読書感想文のムラゴンブログ

  • 「みんな彗星を見ていたー私的キリシタン探訪記」星野博美

    John DOWLAND - Galliards - Paul O'DETTE.avi ふう。1週間かかってやっと読めた。時には読書に集中できないほどの心理的事件がありましたが(学会もありましたね)、面白くて毎日1時間くらいは読んでいたかな。 とても重い本でした。いや文庫本にしては厚みがあるので実際重いのですが。 エッセイです。私、こんなに長いエッセイ読んだことがありませんでした。テーマは

  • 「面白いほどよくわかるギリシャ哲学」

    同シリーズの「ギリシャ神話」に引き続いて読んでみました。 哲学…私が一番苦手とするものです。数学や幾何学は得意ですが、論理学になるとからっきしで、「つまり何が言いたいねん!」ということになってしまいます。 そんな哲学音痴が読める本だといいなと思って、アマゾンで「面白いほどよくわかる」のシリーズを購入しました。 結果として、面白かったです。先に神話を読んでいたので、当時のギリシャ文明の人たちの考え方

  • 「面白いほどよくわかるギリシャ神話」「二十世紀鉄仮面」小栗虫太郎

    不眠の日々が続きましたので、読書も続きました。 先に読み終わったのが「ギリシャ神話」です。ダイジェストだったので、詳しくは載っていないのですが、ゼウス以前の神様のことが載っていたり、人間と神の子供で神様になったものがたくさんいたり、古代ギリシャっていうのは非常にファンタスティックだったんだなあと思いました。 オルフェウス教団の成立やら、神様の3人娘が多い事(これはメソポタミアの影響)やらも面白かっ

  • 「近代科学の源流」伊東俊太郎

    主に紀元後から14世紀くらいまでのヨーロッパ・アラブ社会の科学についてよく研究された本でした。書かれたのは1978年だからとても古いですが、歴史観が変わっていなければ、これで十分中世のキリスト教世界の科学の説明はできていると思います。当時、今もそうかもしれませんが、ギリシャに端を発する学問がこれだけ追跡された本はないのではないかと思います。 神秘主義→魔女狩りが中世後期近世に起こった→(あれやこれ

  • 「ヘンリー四世」シェイクスピア

    おはようございます。 更新は朝ですが記事を書いたのは26日の夜です。 なぜこの本を手にしたかというと、「悪霊」でニコライがヘンリー四世の王子ハリーに例えられていたからでした。これも「悪霊」を読み解くうえでキーになるかなと思ったんですけれど、うーん。ドストエフスキーが言うほどでもなかったですね。ハリー王子は下々のものと付き合いがあって王子としてはちょっとヤンキーだったけれど、そうしたヤンキー王子とし

  • 「謎解き「悪霊」」亀山郁夫

    更新は朝ですが読み終わったのは20日夜です。 江川訳・ドストエフスキー「悪霊」を読んでから、この本をさらなる理解のためにと思って購入したのですが。 いやいやいや。大混乱に巻き込まれてしまった。 こんなディテールにこだわって、本質的なところを見逃しているんじゃないか?ものっそどうでもいい一文を拾い上げて、何の象徴とか言っている場合じゃないぞ??普通たいていの人は「悪霊」を一読しただけではこのテーマが

  • 【本 決定版!】おすすめ本ブログ記事一覧 読んだ本の書評たくさん有♪♪

    読書する前にぜひ僕・村内伸弘が心込めて書き上げた書評(読書ブログ集)をご覧ください。そして本を読んでみてください。 本の読み方 - 吉田松陰「留魂録」 全訳注 古川薫 本はすばらしい! 本はうつくしい!! ▼読んだ本 禅の根本教典 六祖慧能の「六祖壇経」 生死事大、無常迅速。見性成仏。 名文!美文!感動的な発刊の言葉!「タチバナ教養文庫」発刊にあたって 即位の礼全記録 平成時代の幕開け & 天皇陛

  • 「悪霊」ドストエフスキー

    これを読むのは3回目です。最初は何がなんやらわからなかったです。そのあと、「罪と罰」を読んで、ロシアの歴史をちょっと勉強して、2回目に読んだときは、「ひょっとして新しい時代への批判なのか?」と思ってしまいました。そして今回3回目です。 この物語は、多くの「二重」あるいは「対立」が隠されていると、2回目に思ったときに気が付きました。今回はそれをはっきり認識できました。 大きな二重性は、「伝統的ロシア

  • 「ロシアを動かした秘密結社ーフリーメーソンと革命家の系譜」

    タイトル負けしてる本でしたね。 ロシアには、フリーメーソンの波が3回来ています。1700年代後半の帝政ロシア、ロシア革命期、それからペレストロイカ後です。 帝政ロシアにおいては、フリーメーソンはロシアのヨーロッパ化に貢献しました。そもそもがフリーメーソンは当時は結構な上流階級の人間の所属する組織になっていたので、西洋化を進めようとするロシア知識人=有産階級の人間が、秘密裏にフリーメーソンに入会した

  • コミックビーム編・河合克夫・某H大先生の漫画集

    ご尊名を出すのがはばかられるほど私が心酔している、稀代の天才と信じて疑わない某作家H大先生の珠玉の短編が漫画化されて、それが単行本になって出版されていました。昨日アマゾンで発見してぽちり、今日届き、同窓会から帰ってきて読んだところです。 先日も描きました通り私は第二次大戦前くらいの時代の大衆小説が大好きで、このH大先生もその時代の名手でした。日本で最初に世界的に短編が認められた偉大な作家でもありま

  • 「紅殻駱駝の秘密」小栗虫太郎

    昭和初期大衆文学ファンの私にとって、小栗虫太郎の、今まで知らない作品を本屋で見かけて、狂喜乱舞、無条件で購入~そして読破~!! まずタイトルがいいですよね。紅鯨団じゃないけれど、紅殻?駱駝?なんですかこの色彩感覚のはっきりした秘密なタイトルは!! これの秘密は読み進めていくとどんどんわかってくるのですが、色々とびっくりです。この作家の、初期の作品だというのに、なんという博識。洋学、和学、当時の心理

  • 「魔女狩りー西欧の三つの近代化」黒川正剛

    なんでいきなり魔女狩りなのかというと。 神秘主義に関するある本を読んでいた時に、「魔女狩りは中世真っ只中ではなく近代黎明期に発生したことは特筆すべきことである」ということが書かれていて、理性や合理化や科学の黎明期に、迷信的な魔女狩りがかかっていることに興味がわいてしまって、読む予定の本をすっ飛ばして、魔女狩りに関する本を求めてみました。 副題が「西欧の三つの近代化」となっていて、近代化について書か

  • 吉本ばなな「キッチン」の違和感

    何を思ったか、次女が「吉本ばななの本読んでみたい」というので、 「キッチン」だけ持ってるよ。と言ってたんですが、 先日のじじばばゆの蔵ツアーで持って行くのを忘れたわたしです。 本棚の奥から引っ張り出してきましたが、少し茶色く色あせてました。 せっかくなので、ちょっくらもう一度読んでみるかということで、手に取ってみたらば、あっさりと2時間かかからず読んでしまいました。 こんなに短かったっけ? 脳みそ

  • 読書感想文の本決め

    読書感想文の本決め&本読みが今日やる宿題なので本を決めたよ 雨ふる本屋と雨もりの森 (単行本図書) 童心社 本 多分、中学生向けじゃないけどこのシリーズ何回も読んだことがあって何回読んでも面白いと思えるからこの本にしたよー

  • 7SEEDSのなっちゃんに思う

    今日、魚を煮付けながら田村由美さんの「7SEEDS」を読み返していました。 田村由美さんの作品は、BASARAも大好きだった。 7SEEDSも続きを楽しみにして追っていた作品で、完結したんですけど。 凄く良かったー。最終巻を買った後、特装版があることを知って、結局最終巻2冊買ってしまったくらい素晴らしかったー。 思う事、考えさせられること、気付かされること、山の如く。 本来、人の思考回路や、出来事

  • 【マンガ読書感想文】ポプテピピック 山本アットホーム

     そういえば このコーナーであんまりギャグを取り上げていないな・・・ということに気付きました。 いや・・・だからってわけじゃないですけど 今回はギャグを2本ほど。 どちらもいわゆるジャケ買いと言うやつで勢いに任せて買いました。 【ポプテピピック】・・・まず目が行くのはデェフォルメされた二人のJK(?)が 中指立てている表紙に目が行きます。 ありえないでしょう完全に喧嘩を売っています。読者(購買者)

  • 監視地獄を乗り切るアイテム

    毎日 子どもが家にいる日常。 朝ゆっくりなのは助かるが、塾へ行っても昼には帰って来る。 昼からは、監視タイム。 家事をしながら 常に声かけ。 うちは、勉強もゲームもテレビも全部リビング限定。 「宿題は?」 「読書感想文の本読んだ?」 「作文は?」 「今年はお母さん 絶対作文手伝わないからね!」 ちょっとでも、子どもだちがぐだ〜としていたら、喝を入れる。 DSやiPadをし始めたら、タイマーをセット

  • 【マンガ読書感想文】ちーちゃんはちょっと足りない

     新企画の買い物に関する記事今になってやるべきか迷っています。 何故か?なぜなら自分の趣味をさらけ出すのは勇気がいるから。まぁ・・・自意識過剰ですよね有名人でも何でもないのだから、私がパッとしないのはきっとこういうとこにあると思うし。ただ本来のマンガ制作から遠のく可能性があるのでそういう意味でやめるかも・・・(どないやねん)イラストとか描いてってスランプは克服していこうと思います!  何気に手に取

  • 【マンガ読書感想文】ジャンプ黄金期1

     最近ジャンプ読まなくなったなぁ・・・。歳を重ねるにつれ 食べ物や服装などの 好みが変わっていくように ひょっとしたらマンガの好みも変わってきたのかも それは精神的に成長してきていることを素直に喜ぶべきなのか? しかしそれは同時に何とも言えない切ない気持ちにさせられたりもした。 昔はよかった。昔に帰りたい。いや・・・昔は昔で大変で生きにくくって、早く大人に なりたいと思っていたけど、私が学生時代、

  • 【マンガ読書感想文】翔んで埼玉

     「このマンガがすごい!」ならぬ「このマンガがヒドい!」に選ばれた、この作品は タイトルに反して埼玉県を徹底的にディスった、何とも失礼な作品だ。  何故か?理由は単純である。私もまた地方出身だからである。 関西某所に住んでいる私にはわかる、私の住んでいる場所は、埼玉と同じポジションだからだ。 これを描いている 魔夜峰央自身新潟出身だから(東京出身ならとにかく)あんまり人のこと言えないと思うんだけど

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