出すのは、二十数年前に母校に勤めていたとき、生活科で取り上げていたこと。文科省指定公開に向けて研究を進めていた頃、題材の一つとして「ダンゴムシランド」... 続きをみる
-
じっくりヴァイオリンの練習
休日にご近所迷惑かなと思いましたが、自宅マンションに帰ってきて、本当に久しぶりにヴァイオリンのケースを開けました。 弦がすべて緩んでました。張りなおして落ち着くのに3日くらいはかかります。やっぱり毎日弾かないと、楽器が鳴らなくなるし、調弦も落ち着かない。いきなりきれいに調弦できるものじゃないです。 ... 続きをみる
-
雪が凄くて外出や~めた!
今日の予定では午後から父宅に行く予定でしたが大雪⁉ 外は真っ白で根性なしでやめました… おかげで時間に余裕ができたので読書(笑) やっと最後の1冊を読みました♪ 息子早番で早起きからの二度寝(笑) 朝食10時15分~45分 糖質12.9g もやしナムル サラダチキン 黒豆 かまぼこ いつものとコーヒ... 続きをみる
-
考えた果て、感じた果てに
(20180104 車庫の初雪下ろし、結構ある) 2018読了1 『残酷人生論』(池田晶子 毎日新聞社) パロディ風にこの本の語り口を紹介すれば…「人生論」とは何か。そも人生とは論じられるものか。詳らかに語れば、誰か特定の個を論じたとしても、その人生は、誰かであって貴方ではない。それが有益な何かをも... 続きをみる
-
読書に集中で間食防止
昨夜は開き直りの糖質制限解除でした(笑) 柿ぴー美味しかった~(//∇//) やっぱりビールには柿の種だわ♪ 食べるだけ食べた後は借りた本を読み始め一冊完読! 読書に集中したのか? さんざんその前に食べ過ぎてるから小腹も空かなかったのかも?? 追加の夜の間食は珍しくなかった(笑) 朝食9時半~10時... 続きをみる
-
-
400ページの専門書読了
ハードカバーの400ページの専門書、なんとか休み中に読めました。 もともとは英語で書かれていた本で、訳がなんだか難しくて読みたくなかったのですが、全部頭に入らなくてもいいやと諦めた感じで読んでいたら、最後までいきました。 あとは内容を整理して、キーワード抽出して、研究計画書に反映させる作業が残ってい... 続きをみる
-
レッスンを重ねていくこと
(今年の美酒メモリー④ 発売日当日の昨夜賞味しました。「菊」でした) レッスン(lesson)はなじみ深い英語で、誰しも「練習」や「学課」を表すと知っている。英和辞典をみると、加えて「教訓」や「日課」という意味も載っている。さらに原義が「読むこと→学ぶべきこと」と知ると、一層味わい深い。「書く素振り... 続きをみる
-
借りてはみたものの…
年末年始はテレビのチャンネル権はオットの我が家! 退屈な時用にと三冊借りてみた⁉ よくよく考えたら? そんなにマッタリする時間あったっけ?? 全く動かない男子は当てにせず今日も午前中から買い出し2回(笑) この時期はスーパーも激混みで疲れる~(ToT) 本を読むために寝不足になってたら本末転倒~(笑... 続きをみる
-
NHKスペシャル 脳がよみがえる脳卒中・リハビリ革命【本】
この本はいい本だと思って感想を書こうしたが、ネットにこのNHKスペシャルを観た人の感想があった。 NHKスペシャル 脳がよみがえる~脳卒中・リハビリ革命~ 2011.9 私が印象に残ったものを書いた。 脳科学の研究が進み、現在患者は280万人6人に1人がなると言われる脳卒中の原因は脳内で起きているこ... 続きをみる
-
ヒエロムニス・ボッスのドキュメンタリー?映画
渋谷のシアターイメージフォーラムにて、「謎の天才画家ヒエロニムス・ボス」を見てきました。 ドキュメンタリーというんでしょうか。 主に「快楽の園」に関してさまざまな分野の著名人が思うところを言う、という感じの映画でした。2つくらい、赤外線写真?下書きが今の完成図と違っているということが含まれていました... 続きをみる
-
ことばをほったらかしにして
(今年の美酒メモリー②) 「ことば」についてあれこれ考えることは楽しいので、こんなふうに書き続けている。ただ、それに飽きないのは日常の暮らしに、ことば以外の要素があればこそである。新約聖書冒頭「はじめに言葉ありき」(大きく出たな)は絶対なのかもしれないけれど、支配されたくない気もする。達人さえも、こ... 続きをみる
-
目標体重まで2キロ、正月どう過ごす?
前に体重のことを書いて以来、変わってません。増えもせず減りもせずなので現状維持なのですが、あと2キロ減らしたいという目標は今年中には達成できないかもしれません。 昔のブログを読み直してみたら、ダイエットに対して、とてもストイックで、決まりごとを良く守っていたと思います。甘いものをなるべく食べないよう... 続きをみる
-
コーチの意味を貫く人
バッグのブランド名である「COACH」と、スポーツ競技のコーチは同じ語源から来ているようだ。ハンガリーで作られた四輪馬車は大変駆動に優れたものらしく、作られた町の名が広まったということか。「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」という意味が、競技等の指導者に使われたことに思いを馳せる。 201... 続きをみる
-
気になるみある、はあ?
自分では口にしていないように思うが、いや正確には意味がつかめていなかったり、恥ずかしかったりして使えないのだが、雑誌やネットで見かけて、どうにも引っかかっていることばがある。これも一つのキニナルキとして載せておこう。 Volume91 【み】 穂村弘の連載に載っていた。「アントニオ猪木みある」などと... 続きをみる
-
勝手に選出 折り鶴の2017年の3冊
もう今年も残すところ 今日を入れて8日 あっという間の1年で した。 今年は末っ子が就職して 安心しながらも 仕事に慣れるのに時 間がかかりヒヤヒヤしながら 過ごしました。 しかし、なんてことなく時間が過ぎて いろいろな環境の変化に も慣れ それなりに過ごすことができました。 では、今年の3冊発表~... 続きをみる
-
-
-
-
-
自然も社会もなかった世界
コトバって、不思議なものだ。 時折「この頃あまり使われなくなった方言」を家人と話題にすることがあるが、コトバが消えていくにつれて、そのモノだけでなく、動きや感情などまで薄くなっていることに気づく。 だから、今ふだん何気なく使っているコトバも、実はいつかどこかで出来ていて、そのモノやコトやカンガエが生... 続きをみる
-
名言ハンター③~人生指南
わが師より、学校教育の本質には「予防」という観点があると聴き、納得したことがある。そうでなくとも人は、日常に災いが及ばぬよう様々に動き、心がける。 しかし同時にその限界も知っている。 準備や予防を仕切れぬことに対してどう振る舞うか。何を培っておくか。 2017読了124 『ぼのぼの名言集(上)』(い... 続きをみる
-
名言ハンター②~自然も一緒だ
「そのままに見る」という大切さを想う。 また、好きな音楽をどんなふうに聞くか。そう言えば学生時代に尊敬していたサークルの先輩が「ぼんやり聞いているときが一番よくわかる」と語ったことを今でも覚えている。 受けとめるも受け流すも自分、肩に力を入れなければ、きっと必要なことだけが身体に残る。 2017読了... 続きをみる
-
名言ハンター①~暮らしを受けとめる
「ぼのぼの」の本はこの秋に初めて知り、少しはまってしまった。 「名言」を集めた新書まで発刊されていて、「おおぅ、これは何だ。相田みつをよりいいぞ」と言ったとか言わないとか…… 2017読了124 『ぼのぼの名言集(上)』(いがらしみきお 竹書房新書) 2017読了125 『ぼのぼの名言集(下)』(い... 続きをみる
-
-
-
読書(谷崎潤一郎集)
また30年ほど前に買った1冊を、2~3年かかって読み終えました。 また備忘録として、簡単なメモを残そうと思います。 ・細雪 資産家だった家の四姉妹の日常生活、特に三女雪子の縁談話や四女妙子 の恋愛が中心で、大水害などの事件もありますが、何気ない日常生活を 四姉妹の設定とキャラクターが印象的で、引き込... 続きをみる
-
先週から今週にかけての楽しみ
ジャジャーン この本です。 私 一月に2冊ぐらい読みます。 今まで読んだ本の中で一番好きなのが小川洋子さんの『ミーナの 行進』です。静かな生活 その中の幸福の思い出が読んでいて 気持ちが温かくなります。 今 楽しんでいるのは 写真をのせた群ようこさんの『う ちのご近所さん』です。とても読みやすく... 続きをみる
-
本当のゴールはその時間
北朝鮮とのサッカーの試合をイライラしながら観ていると、実況アナウンサーや解説が、盛んに「選手同士のコミュニケーションが……」と口にする。こういう言い回しはずいぶん一般的になったものだ。それは勝利を目指した真っ当な使い方なんだろうけど、もう一つ大事な見方があることも忘れてはいけないよ。 Volume8... 続きをみる
-
自分の藪に張り付く人たち
あの有名人が同い年と聞くと、なんとなく気にしてしまう。亡くなった人を初め、姿を全く見せない人、若い頃からずっと変わらず活躍し続けてきた人、最近になって名の知られた人…様々だと感じる。ちなみに私の場合は桑田佳祐、明石家さんま、役所広司などトップランナーも多い。今週読んだ二人もそうである。 2017読了... 続きをみる
-
おにぎりの味が心に届くには
今「おにぎり」と言われて、反射的に連想する言葉が「コンビニ」という人は多いと思う。それが時流だろうし、実際おいしく考えられた商品が並んでいるからね。しかし、本当に「心に届く、残る」おいしさとはまた別の次元だろうなと考えてしまう。 (UGO clear winter skies 2017.12.07)... 続きをみる
-
久し振りに、お金を出して文庫本を買った。
視力がよくて、毎日小説を1冊って感じ読んでいたけど、 60歳を境に、視力が、、、 そうです、少しづつ老眼が入って来ましたね、 読みたい本が出ると、図書館にリクエストして読みましたよ、 タダで読めるしね、 買うと高い、それに1日で読み終えるから勿体無いし、 家に本が溜まる事になるし、、、、 しかし、そ... 続きをみる
-
最先端の風景が見える人
羽生善治「永世7冠」のニュースを見る。寝ぐせがついたような髪型そのままに、淡々と語る言葉に惹きこまれてしまった。 思わず凄いとずんと響いてきたのは、今後の勝負と将棋の本質について訊かれたときの返答だった。 Volume87 「将棋の世界は、基本的に伝統、長い歴史がある世界ですが、盤上で起こっているの... 続きをみる
-
-
-
まっすぐ読めば、まっすぐ
まっすぐ読めば まっすぐ伝わってくる それがいい (はるを) と気取ってみましたが…… (UGO morning sun 2017.11.28①) 2017読了118 『詩人の魂』・『いま出逢うふたつのいのち』(相田みつを美術館) ブックレット、図録といった体裁の2冊をまとめて読む。 相田みつをと重... 続きをみる
-
-
アフォリズム(aphorism)
こんばんわ。コロンです。 今回は、私が読書する時に心がけていることを紹介します( *´艸`) ズバリ、アフォリズムを書き出すことです。 アフォリズムって日本語にすると・・金言とか格言、たまに警句なんて訳されるようです。 ま、名言みたいなもんですね。なんかあるでしょ哲学者の言葉みたいな・・ あれとおん... 続きをみる
-
アフォリズム 強欲のカードローン 藤田智也
・ 2016年の自己破産の申立数が13年ぶりに増えた、というニュースに接した「」 p7l12-13 ・2006年に消費者金融などを規制する「貸金業法」が改正された。上限金利は100万円以上を貸すなら年15%、10万円以上100万円未満なら年20%までとなり、2010年に完全施工となった。 このとき、... 続きをみる
-
強欲の銀行カードローン 藤田智也
こんばんわ。コロンです。 今日はコロンがどんな本を読んでいるのか紹介します。 なんと今回は新書です。(/ω\) 期間工だって字は読めますよ。( ゚Д゚) 今回は「強欲の銀行カードローン」という、借金まみれの人は必ずと言っていいほど消費者金融と同じくらいにお世話になったことがあるカードローンの話です。... 続きをみる
-
-
知ってる「大人」がいる
テレビかネットだったか失念したが、「自分を大人だと思ったのはいつ」といったアンケートの結果が出ていた。予想できるように、その返答がずいぶんと高齢化(笑)していたと覚えている。自分だったらどう返答するか定まらぬままに遡ってみれば、かなり若い頃から成長実感もないし、大人到達感覚などあったろうか。 201... 続きをみる
-
-
結構暇です+レントゲンの話
さて、試験も学会も終わってしまったので、日々、暇です。 8時には家に帰ってこられるので、そこからやることがなくて暇です。 夕飯を作って食べて、ぼーっとして、テレビ見ておしまい。 勉強していたときのように密度の高い時間の過ごし方を忘れてしまいました。 少しずつ読書をするようにしています。今日からプーラ... 続きをみる
-
「ムノウ」への道、どうせ
どうしてこんな見間違いをしたのか。新書をまとめて数冊買おうとしたとき、背表紙を見て「ムノウリョク」と読んだ。「〇〇力」と題する本は巷にあふれているが、「無能力」いや「無脳力」まで取り上げられるか…と、そこで既に目を離してしまったに違いない、家へ帰って改めてみて、ああそうだったかと苦笑した。 2017... 続きをみる
-
-
二回目からクスリ(二階から目薬)
(UGO 2017.11.6③) 先日読了した『ことわざおじさん』(山口タオ ポプラ社)の面白さをもう少し書いてみたい。 「ことわざパロデイ」がいくつかの解釈パターンができることに気づいた。 例1 原 作「犬も歩けば棒にあたる」 parody「犬も一日中歩けば、ぼーっとする」 原作は、積極的に動いた... 続きをみる
-
獺祭部屋で読んでいる
乱読はいつもだが、改めて「らんどく」と辞書をめくると「濫読」という書き方もある。なんとなく格好いいと思いつつ、濫読の類語を見ていたら、「読み漁り」などに混じって、なんとあの「獺祭」という語が…。そうかあ。「ひろげちらかす」意味から通ずるか。正岡子規ではないが、まさに獺祭部屋になりつつある。 (UGO... 続きをみる
-
-
-
好きになる能力の結晶
一時期「教育はサービスか」といった問いが雑誌等に載ることがあり、例のごとく語義を確かめたことがあったように思う。まあ予想されるように広義、狭義のとらえ方があり、要は教育従事者としての姿勢如何ということになる。ただ、英訳としての「もてなし」「値引き」には該当させない心構えは必要だなと思った。 2017... 続きをみる
-
『なぜ日本人は学ばなくなったのか』
今日で名古屋に来てから633日目。 日本福祉大学に入学し、鶴舞中央図書館で本を借り始めたのが2016年6月13日。ようやく、200冊の本を読み終え、201冊目の本が表題の本。タイトルはインパクトがあるのですが、やはりこの著者の書いた本は軽いですね。残念ながら、15分ほどで読み終えました。私の特殊能力... 続きをみる
-
なんだこの本は、、、『マルサス』
本日手に取った書は『マルサス』(日本経済論評社)。人口増加と農業生産性の向上の関係に関する学者として有名な彼の論理を入門的に短時間で楽しむことができる書籍として期待して手に取ったのだが何のことはない、マルサス自身について論じたものだった。 200年も前の学者を論じて一体何になるのか、、、くだらん。。... 続きをみる
-
本当に好きなことは…
何かが好きであることと、それを職業にすることは、全く別問題だ。憧れる仕事があったとしても、たいてい人はその一部分しか見ていない。そんな当然のことをはっきりと理解するためには、やはり一回やってみるしかない。実際にやってみると「本当に好き」の「正体」がだんだんとわかってくるのではないか。 (UGO 20... 続きをみる
-
『まずいラーメン屋はどこへ消えた?』
鶴舞中央図書館で借りた本。 「まずいラーメン屋はどこへ消えた?」というタイトルだけで借りてしまいました。その昔、そう、私が大学生の時、それはそれは、大変「まずい定食屋」がありました。正式な名前はあったはずですが、私と友人たちは「水屋」と呼んでいました。命名フラ夫。理由は、「その定食屋で最も安心して口... 続きをみる
-
-
不便益こそ文化の本質
「不便益(ふべんえき)」という言葉を初めて見た。調べてみると「便益」は辞書に載っていて、簡単にいうと「便宜と利益」らしい。通常は「便利」ということになるか。この不便益を「楽しくいいこと」として提唱している研究室が京都大学にある。その代表である川上浩司教授と対談した評論家山田五郎のことば。 Volum... 続きをみる
-
-
苦手な苦味に教えられる
「苦手な食べ物も口にしなくちゃ」と思うのは、今さら健康のため、と考えるだけでなく、もしかしたら美味しく感じる可能性もある、というチャレンジング精神がまだ残っているから…。とかなり自惚れた解釈をして、「読書の秋」に苦手な何か「時代小説」に挑もうと決意。選んだのはアラカルトで、少し逃げ腰だ。 2017読... 続きをみる
-
選び、選ばれし者へ捧ぐ
「ミタケ・オアシン」というアメリカ・インディアンが使う言葉があるという。意味は「すべては関わり合っている」。遠く離れた現代日本社会にあっても通ずる箴言である。自分の「選択」を終え、微笑んだ人、頷いた人、首を傾げた人、ため息をついた人…振り回されずに灯りを点していくために、心に留めてほしい。 2017... 続きをみる
-
-
『しまむらとヤオコー 小さな町が生んだ2大小売チェーン』
鶴舞中央図書館で借りた本。 「しまむら」と「ヤオコー」ともに、「埼玉県比企郡小川町」が発祥の地だそうです。特に、「ふたつの会社の、最初の店舗所在地は、小川町の通りを挟んで、500mの範囲の中にあった」(P.8)そうです。 「しまむら」は全国47都道府県に出店しているのでご存知の方も多いでしょうが「ヤ... 続きをみる
-
源が語る「優秀な集団」
「私が好きになるものは割といつも早くなくなってしまう。」この一文で著者へのシンパシーがぐっと上がった。我が家で語り継がれるジンクス(笑)そのままである。あの乗り物も、あの発泡酒も、あのスポットも…楽しそう、美味しそうと手を出した事物がことごとく消え去る。そう感じている人は意外と多いのかな。 2017... 続きをみる
-
「ぼのぼの」と表現者たち
『ぼのぼの』という漫画は知らなかった。書店の「新書」コーナーに『泣きたい日のぼのぼの』という編集版があり、手にとった。動物が登場人物の四コマ漫画、シュールというか言葉のずらし方が独特というか、楽しくはないが浸りたい気分にもさせられた。巻末に作者の対談があり、そこから「キ」を拾ってみた。 Volume... 続きをみる
-
-
その程度の「新書まつり」
「新書まつり~今年も100冊読破記念」と勝手に名づけて、盛り上がって…はいないが、ジャンルの違う三冊を続けたので、ミニ感想を残しておこう。新書であれば、当然ながら一つ二つ新しい見識に触れられれば御の字だ。正直、書きつけてしまえば逆に忘れてしまうような向きもあるが、それもまたその程度のことだ。 201... 続きをみる
-
カタリ~教師の味方②
選挙は「カタられてもいい人」に入れよう。もちろん「騙ろう」として「語る」人はいないと全員の候補者を信じたい。しかしそう甘くないこともまた事実。となると「嘘をつかない・愚痴らない・見栄をはらない」という「ヤクザの条件(by浅田次郎「プリズンホテル」)が基準になるか。まさに内田教授のような人だ。 再び『... 続きをみる
-
カタリ~教師の味方①
内田樹は「カタリ」の名人だなと思う。カタリとは「語り」でありそして「騙り」である。騙りは良い意味では使われないが、氏にはダマされてもいいような気分にさせられる。誰かが「政治家にふさわしい人」と評したが、まさにそういう魅力がある。少なくとも「語り」が万全でなければ騙ることなどできない。 2017読了9... 続きをみる
-
-
あの時の「材」の重さ
たまに読みたくなるシゲマツ本。ちょっと小説を読みたい気分のときに、安心して手に取れる作家だ。中味を見ずに選んだら、いわゆる震災をモチーフにした短編集だった。ああシゲマツも書いていたか、そうだろうなあと思った。こうした類の本は、被災地・被災者との距離を確かめるうえでも時々読んでおきたい。 (七高山より... 続きをみる
-
読書(シェイクスピア集)
30年ほど前に買ったままだった1冊を、やっとまた 読み終えました。 戯曲は久し振りに読みました。有名な話が多いので なんとなく知った気になっていましたが、結構面白かったです。 また備忘録として、簡単なメモを残そうと思います。 ・ロミオとジュリエット ストーリーは知っていましたが、芝居用の戯曲なので ... 続きをみる
-
重鎮の整理棚から引き出す
2008年頃だったろうか。『思考の整理学』が東大生・京大生によく読まれるというデータが出てベストセラーを続けたのは…。今も売れているそうである。自慢ではないが(いや自慢か)私は前世紀のうちに読んでいました。その割に思考が整理されないのは、どういうわけか。「老い」かと考え、次の新書を手に取る。 201... 続きをみる
-
「ある程度」を保障する構え
今「子どもの貧困」と言った時に、衣食住に事欠くようないわゆる「絶対的貧困」を指していると考えるのは、少しピントがずれている。OECDで共有している概念は「相対的貧困」だという。衣食住に関して周りとの落ち込みがあれば「貧困」となる。つまりこれは「格差」の問題。現実に鈍感になっては困る。 Volume8... 続きをみる
-
-
嘘でも本当でも生きている
大学のサークルの先輩Tさんは「前世が見える」と宣言していた。ある時「お前の前世は、女だ」と唐突に言われた。さらにこう続けた。「平安時代にあるお屋敷に住んでいた」。えっええ、そんな気配は全くないのに…と眉唾で聞いていたら「その前は…」と口を開く。えっ前世の前世…「猫だ」。なにぃ猫苦手です。 2017読... 続きをみる
-
<セレッソ・アイデンティティ>を読んで!
図書館で こんな本を見つけて 借りてきました。サッカーJ1リーグで 残り6試合を残して 現在のところ4位のセレッソ大阪が どのようにして 成長してきたか?どうしてこれほどまでの 世界に羽ばたくような素晴らしい選手を 輩出できるのだろうか?そして なぜ タイトルが 取れないのか?など ほんの少しわかる... 続きをみる
-
おとなは、引き寄せる
中学生の頃からラジオの深夜放送にハマっていた友人Yから、何度「レモンちゃん」の話を聞かされたことか。当時夜10時になれば瞼を閉じる生活をしていた自分に、そのレモンちゃんがいわゆるフェミニズムの旗手と登場したのは、ずいぶんと時間が経ってからだ。作家活動は知っていたが、小説は読んではいない。 2017読... 続きをみる
-
-
-
-
乱読の果て、かの国問題
本当に節操のないラインナップだ。とは思いつつ、それなりに皆面白くなかなかいいチョイスだと一人悦に入っている。読書の愉しみは人それぞれだろうが、「物語の筋に入り込んだような気分になる」「新しい知識や発想を得る」「言葉の力や輝きを感じる」などは当てはまるに違いない。そんな三冊だったなと思う。 2017読... 続きをみる
-
コミュニケーションとは持ち合うこと
コミュニケーションという言葉を、教育の仕事上の文章に使うことを少しためらってきた。それは、あまりに「ビックワード」であり、個々の受けとめ方に差があったり、またもし問われた時明確に説明できるかと迷いがあったりしたからだと思う。先週届いたある冊子の記事を読み、少し目が開かれた思いがした。 (兼六園) V... 続きをみる
-
灰谷健次郎<太陽の子>を読んで!
私の秋の読書の時間が やってきました!といっても いつも 何か 読んでいますので 特別な時間ということでは ありませんが。この時期に 今まで 縁がなかって 読まなかった名著を 読んでみようと 思っています! 先月 初めて沖縄に行ったことを 思い出して 灰谷健次郎さんの<太陽の子>という 沖縄の光と影... 続きをみる
-
生き抜くルールづくりの本
今さらビジネス書でもないだろうが、佐藤可士和はずっと注目していた。印象深いベストセラー『佐藤可士和の超整理術』(日経ビジネス人文庫)についても、このブログで三度も取り上げているから、密かなシンパシーを持っている。 ◆わかっている人は、こう表現する ◆整理を整理する、その1 ◆整理を整理する、その2 ... 続きをみる
-
本が魅力的であるには
『ちくま』9月号を読んだ。PR誌という側面もあるので当然だけれど、今回は特に「本」そのものにまつわる様々な記述が目立ったように思う。 三つピックアップしてみたら…。 (金沢21世紀美術館) Volume73 「古本には、その本が通り過ぎてきた歳月、そして、かつてその本を読んだ人の思いや感情、さらには... 続きをみる
-
ザックの中のリンゴが赤い
先日新幹線で読んだ車内誌の文章が今も心に残る。沢木耕太郎の連載している巻頭エッセイ、今回は「旅のリンゴ」と題されて、十六歳時の旅行の思い出と今年六月に同じ所を訪れたことを絡ませた内容だった。五十数年前に夜行列車で秋田駅に降り立ち、男鹿半島の寒風山を目指したときのエピソードが沁みてくる。 (akita... 続きをみる
-
-
#
読書レビュー
-
Read books/「謎の香りはパン屋から2」を読みました
-
『現代思想入門』要約・書評
-
『未来をつくるグロースマーケティング』要約・書評
-
週刊 読書案内「常世の舟を漕ぎて」(語り・緒方正人・辻信一編・ゆっくり小文庫・SOKEIパブリッシング)
-
週刊 読書案内 「パパラギ」(岡崎照男訳・立風書房)
-
トラックの運転席で読んだ『北欧時間』。セミリタイア生活と北欧の価値観が、思いのほか重なっていた。
-
[WordPress]セキュリティ本レビュー
-
【火の鳥 3鳳凰編】要約・書評
-
『推しエコノミー』要約・書評
-
『副業の教科書』要約・書評
-
三島由紀夫『葉隠入門』完全ガイド|「死ぬことと見つけたり」の真意と、現代を熱狂的に生き抜くための処世術
-
読書メーター4月のまとめ(2026)と悲しきGW
-
【人生このままでいいの】要約・書評
-
凪良ゆう「わたしの美しい庭」
-
チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン」
-
