DVDで映画「日本の夜と霧」(監督・大島渚・1960年)を57年ぶりに観た。当時、私は学生だったので「大変興味深く」「共感をもって」鑑賞したことだけは記憶にあるが、登場人物の誰に共感したかは定かではない。かすかに最後の場面で、党員の学生がステロタイプ化した弁舌を機械音のように「流している」うちに「終... 続きをみる
2013年のムラゴンブログ
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日本の「自衛隊」は、戦争をしない。なぜなら、「日本国憲法」に、以下のように規定されているからである。〈第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するた... 続きをみる
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インターネットのYahooニュースに「米海軍特殊部隊『最強の狙撃手』、テキサス州で射殺される」(ロイター 2月4日(月)8時49分配信)という見出しの記事が載っている。その内容は以下の通りであった。〈2月3日、テキサス州公安局によると、米海軍特殊部隊の元隊員で、「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」の著... 続きをみる
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東京新聞朝刊「発言」欄(5面)の下段に以下の投稿記事が載っている。〈「靖国参拝は戦争の美化 無職・阿伽陀しげみ(90)毎年、靖国神社の例大祭では、閣僚に加えて政治家の集団参拝が物議を醸している。彼らは「国のために命を捧げた英霊に尊崇の念を払うのは当然」と口をそろえる。だが、勝ち目のない戦争で、一度乗... 続きをみる
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◎要約 《訳者あとがき》(お茶の水女子大学家政学部児童学科 言語障害研究室 田口恒夫) ・これは「自閉症」の本としては、きわめて異色のものである。まず、著者が変わっている。著者は児童精神科医でも心理学者でもない。もちろん治療士でも教師でも自閉症児の親でもない。40年以上にわたってカモメやらイトヨやら... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・37・《追記》【プレコップ博士の中間報告】
◎要約 《追記》 【プレコップ博士の中間報告】 ・ドイツのプレコップ博士は、(ニコ・ティンバーゲン博士の情報を得て)1981年からウェルチ博士の「強制抱きしめ療法」を37組の親に始めてみた。対象児37例のうち8例は、子どもの力が強すぎる、母親の体調が十分ではない、母親の時間がとれない、両親にとってこ... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・36・《付録2 地域社会における自閉症児の治療》(ミッシェル・ザッペラ)
◎要約 《付録2 地域社会における自閉症児の治療》(ミッシェル・ザッペラ) 【「非専門家」にも自閉症児と対話できている人がいる】 ・この報告は自閉症の子どもと、日常生活をともにする人々との「相互交渉」を促進する治療の8年間の経験の要約である。 ・この仕事は、(特殊学級や施設が閉鎖になり)子どもたちが... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・35・《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ)・2
◎要約 《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ) 【治療の方法】 《母と子の絆をつくることがすべての基本》 ・治療の課題は、自閉症の子どもとその母親との間に強い絆を確立することにある。 ・治療をうまく成功させるには、治療者が母と子の間に立ち入らないことである。しかし... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・34・《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ)
◎要約 《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ) 前章で、著者・ティンバーゲン夫妻による著述は終了し、以下は「付録」である。その1は、本書の「核心」ともいえる「母子抱きしめ療法」がウェルチ博士自身の手によって綴られた論文である。以下はその要点である。 【はじめに】 ... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・33・《第10章 事例》(12)
◎要約 【出版されている六つの論文】 《6.パーク「包囲・・自閉症児との接触のための闘い」》(エリー) ・この本は、自閉症児を救おうとした家族の苦闘の物語であり、両親の熱心な努力、適切な措置、率直に報告されている過ちなどからみて、きわめて重要な問題を提起している。 ・この本は、これまで紹介してきた他... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・32・《第10章 事例》(11)
◎要約 【出版されている六つの論文】 《5.アクスライン「開かれた小さな扉」》(ディブス) ・この本は、遊戯療法の先駆者(の一人)である臨床心理学者によって書かれた小さな宝石ともいうべきものである。 ・ディブスは科学者夫婦の第一子で、下に妹がいた。 ・夫婦は、自分たちに子どもができることを知った時、... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・31・《第10章 事例》(10)
◎要約 【出版されている六つの論文】 《④.コープランド&ホッジス「愛の軌跡」》(アン) ・アンは第二子で、兄が1歳4か月の時に生まれた。出産は正常だったが、「一時的仮死状態」になった。(事故?) ・アンは初めから極端におとなしい赤ちゃんで「そこにいることを忘れてしまいがち」だった。 ・発達が正常で... 続きをみる
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◎要約 【出版されている六つの論文】 《ベック「アホウドリの悪魔払い」》 ・ステファンは兄が4歳の時に生まれた。母親は出産時の激しい出血で衰弱していたので、ステファンと一緒にいることがめったになかった。ステファンはおとなしい赤ちゃんだった。 ・9か月の頃、母親はステファンが「ひきこもって疎遠な感じ」... 続きをみる
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◎要約 【出版されている六つの論文】 《2.ヴェクスラー「サンディの物語」》 ・サンディは2歳前になって歩きはじめたが、歩き方はぎこちなかった。 ・2歳過ぎに妹が生まれると、歩行を止めてしまい、いくつかの面で退行を示した。(単語や音声を出さなくなる。人前で元気がなくなり完全にひきこもる。長い間、から... 続きをみる
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◎要約 【出版されている六つの論文】 《1.カウフマン「愛することは共に幸せになること》(長男ローンの物語) ・ローンは長男(7歳と3歳の姉がいた)で出産は正常だったが、最初は「鉛色」だった。・ほとんどたえまなく泣いて、働きかけにも反応を示さなかった。 ・4週目に中耳感染症にかかり、集中管理棟に入院... 続きをみる
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◎要約 《ジュディ》(両親から提供された情報) ・ジュディは1970年1月9日、予定日より5週間はやく出生、体重2000グラム。母親は,高血圧、妊娠中毒症のため1月4日から入院。絶対安静を指示された。「赤ちゃんは望みなし、母体は五分五分の危険がある」と医者は考えていた。ジュディは保育器に入れられたが... 続きをみる
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◎要約 《ジョージ》(1979年に両親から提供された情報) ・両親は教員、ジョージは第四子。 ・ジョージの出産は正常、「何も別に変わったことはなかった」。 ・「たいへん楽な子だった」「父親にはほとんど気にとまることがなかった」 ・ほぼ2歳の頃、「ややひきこもりがち」「他人との接触を避ける傾向がある」... 続きをみる
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◎要約 《フェイ》(両親から提供された情報) ・フェイは1975年11月11日に生まれた。(両親はその1年前、4歳の男児・アドリアンを養子にもらっていた) ・出生時体重3000グラム、陣痛促進、鉗子分娩。 ・母乳をスムーズに飲めず、1日目は何も飲んでいなかった。(誰も気づかなかった) ・4日後、たえ... 続きをみる
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◎要約 《スーザン》(19歳の時に母親から提供された情報) ・第二子で、ごく早期からはっきりした自閉的傾向を現していた。(人に反応しない、世話をいやがる、泣いてばかり、眠らない、触られること・抱きしめることをきらう、母乳を受けつけない) ・出産直後から発育がよくなかった。脱水状態を起こしたりした。小... 続きをみる
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◎要約 【六人の自己流治療例】 《オルガ》(1946年5月生まれ・第2子・姉はヘレン) ・妊娠中は正常であったが、陣痛促進処置をした。体重3500グラム。出産後、翌日になるまで子どもは母親に渡されず、母乳を与えることができなかった。出産後3日目に、オルガは疱瘡にかかり、母子一緒に隔離病棟に移され1週... 続きをみる
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《第10章 事例》 ◎要約 【はじめに】 ・この章では、当面どうしたらよいのか、どのようなやり方が最善かについて、詳細に示そうと思う。どのような状況や因子が子どもを自閉症にするか、それがケースによってどのように違うか、どうすればその障害を回復させることができるか、について具体的に述べる。 ・第一部は... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・21・《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》
《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【遊び心の重要性】 《過度にまじめな環境はむしろ病的である》 ・学校でも家庭でも、まじめすぎる緊張の高い雰囲気は避ける必要がある。 ・現代の社会全体が能率主義と競争主義の方向へ動いており、その中で人々に共通している意識は「まじめさ」であり、... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・20・《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》
《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【治療教育者からの助け】 《動物》 ・動物も人づきあいを育てる架け橋になる。:絆ができたために、執着してしまって人を排除するようにならなければ、ペットは治療教育者としての可能性をもつ。親、特に母親が、自閉症児よりもその動物の方に多くの愛情を... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・19・《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》
《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【その他の配慮】 《安全な隠れ場所の重要性》 ・自閉症児の場合も、回復するにつれて「安全の傘」は、徐々に「代理人」で代わりうるし、必要な回数も減少していく。(大事なことは子どもが安全だと感じていることである) ・ひき続き進歩していくと、子ど... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・18・《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》
《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【情緒的絆の回復】 《抱きしめる行為ではなく「心」が重要》 ・自閉症の子どもの母親にできる最良のことは、「抱きしめ」(ウェルチ療法)により、自分と子どもの間の絆を確立ないし再確立するための自分なりの方法を打ち立てることである。これは子どもが... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・17・《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》
《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 ・われわれは、自閉症の「すべてを知っている」わけではない。以下に述べることは、暫定的な「試案」であり、将来大いに改善される余地がある。 ・この指導法は、害よりは益のほうが多いと感じるし、両親が「完全な諦めの態度」に陥ることは防げるだろう。 ... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・16・《第8章 全体にわたる結論》
《第8章 全体にわたる結論》 ◎要約 ・最も重要な要因は心理学的要因である。:自閉的状態とは、不安に支配された情緒不均衡であり、それが対人的なひきこもりにつながり、それに続いて(母子の絆がうまく確立していない時にしか現れない)対人的な相互作用・探索行動を通じての学習ができなくなることである。 ・自閉... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・15・《第7章 方法論について》
《第7章 方法論について》 《感想》 ここでは、これまでの論述をふりかえり、自閉症に関する「研究方法」に対して「一般的な注釈」を加えている。その内容は、従来の「児童精神医学」における研究方法の「不完全さ」「誤り」を(暗に)批判し、その中に「比較行動学」の方法を取り入れるように提唱する、というものであ... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・14・《第6章 自閉症はどこまでよくなるか》
◎要約 《その他の「治療法」》 ⑵シュリープマンとケーゲルの行動変容療法:従来ふうの言語治療で「技術を教える」という面が多いが、それらすべてのことが温かい、愛情深い、心のつながりの中で行われている。①その治療がうまくいくのは「情緒的レベルの治療」(子どもにとって安泰な環境を作り出すこと)に最重点が置... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・13・《第6章 自閉症はどこまでよくなるか》
《第6章 自閉症はどこまでよくなるか》 ◎要約 【いろいろな見解】 ・「予後が暗い」というのは一つの見方にすぎない。1970年にオゴーマンが「過去におけるわれわれの努力はおおかた経験的なもの(こじつけか、当てずっぽう)であり、大体において無効であった」と言っていることは、今日も少しも変わっていない。... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・12・《第5章 何が子どもを自閉症にするのか》
《第5章 何が子どもを自閉症にするのか》 ◎要約 【「結果的」自閉症】 《聾・風疹などの結果としての自閉症》 ・一次的な欠陥の二次的な結果として、自閉的になっていく子どもも数多くいる。 ・デ・ソート症候群というまれな病気によって、自閉症になる場合もある。 ・「自閉的でありそのうえにてんかん」であると... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・11・《【自閉症を発生させる要因のリスト】》
◎要約 【自閉症を発生させる要因のリスト】 *このリストは(一部)は、確固たる証拠に基づいたものというよりもむしろ暫定的なものであり、直観に基づいたものである。 《出生前の影響》 ・妊娠中の母親の風疹(風疹が原因で聾になり、聾が原因で自閉症になるということがあるかもしれない。器質的なものと心因的なも... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・10・《第5章 何が子どもを自閉症にするのか》
《第5章 何が子どもを自閉症にするのか》 ◎要約 【はじめに】 ・自閉症の病因、発生をどう理解したらよいかという問題について、①最初に自閉的逸脱ないし脱線を起こさせるものは何なのか、②不可避と思われているその後の荒廃を起こすものは何か、という二面に絞って論じたい。 【発症と進展】 ・おかしいと思った... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・9・《第4章 自閉的状態の分析⑵・・・子どもの行動》
《第4章 自閉的状態の分析⑵・・・子どもの行動》 【感想】 《葛藤仮説の実験的検証》 この節では、著者夫妻(の研究グループ)が行った実験で、「葛藤仮説」が検証されている。その第一ステップは「自然の実験」(非意図的実験)である。子どもを自然の状態においたまま、観察する。そうすると、どのような外界の出来... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・8・《第4章 自閉的状態の分析⑵・・・子どもの行動》
《第4章 自閉的状態の分析⑵・・・子どもの行動》 ◎要約 ・仮説によると〈自閉症の子どもは、二つの動因、一方では特定の対人的物理的状況からひきこもろうとする(その状況へ近づくまいとする)傾向をもち、もう一方では、その同じ状況に対して、対人的接触をするため(もっと近づいて探索的に調べるため)に、接近し... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・7・《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》
《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》 ◎要約 《葛藤行動のカテゴリー》 ①抑制された志向動作:ひき起こされる行動全体のうちの冒頭の、始まりの部分。(例・カモメの「直立姿勢」、人間が(敵対者に対して)「拳を握りしめる」姿勢、「振り子運動」、テリトリーをもつ魚類のオスは、胸ビレは後進、尾は前... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・6・《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》
《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》 ◎要約 【動物と人における葛藤行動】 ・動物における動因の葛藤の研究は、「ディスプレイ」と呼ばれる行動や「情動の表出」、それに関連した行動の解釈を始めたときからスタートした。 ・動物行動学者達が「ディスプレイ」(「見せびらかし」)と呼ぶ行動は、たいて... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・5・《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》
《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》 【感想】 《人あるいは場面との出会い》 ここからは、(いよいよ)①一見混沌としている自閉症の「奇妙な」行動の中にどんな規則性を見いだせるか、②「自閉的である」とは正確にいってどういうことなのか、についての「仮説」が述べられる。まず、ダーウィンが「情動... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・4・《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》
《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》 【感想】 《方法論について》 ここでは、ティンバーゲン夫妻の「研究方法」、具体的には「自閉的状態の分析」方法について述べられている。その方法は、まず「チャイルドウォッチング」から始まった。以下はその要点である。 ・まず第一歩としては、強力な、長時間の... 続きをみる
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「自閉症 治癒への道」解読・3・《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》
《第3章 自閉的状態の分析・・・その方法と概念》 【感想】 《はじめに》 ここでは、1985年当時の「自閉症研究者」が自閉的状態の本質について、どのように考えているか、著者(ティンバーゲン夫妻)は、その考えをどのように評価(批判)しているか、について述べられている。以下は、その要約である。 ・リトボ... 続きをみる
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《第2章 序章》 【感想】 ここでは、まず「『自閉症児』とはどんな子どもたちか」について述べられている。その要点は以下の通りである。①正常な対人関係を結ぶことがまったくあるいはほとんどできないこと、②慣れない世界に踏み出すことをしたがらないこと、③ことばが発達しないこと、あるいはことばの退行。④限ら... 続きをみる
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《第1章 まえがき》 【感想】 冒頭は「『自閉症は治らない』という結論は誤りだ」という見出しで書き始められている。その結論は①1970年代初頭、BBCテレビ番組(英国自閉症児協会代表者の意見)、②1978年秋、オックスフォードの講演(サマーコート校長・Sybil Elgarの言葉)、③1977年「早... 続きをみる
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「自閉症・治癒への道 文明社会への動物行動学的アプローチ」(ニコ・ティンバーゲン、エリザベス・A・ティンバーゲン著 田口恒夫訳・新書館・1987年)
「自閉症・治癒への道 文明社会への動物行動学的アプローチ」(ニコ・ティンバーゲン、エリザベス・A・ティンバーゲン著 田口恒夫訳・新書館・1987年)という本を読み始める。通販サイト・アマゾンの「商品説明」では以下のように述べられている。〈本書は「自閉症」の本としては、きわめて異色のものである。著者夫... 続きをみる
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午後3時過ぎから、浅草木馬亭で、天津ひずるの浪曲を聴く。本日の演目はナ、ナ、ナント「お吉物語」であった。いつもなら、「○○原作、○○○○、サーッ」と言いながら語り始めるところだが、「お吉物語、実話にもとづいて語ります」とのこと、私の期待は高まった。それというのも、前回(1月)の口演「母の罪」視聴後、... 続きをみる
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昨晩、ハンドルネーム・Andorra氏(以下A氏という)から、私の拙いブログ記事「脱テレビ宣言・大衆演劇への誘い」にコメントがついた。その内容は以下の通りである。〈大衆演劇見るなら 高いお金出してでも歌舞伎や文楽、宝塚、商業演劇等が観たいなあ。 あんな人間のクズで形成された紙芝居以下に1円も払うのは... 続きをみる
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【劇団正道】(座長・司大樹)〈平成25年10月公演・内藤スパランド〉 座長・司大樹は弱冠18歳、父・司伸次郎、母・舞小雪(44歳)、長姉(副座長)・司春香(24歳)、次姉・司春奈(22歳)、弟・司正樹(7歳)といったファミリーに加えて、従兄弟の大沢裕二(22歳)、司裕二郎、梅千恭兵、大沢あきのといっ... 続きをみる
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【花柳劇団】(座長・花柳願竜)〈平成25年5月公演・メヌマラドン温泉ホテル〉 この劇団の面々は、座長・花柳願竜(大阪府八尾市出身)、太夫元・花柳武雄(大阪府八尾市出身)、副座長・花柳隆(長崎県出身)、秋山拓磨(静岡県富士市出身)、柳洋子(長野県出身)、花柳さつき(静岡県藤枝市出身)、花柳麻里奈(静岡... 続きをみる
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【劇団戸田】(座長・戸田ゆかり)〈平成25年5月公演・長瀞グリーンホテル〉 劇場の「お知らせ」によれば、「お芝居11時30分~12時30分 舞踊ショー13時~14時 お芝居・今月の芸題:A故郷の仇夢、B恋ざんげ、C花街の母、D愛染畜生花、Dなみだ橋、Eお島子守唄」といった内容で、その6演目を1ヶ月間... 続きをみる
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【劇団悠】(座長・松井悠)〈平成25年1月公演・横浜三吉演芸場〉 表看板には、座長・松井悠の他に、高橋茂紀、藤田心、きぶし、北斗、田中勇馬、下町夢之丞、萩原なおと、高野花子、緋桜忍、成田美ゆり、北城竜、といった名札がかかっていた。座長の松井悠は「和悠斗改め」、ということだが、あのNHK大河ドラマ「風... 続きをみる
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【劇団芸昇】(座長・みやま昇吾)〈平成25年1月公演・千代田ラドン温泉センター〉 この劇団のポスターには、座員全員の顔写真と芸名が載っている。座長・みやま昇吾、花形・みやま太一、花形・みやま昇太、頭取・みやま春風、みやま陽一、みやま英雄、みやま大吾、女優・昇京華、昇こずえ、昇さつき、昇いちごの面々で... 続きをみる
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【小林劇団】(座長・小林真)〈平成25年10月公演・湯ぱらだいす佐倉〉 私がこの劇団の舞台を、前回見聞したのは平成23年1月、今から1年8か月前であった。その時の感想は以下の通りである。〈私がこの劇団を初めて見聞したのは、3年ほど前であったろうか、今は閉鎖されている浅草大勝館の舞台であった。父(太夫... 続きをみる
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菅原都々子は、昭和2年(1927年)8月15日生まれ、今日で86歳を迎えた。 平成18年(2006年)に現役を引退したが、未だに、矍鑠として、老人福祉施設などでのボランティア活動を続けている。往年の歌声は望めぬとはいえ、傘寿をとうに過ぎたのに衰えを知らぬ「歌手魂」に、私は心底から脱帽する。 さて、彼... 続きをみる
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JR中央本線茅野駅からバスで約50分、奥蓼科温泉郷「渋・辰野館」に投宿する。その昔(昭和30年代)、バスの終点にある「渋・御殿湯」に中学校の林間学校で訪れたことを思い出した。当時の山道は泥と砂利の凸凹状態、そこをボンネットバスが喘ぐように登っていく。夕食の米飯は「陸稲」、朝の洗面は裏の沢水で、黒百合... 続きをみる
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JR中央本線韮崎駅からバスで約1時間、増富温泉「津金楼」に投宿する。ホームページでは、「津金楼の歴史」について以下のように説明されている。〈創業明治18年、現在は4代目が活躍中です。《百有余年の歴史と、長く親しまれる温かな「おもてなし」》 当館は、明治18年(1875)に初代津金胤林(たねしげ)によ... 続きをみる
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東京新聞朝刊(6面)に、「安倍カラー鮮明に 自衛隊の役割拡大の可能性 防衛費11年ぶり増へ」という見出しの記事が載っている。その内容(の一部)は、以下の通りであった。〈防衛省は2013年度予算の概算要求で、12年度より約千二百億円、2.6%増の四兆七千七百億円を計上した。認められば、防衛予算は11年... 続きをみる
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インターネットのYAHOOニュースに「ヘンリー王子がアフガン任務終了、「タリバン戦闘員を殺した」AFP=時事 1月22日(火)9時58分配信」というタイトルの記事が載っている。その内容は、以下の通りであった。〈【AFP=時事】攻撃ヘリコプターの乗員としてアフガニスタンに派遣されていた英国のヘンリー王... 続きをみる
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テレビの「国会中継」(参院予算委員会)を観ていたら、以下のような「やりとり」があった。質問者御本人のホームページから、その内容を引用すると、〈予算委員会の質疑は何度立っても、緊張します。慣れません。NHK中継付であろうと、なかろうと独特の雰囲気があるのが予算委員会室です。今日は、太田国土交通大臣にも... 続きをみる
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「今、赤ちゃんが危ない」(田口恒夫・近代文芸社・2002年)という《警告》
今、私の手元に一冊の本がある。タイトルは「今、赤ちゃんが危ない 母子密着育児の崩壊」(田口恒夫・近代文芸社・2002年)。新書版180ページの小冊子で、定価は953円だが、現在、この本は絶版、書店では入手できない。インターネットの通販(アマゾン)では、中古品12000円という値がついている。1200... 続きをみる
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生後1年ほどになると、乳児は「マンマ」「ブーブ」などと片言を話すようになるが、同時に(人差し指1本で)「指を差す」行動が現れる。この行動は、「人間」特有の行動であり、他の動物には見られない。そしてまた、その行動は、「指差し確認」とか「人から後指を差されないように」とか「指示する」とか、言われるように... 続きをみる
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脱テレビ宣言・検証・掘り出し番組《ドラマ「相棒」(テレビ朝日)》
テレビドラマ「相棒」(テレビ朝日)の面白さは、登場人物相互の「呼吸」にある、といっても過言ではないだろう。その「呼吸」とは、まさに《阿吽》にあらず、《あわん》(合わない)の呼吸なのである。代表は、杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)、一方は、細かいことが気になる「冷徹な頭脳派」、他方はアバウトな体... 続きをみる
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私は、中学校で3年間、高校で3年間、大学で4年間、合計10年間「英語教育」を受けた。しかし、英語を「話す」ことができるようにはならなかった。それは、ひとえに、私自身の「努力不足」「能力不足」の結果であることは、重々承知しているが、周囲にも、私同様の方々が、多数見受けられるところをみると、あながち「そ... 続きをみる
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『自閉症児のための抱っこ法入門』(阿部秀雄・学習研究社・昭和63年)
人の一生は「産声」から始まる。「産声」とは、肺呼吸が始まったことを現す証しに他ならないが、いわゆる「オギャーオギャー」という「発声」のことである。以後、乳児は頻繁に「オギャーオギャー」という泣き声を発するようになる。親は、それを聞いて、乳児の状態を観察、授乳、おむつの取り替え、衣服の着せ替え等々の介... 続きをみる
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「考えない練習」とは、「目、耳、鼻、舌、身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を自由に操る練習」に他ならない。著者は第一章の冒頭で「考えることで、人は無知になる」と述べている。その意味について「考えて」みたい。人間は四六時中、考えごとをしている。そのことが、人の集中力を低下させたり、イ... 続きをみる
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「考えない練習」(小池龍之介・小学館・2010年)という本を読んで「考えた」。「我思う、故に我あり」(ルネ・デカルト)とか、「人間は考える葦である」(ブレーズ・パスカル)とかいう言葉があるように、人間の特長は「考える」ことにあるということは常識である。昭和40年代、ある小学校の校長が子どもたちに向か... 続きをみる
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「今、赤ちゃんが危ない 母子密着育児の崩壊」(田口恒夫・近代文芸社・2002年)
今、私の手元に一冊の本がある。タイトルは「今、赤ちゃんが危ない 母子密着育児の崩壊」(田口恒夫・近代文芸社・2002年)。新書版180ページの小冊子で、定価は953円だが、現在、この本は絶版、書店では入手できない。インターネットの通販(アマゾン)では、中古品12000円という値がついている。1200... 続きをみる
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私はほぼ10年前、以下のような雑文を綴った。〈「わくわくラジオこども電話科学相談担当者」様 毎日午前中に放送されている「わくわくラジオこども科学電話相談」(NHK第一)を聞いていて,気になることは「先生」と呼ばれている大人達の言葉遣いである。はじめは丁寧語を遣っていたかと思うと,急になれなれしく「ウ... 続きをみる
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2013年1月1日(火) 晴 「元日や今年もあるぞ大晦日」、今日で、私は69回目の元旦を迎える。その中で、たった一度、忘れられない元旦があった。昭和28年の元旦である。その日は、快晴であったが、私の心は、どんよりと曇っていた。前日の大晦日、同居していた祖母が、当時大流行していたインフルエンザで、息を... 続きをみる
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小林一茶は「めでたさも中位なりおらが春」と詠んだが、私の春はめでたくともなんともない。さだめし「めでたさも面白くもなくおらが春」といったところか。とりわけ、今年の正月は、意欲が湧かない。なぜだろうか。それは私が「老いた」からである。平知盛は「見るべきは見つ」と言って、海に飛び込んだそうだが、私もまた... 続きをみる
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『宅間守精神鑑定書』(岡江晃・亜紀書房・2013年)の《疑問》
「宅間守精神鑑定書」(岡江晃・亜紀書房・2013年)を読み終えた。本の帯には、「宅間守は2001年6月、大阪教育大学附属池田小学校で児童・教諭を殺傷した。2003年8月、死刑判決を受け、2004年9月、死刑が執行された。本書は、宅間守と17回面接し、精神鑑定を行った精神科医による初の著書である。大阪... 続きをみる
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東京新聞朝刊(1面)に、「アルジェリア『人質23人死亡』内務省発表 軍事作戦が終了」「『9邦人殺害見た』現地従業員とAFP」という見出しの記事が載っている。要するに、〈アルジェリア南東部のガス生産施設をイスラム武装勢力が襲撃、日本人を含む多数の外国人が人質となった事件で、アルジェリア内務省は19日、... 続きをみる
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