読書のムラゴンブログ
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どうでもいいことを真剣に書く
集中力がない、持続力がない、瞬発力もない、さらにまた協調性もない、当然ながら計画性もない…と他者から指摘されれば、「うっ、うん」と頷かざるを得ない。そう自覚しつつ振り返れば、なんとこのブログももうすぐ丸12年が経過しようしている。「どうでもいいことのさなかに生きる」証しのようにも見える。 2017読... 続きをみる
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ちょっと低いところで…
Volume43 「たとえば、日本語をしゃべるぼくと、アメリカ語をしゃべるジョージが、おたがいにコミュニケーションしようと思ったら、英語で話すにしても、日本語で話すにしても、ちょっと程度の低いところで、コミュニケーションが完成するのだと思う。」 ひと月ぐらい前に、『ほぼ日』で糸井重里が書いた文章が、... 続きをみる
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個が決める。物の支配
何度目かは忘れたが『北の国から』の再放送を観た。2002年最終篇の重要なポイントが「拾ってきた家」にあることは、ファンなら承知のことだ。それはこのドラマで倉本聰が一貫して言い続けてきたことの、一つの結論だろう。使い捨ての物質文明に対する批判と、最後に何が残るかを明示した結論は印象深い。 2017読了... 続きをみる
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「私は立ち止まらないよ」と繰り返す
「私は立ち止まらないよ」…詩集は、その一行から始まる。おそらく日本で最も名の知られているだろうこの詩人は、仕事の範囲の広さで多くの人に印象づけられている。まさしく「立ち止まらない」姿と言ってもいいが、それはかつて詩人が口にした「フロー」という響きと結びつく。従って「物語」も流れている。 2017読了... 続きをみる
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怒る
久しぶりの読書です。 本屋に行くと今の自分の心が見えて来ます。
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辺境住民の提言と祈り
「元気のない社会」と聞くと何をイメージするだろうか。「社会」を実際の地名に置き換えてみてもいい。「みんなが使っている『元気』って、要するに『金が回っている』ということでしょう」…多くの人はそう考える。しかし結局「目先の金」に縛られ、元気を無くしたというのに…とそんなことが喋られている本。 2017読... 続きをみる
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ベルクソン(脳の活性化)
ベルクソンの本をぱらぱらめくっていたら、内容の深奥性は不明だけれど妙に澱みのない文章にあたりました。 意識の諸状態の有機化について―自由 真の持続と偶然性 すなわち、時間は空間なのか。もしも私が地図の上に描かれた道を眼で追うとすれば、後戻りをして道がところどころで二つに分かれているかどうかを捜してみ... 続きをみる
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「これが良い」の似合うひと
朝の連続ドラマウォッチャーになって数年経過した。何年か前からはBSの再放送シリーズも視聴している。その範囲内でのマイ大賞作品は『ごちそうさん』だ。(『あまちゃん』は審査員特別賞という感じかな)。『ごちそうさん』は展開のメリハリとともに、杏という女優の「圧」の強さに支えられた質の高い作品だ。 2017... 続きをみる
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ダジャレ主任ぐらいで
「私のことは、これからダジャレ大王と呼びなさい」と、偉そうに一年生に言い放ったら、しばらく「大王様」と呼んでくれる男の子がいた。利発な賢い子で(そう言えば、私が担任した子の息子であった)自分でもダジャレを言って楽しんでいた。ずっと思ってきたが、そんなふうに楽しめる子は言語能力が高い。 2017読了2... 続きをみる
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「空気」への向かい方を示す
「クウキヨメ!クウキヨメ!」卓球台を囲む子供たちが、プレイする男児へ大合唱のように叫ぶ。短い休み時間を利用した勝ち抜きのピンポン遊び。一人の男児がずっと勝ち続けるため、なかなか自分の番が回ってこないことに対するブーイングだ。こんな場所でも使われ始めたと痛感した、約10年前の一コマである。 2017読... 続きをみる
- # 読書
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この問いかけが提起すること
「『小学校の英語教育義務化』で、最後に利益を得るのは誰か?」が、第4章の冒頭に問いかけられる。その結論が、授業をうける子ども及び日本社会と言い切れるのなら、こんな本は出版されないし、また多くの人が手を伸ばしはしない。マイクロソフト日本法人の元取締役、稀代の読書人である成毛眞のペンは鋭い。 2017読... 続きをみる
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少しだめになる日常とは…
バラエティを見ていて「鋭い」と感じる発言をする芸能人がたまにいる。ニュース番組のキャスターに配することの良し悪しはともかく、Eテレあたりの番組なら十分に許せるし、楽しい。その一人「コイツ、ただのデブじゃないな(最近痩せたが)」と思わせるのが伊集院光。風呂場読書にいいと思って文庫本を購入。 2017読... 続きをみる
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コミュニケーションの要
Volume42 印刷機器を作る会社から発行されている季刊誌は、毎号コミュニケーションをテーマにしたインタビューが冒頭記事である。 いわゆるプロフェショナルたちの視点が面白い。 「楽譜があれば、歌ってみせたり、楽器を弾いてみせたりすることでコミュニケーションは成り立ちます。もちろん、言葉の方が細かな... 続きをみる
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ジャーナリストの本を読む
ジャーナルという語を調べると「日刊新聞・定期刊行物」という意味とともに、機械部品としての軸部分を指す用語が載っている。考えてみれば、私たちが毎日目にする新聞や雑誌、テレビなども、そんな役割を果たしている気がする。少なくとも時事的な関心は、そこに左右されている。ジャーナリズムの使命は重い。 2017読... 続きをみる
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自分と仲良くなる練習
「本気で変わりたい人の行動イノベーション」という本を読んで実践しています。 いわゆる自己啓発本です。いろいろ読んだけれどこの本も最初はぜんぜん評価していませんでした。当たり前のことが書かれていて、「ふーん、それで」という感じでした。 ほかにもたくさん自己啓発本を読みました。なかなか仕事が進まなかった... 続きをみる
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語学教育(日本語や英語)に思うこと
私は、中学3年(NHKラジオ講座含む)+高校3年+予備校+大学教養部2年 英語を学びました。不毛の時間と金銭の浪費でした。成果なしです。 その後、 仕事で出張、夕食時、お互い第二外国語である英語で会話。話ができないと基礎能力を疑われ、人間性まで問われた時、死に物狂いで話しました。 香港で、生産が始ま... 続きをみる
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「いいこと」の創作もしくは捏造
Volume40 「どうしてそのことを始めたのか、自分でもうまく説明できないものについては、なんとか自分で理由を見つけ出そうとする。『自分がやったことについては、必ず事後的に合理化を企てる』という人性の自然の帰結である。(中略)『継続は力』というのは、だからほんとうなのである。継続すると何か『いいこ... 続きをみる
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無自覚な道徳律~名著拾読
『「空気」の研究』(山本七平 文春文庫)を読み始めた。40年前に発刊された名著である。書名は知っていたが未読、読みかじるかと買い求めた。難しい箇所もありそうだ。しかし、冒頭に面白いエピソードが載っている。教育雑誌の記者から、道徳教育について何から始めたらいいかを問われ、著者はこう答える。 「それは簡... 続きをみる
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「たべもの」の話はいつも
「ママがお湯を入れてくれたカップラーメンは、とてもおいしい」と、その子は言った。先日放送されたあるドラマのセリフ。一人のシングルマザーの「貧困状況」を暗に示す場面だ。私はこの地でも20年ほど前に、似た言葉を聞いたことがある。切ないにしろ、温かいにしろ、「たべもの」の話はいつも心と結びつく。 2017... 続きをみる
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失楽園の武者―小説・大内義隆読了。
古川 薫著『失楽園の武者―小説・大内義隆 』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 さぼってたわけじゃないんですが、どんだけぶりの更新ですかね。 本は読んでいたんですが、資料系のものが多かったので感想を綴るようなものじゃなかったりだったんですよ。 で、久々に感想を綴ること... 続きをみる
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自動化、量産化に背いて
「体は棺桶の中に入ってても、魂は、シュウちゃんのところに行くからよ」 2017読了16 『峠うどん物語(下)』(重松 清 講談社文庫) 上巻同様、連作短編の形をとっているが、下巻は作ごとの関連が少し強くなっている。うどん職人の祖父に関わる人物が複数登場し、祖父の姿がより鮮明になると言ってもいいだろう... 続きをみる
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砂漠のような世界で目を凝らす
Volume39 「『日本人はどう生きるべきか?』とか、議論しても絶対に正解が出ないでしょう。けれど、そんなことを考えても役に立たないと言って、だれも考えなくなった世界は最悪ですよ。実際、そうやってさまざまな議論を切り捨てていった先に、『保育園落ちた日本死ね!!!』という叫びだけが力をもつような砂漠... 続きをみる
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軽食設定が心を見つめさせる
2017読了11 『峠うどん物語(上)』(重松 清 講談社文庫) 重松小説も久しぶりだなあと思いつつ、検索したら2012年以来だった。雑誌の対談記事や原作ドラマを観ているからか、そんなには間を置いていないと思ったが、意外だ。読みだすと、ああシゲマツだなあと感じることがいくつもあった。やはり小中学生を... 続きをみる
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鬼を遠ざけるのではなく
Volume38 「『鬼』の語源は『隠』です。隠れていて見えないものを人は恐れ、『鬼』という怪物にしたてていったのでしょう。(略)姿が見えないから怖い、よくわからないからいやだ…そんなものですね。『鬼は外』と叫びながら、敬遠している物をよく見えるところへ開放してやる。そうすれば、それが福になって返っ... 続きをみる
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これ、お勧めです
内容については詳しくは書けませんが、これお勧めです! ちょっと古い本ですが、書店でたまたま目に留まってパラパラめくってみたらハマってしまいました。 新品で1,512円ほどしましたが、Amazonなら中古も売ってましたね・・・。 人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法 文響社 本
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「新しい道徳」は進んだのか
2017読了9 『新しい道徳』(藤原和博 ちくまプリマ―新書) およそ10年前の発刊。著者が和田中学校の民間人校長として脚光を浴びていた時期の著書である。『新しい道徳』という書名で思い浮かぶのは、一昨年に北野武が書いたベストセラー。それに学校で使われる副読本にも、そういうタイトルを冠したものがあった... 続きをみる
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旧暦元日に、点を打つ
Volume37 「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合わせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。」 2005年6月、米スタンフォード大学卒業式でのあの有名なスピーチで。スティーブ・ジョブズが語った一節である。 できるだけ、計画的・意図的そして継続的ということを頭... 続きをみる
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作家は著すために見る
2017読了8 『リアスの子』(熊谷達也 光文社文庫) 記録を見ると、熊谷達也作品を読み込んだのは2008年。直木賞作品を中心とした、いわゆるマタギモノがあまりに素晴らしい出来で、それ以降はちょっと冴えない印象を持っている。ただこの作品はちょっと違う意味付けかなと感じた。それは教師経験のある作家が、... 続きをみる
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無駄な行為で社会貢献
volume36 「一見、単純でむだと思われる行為を増やすこと。それは日本経済の活性化にはつながらないかもしれないけど、安全・安心な社会を生むという社会的資本になります。」 山極寿一京都大学総長は、こう語って「生身のコミュニケーション」の大事さを繰り返して強調していた。 みんなで集まって食べながら話... 続きをみる
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人は会うべくして会う
2017読了5 『なぎさホテル』(伊集院静 小学館文庫) このホテルのエピソードは、様々な場に書かれていて大まかには知っていた。それをまとまった形として残した、いわゆる「自伝的随想」である。風体や日常の暮らし方だけで他者を評価したりしない人間…言うには簡単だが、この世にどれほど居ることだろう。この作... 続きをみる
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まずしっかり見るのだ
2017読了4 『バカボンのパパと読む「老子」実践編』(ドリアン助川 角川文庫) 前著『バカボンのパパと読む「老子」』を、そのとんでもない題名に惹かれて、(というより著者ドリアンのファン)手にとったのは2012年。この組み合わせの妙をその時こんなふうに書いた。「バカボンのパパは、ピントをはずしている... 続きをみる
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現実と言葉を洗い直す
2017読了3 『定義集』(大江健三郎 朝日文庫) 解説の落合恵子によると「上等で上品な大江さんの言葉」は、私には正直理解しがたい箇所が多かった。いわゆる教養がないことと同義だろうが、語彙をうまく消化しきれなかった。ただ、問いかける向きにはシンパシーを感じるし、一言にぐっと重みを感ずるのは、抑えた口... 続きをみる
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あなたの情報が吸い取られる
Volume35 「あなたがその本について知る以上に、本があなたを知ることになるのです。紙の本ではこうしたことは起きませんが、電子書籍に関しては人と本の関係が変化していくことを認識しておく必要があるでしょう。」 歴史学者ユバァル・ノア・ハラリが、「ホモ・サピエンスと言葉」と題されたインタビューで、締... 続きをみる
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言葉の力を取り込むとき
Volume34 「人類全てが決めてきたようなそんな言葉の印象は確かに強く、そしてその言葉に飲まれて、レッテルを貼られたように、言葉に操られてしまうとき、言葉というものは圧倒的な暴力でしかないだろう。でも、それでもそうしたものをかいくぐって、その人がその人の見ている生活・人生を通して、言葉にその人だ... 続きをみる
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視線が殺しも生かしもする
Volume33 「それが傍目にどれほど浅はかだろうとも、誰がそれを『自殺するには値しない悩みだ』と言えるのでしょう。死を思うには、他人を納得させるだけの理由がなくてはならないのでしょうか。そのような視線こそが、人を殺すのです。」 元アナウンサーの小島慶子が、ラジオ番組で共演者が発した心ない言葉を、... 続きをみる
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時を遡って見えてくる
2017読了2 『ご先祖様はどちら様』(髙橋秀実 新潮社) あの戦国時代には自分につながる人間が100万人いたと想像してみるだけで、なんだか楽しい。ほとんど農民に違いないだろうが、間違って武士や尊いお方の身内など一人や二人はいるんではないかしら…そんな妄想までしてしまう。この本の祖先探求の旅に連れ添... 続きをみる
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風穴をさがす読書初め
2017読了-1 『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』 (森博嗣 新潮新書) 先月半ばに「書名だけを読書する」と、このブログにアップしてから暫くそのままにしておき、大晦日から読み始めた。 面白く読めた。 私が持った三つの仮説(予想)はこうだった。 「まず、自分の頭で考えてみよ」 ... 続きをみる
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フィクションの幸せな読み方
『つねならぬ話』(星新一 新潮社) 1988年刊。「はじまりの物語」「もしかしての物語」「ささやかれた物語」と章立てされ、短編の神話や伝承、妄想?などが載っている。今まで読んだ星作品とは異質で、意図がつかめず肩透かしを味わった気分だ。ただ「海」と題されたタコの話を読み、結局、物語の肯定か否定かを問う... 続きをみる
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レベル更新のきっかけ
Volume32 「リアリティの破れ目、というかレベル更新のきっかけは、むしろ日常の思いがけないところに偏在している」 現代社会にある閉塞感、仕事や家庭など個人的に抱える圧迫感を打ち破ろうと、人は旅をしたり、何かの限界に挑戦したり、または積極的に学んだりと忙しい。 屋久島に行く、日蝕を観るなど「イン... 続きをみる
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目に見えるものに騙されるな
『絶叫委員会』(穂村弘 筑摩書房) 筑摩書房のPR誌「ちくま」での連載。ほとんど目を通していた内容だったが、この歌人の文章は肌が合うとでもいえばいいのか、しっくり馴染むので繰り返し読んでも楽しい。言語に対する批評眼も見事だと思う。例えば通販でありがちな「満足できない場合は全額返金保証」をこう斬った。... 続きをみる
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勇気は、一瞬 後悔は、一生
最近話題の本を読んでみました。 それがこちら 勇気は、一瞬 後悔は、一生 内容としては・・多分私が中高校生ならば感動していたかな?であろう内容。 帯紙通り、高校生ならば心に刺さっていたかもしれません。 いや、刺さってないかなー、どうかなー。 もう少し濃い内容の本かなーと思って楽しみにしておりましたが... 続きをみる
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登れる山、登れない山
Volume31 「世の中には、登れる山と登れない山があることがわからぬのか。」 久しぶりにB面っぽいキニナルキ。 これは、かの漫画『美味しんぼ』94集に収録されている「医食同源対決!!」で、私の尊敬する(笑)海原雄山が、究極のメニューの完成を目指すと広言した山岡に対して言い放った言葉である。 これ... 続きをみる
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<夢をかなえるゾウ>を読んで!
娘からのおすすめで この本の表紙を見ると なんだか 読んでみたくなるような ユーモアがあるような気がしてきて 何の知識もなく 読み始めました。このゾウのような不思議な生き物は なんと神様だったのです。それも 突然 部屋の中に現れた 関西弁を しゃべくる!!名前を ガネーシャといいます。 主人公は ど... 続きをみる
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免疫学
12月6日に大動脈解離で亡くなられていたんですね・・・ 病気に関して調べたい時期が数年前にあって、安保徹先生の本を たくさん読みました。 実家にも数冊送りました。 ご冥福をお祈り致します。 また読んでみようと思います。
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窮屈さに覆われないために
Volume30 「社員全員が必死に働いている状態では、どこかでトラブルが起きたときに『渋滞』が起こり、すべて止まってしまう。生産性を上げるには適切な『車間距離』が欠かせません」 コンサルティング会社の社長である岩澤俊典氏は、「渋滞学」で著名な西成活裕氏と同級生であり、西成氏の研究を「学問と現実を結... 続きをみる
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『ありがとう』のチカラ
さて、前回のブログで書いた本、『宇宙さん(略)』を読んで。 改めて発する言葉、口ぐせの大切さを感じた。 借金を抱えた小池さんがドSの宇宙さんに命じられるままに『ありがとう、愛してる』を呟き続け宇宙との繋がりを感じたシーンに触発され(笑)私もやってみよう!と。 歩きながら、家事をしながら、心の中でブツ... 続きをみる
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今年のうちにフィルター磨き
『51歳からの読書術』(永江 朗 六耀社) 「51歳の読書には51年の人生がフィルターの役割を果たす」が、本書で語られるテーマだ。いやあ、そんなことは意識しなかったけれど、51歳から数えて来春で10年が経つ自分だ。冊数だけなら1000冊は超えているはずだが、何を、どう読んできたかと問われれば、全く狭... 続きをみる
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スマホ・タブレットは退廃か?それとも老人仕様か?
15歳時点で、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活で直面する課題にどの程度活用できるかを測る国際学力調査-PISA-の結果がトップニュースを飾っている。OECDが実施し、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3分野を国際比較している。先進国の国際標準だ。 日本は、各分野上位に位... 続きをみる
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あまのじゃくの価値観
Volume29 「私のスタイルの説明は単純である。自分より偉い人や強い人の意見はいったんはすべて否定していくのだ。もし、こうした人たちが自分と同じ考えを持っていたとしても、おとなしくしているのは気に入らないから、自分の考えを真逆に変えてしまう」 元マイクロソフト社の社長である成毛真の文章。 この方... 続きをみる
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読書の話でもしよっかな
どうも(;`Д´)y━~ボクですw 今日の挨拶: 何日かぶりに彼氏君の家から帰宅。 うちにテレビがないから(彼氏君にもっていかれた)、撮り溜めてる番組片づけられなくてモヤモヤっす。 まぁでもなくてもたまに観れればいいから別にいいんです。 さて本題。 今日は読書の話。 そんなに読むわけではないのですが... 続きをみる
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なんか、こお、いい物語
『つむじ風食堂の夜』(吉田篤弘 ちくま文庫) 「なんか、こぉ」と連続テレビ小説のヒロインの口癖を真似したくなる。言葉にうまくできないが、とてもいい物語だ。一つには設定だろう。ブーム?になっているドラマ『深夜食堂』もそうだが、馴染みの店に人が集まる設定は、キャラクターを安定させる仕組みがあるのではない... 続きをみる
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立ち止まったままだが
『吉野弘エッセイ集 詩の一歩手前で』(吉野弘 河出文庫) この詩人には思い入れがある。よく知れ渡っている「祝婚歌」もいいが、「奈々子に」という我が子へ宛てた形の作品は、かなり好きな詩の一つでもある。学生時代、少し現代詩をかじったが、その難解な言い回しに辟易していた自分にとって、吉野弘は憧れの一人だっ... 続きをみる
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難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください。
こんにちは。 日記のタイトルがものすごく長いですが、これ、本のタイトルです。 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! メルカリで定価より安く買うこと(しかも新品同様のキレイさ)が出来たので早速読んでみました。 対話形式でわかりやすく書かれているので、お金に関する知識が皆無の人で... 続きをみる
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「風景」の中を生きる
Volume28 「人はみな、『風景』の中を生きている。それは、客観的な環境世界についての正確な視覚像ではなくて、進化を通して獲得された知覚と行為の連関をベースに、知識や想像力と言った『主体的にしかアクセスできない』要素を混入しながら立ち上がる実感である。何を知っているのか、どのように世界を理解して... 続きをみる
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100冊越え
今年も残すところ40日足らず。 そんな状況において、ようやく読書冊数が100冊を超えました。これから本を返しに行って、ついでに本を借りてくる予定です。
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勝手に生きろと言えない訳
Volume27 「親が子離れできないのは、大学まで、あるいは就職するまで、子どもにすごく投資しちゃうからですよ。子どもが自己実現の対象になっているから、子どもに勝手に生きろとは言えないんだよね、今の親は。」 ゴリラ研究者として著名な京都大学総長山極寿一が、ある対談で語ったこと。 「子どもへの投資」... 続きをみる
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読書指数🄬を診断しました
当塾では、4月より速聴読システムを導入し、首都圏私立中学受験頻出の文庫や古今の名著を230冊厳選して、プロのナレーションとともに速度調整可能なシステムで提供しています。学童期の速読の問題点は、このブログでもすでに指摘した通りです。音声の繋がりとして、文脈の流れのなかで、正確に語彙を理解することが望ま... 続きをみる
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言葉が掘り出す人間性
『父からの手紙』(小杉健治 光文社文庫) 初めて読む作家。400ページを超す長編ミステリである。失礼ながらなんとなく予想がつくような展開だった。二人の主たる視点人物の独白が冗長に感じられたのは、文体のせいか。人物のキャラがあまり統一されていない点も気になった。しかしそもそも人間とは複雑な生き物、当然... 続きをみる
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ドラマの再放送 「白い巨塔」
少し前から、ドラマの再放送「白い巨塔」を見ています。 なんかドラマが見たくなったな、と思って夕方つけてみたらやっていました。 第9話目からで財前さんが選挙戦を勝ち抜こうとしているところで、 佐々木庸平さんがまだ元気なところから。 リアルタイムで放送されていた時は、見れなくて再放送では 3回くらい見て... 続きをみる
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育児の合間の読書の時間
こんばんはんはん 出産する前、毎日のように読書をしていましたが、ここ最近その時間がめっきりと減ってしまいました。 子育てをしていると、まず自分の時間が削られるから(言い方悪いですね笑 子育てに没頭するとでも言いましょうか)なかなかじっくりと読む暇がない。 かといって、その暇が出来ると睡眠に回してしま... 続きをみる
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道を行くか、路を行くか
『路(ルウ)』(吉田修一 文藝春秋) 447ページある結構な長編。読み終えたのが昨朝で、たまたま朝刊に「吉田修一が芥川賞選考委員に」の記事が載っていた。もはや大御所だなと思う。この作品は、台湾高速鉄道開設に関わる女性を主人公にしたストーリーで、いわゆる「事件」に該当する事はなく淡々とした流れで、最初... 続きをみる
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小2の女の子に「囲炉裏」とはと・・・・
当塾には、作文教室と速聴読の読書クラブがあります。特に低・中学年には、語彙を繋がりとして「音読」「聴読」することを推奨しております。首都圏私立中学入試の頻出文庫や古今の名著を、プロのナレーションで聴きながら読書します。集中力を高めるためのスピード調整も可能です。また、読みっぱなしにならないように、グ... 続きをみる
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本との出会い 人生で限られているかも
小学3-4年生の頃、学校の教諭であった父が、毎月ニコニコしながら運んでくれたのが「少年少女世界の名作文学」でした。小学館だったか、毎月配刊全52~4巻だったように記憶しています。大きな本棚はついに一杯になりました。「つんどく」だったと思います。今思えば、一冊も読まない長男に、毎月よくニコニコ持って帰... 続きをみる
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今日何か抑制しましたか
Volume26 「どんどん自己限定を進めて今に至ります。現代の情報社会は、選択肢が多すぎる。意図的に自分を抑制しないと、翻弄されて疲れ果ててしまう」 脚本家山田太一が、インタビューに応えて語った言葉。 かつて「可能性のよき断念」という実に印象深い言葉を拾ったが、その具体的な行動の一部を指し示してい... 続きをみる
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自己責任は自業自得とは違う
『この国の冷たさの正体』(和田秀樹 朝日新書) 副題「一億総『自己責任』時代を生き抜く」が示すように、この著のキーワードは「自己責任」である。「自己責任」が言われ出したのは97年頃という記述があるが、印象深いのはやはり中東諸国での拉致問題だ。文中で指摘するように政府、マスコミの誘導は非常に大きく、言... 続きをみる
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乱読の秋、自省を込める
『仙台ぐらし』(伊坂幸太郎 集英社文庫)を再読した。 エッセイ集だが一篇だけ「ブックモビール」という短編小説が収められている。 そのなかで、被災地を見に来た映画監督を案内し、その発言に腹を立てた「渡邊さん」が放った一言は強烈だ。 ◆「光景を見に来るんじゃなくて、人の心を見に来いよ」 震災の年から何度... 続きをみる
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フィクションの力を知る
『人生を変えた時代小説傑作選』(山本一力、他 文春文庫) 時代小説好きである作家山本一力、俳優児玉清、文芸評論家縄田一男の三氏が、それぞれ2編ずつ選んだアンソロジー。菊池寛に始まり池宮彰一郎までの全6編だった。時代小説は馴染みがなく、今までも数えられるほどしか読んでいない。短編の名作なら読めるかなと... 続きをみる
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「○○人」入門シリーズ完
『昨夜のカレー、明日のパン』(木皿泉 河出文庫) 面白い小説だった。単行本は2014年の本屋大賞第2位だったそうで、納得できる。木皿泉という作者が夫婦ユニット名であることは、以前読んでいた雑誌に連載があったので知っていた。実質の書き手は妻らしいが、そのあたりの発想や連携など実に興味深い。こうしたスタ... 続きをみる
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「○○人」入門シリーズ2
『現代、野蛮人入門』(松尾スズキ 角川SSC新書) 松尾の演劇を直接見たことはない。様々な媒体の情報や本人が出演する映画やテレビで想像するのみだが、この新書を読んで、ああそうだろうなと思うことがたくさんあった。幼少期から他者と安易に交わることができない、ウケをねらって周囲を笑わせたりするが、疎外感も... 続きをみる
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「○○人」入門シリーズ1
『「新老人」のススメ』(弘兼憲史 徳間書店) 弘兼は1947年生まれ。いわゆる団塊世代だ。その層をねらった本を今までもたくさん書いたはずだ。この新書は今年発刊だが、結局「新老人」というキーワードで括り、従来からの主張を繰り返した形だ。ただ、日常生活そして死に対する「準備」「心構え」をしっかりという論... 続きをみる
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「お陰様で」を温める
Volume22~山﨑武也の言葉シリーズ② 「会話の中でよく『お陰様で』という表現を使っているが、ただ口先だけでいうのではなく、さまざまな恩恵に感謝する思いを、一度胸の中に入れ温めたうえで言葉にしてみることが必要であろう」 いくら年齢を重ねても精神的成長をなかなか実感できない自分だが、周囲に対する「... 続きをみる
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物事を複雑にしないたった一つのこと
Volume21~山﨑武也の言葉シリーズ➀ 「一つのことに心を込めれば、物事は複雑になりようがない。物事が複雑になるのには、心を込めていない証拠である。」 仕事を進めていくことは、ずいぶん複雑なものだと感じてきた。 一つのことを決断するためには、たくさんのことを勘案し、様々な立場に配慮する必要がある... 続きをみる
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物語りの終わりは、手渡される
『物語の終わり』(湊かなえ 朝日新聞出版) 『山女日記』と同じようにミステリ色がない作品である。こりゃあもはやハートウォーミングだと思いつつ、少し書評を見たら「湊は新ステージへ」とある。うーん、そうか、「イヤミスの女王」からの脱皮なのか。ちょっと嬉しいような、かなり寂しいような複雑な気分だ。けれど、... 続きをみる
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秋分や警備士その手に文庫本
今日は秋分の日。 土日祝のパート警備員です。学生アルバイトも多いです。 警備員の学生アルバイトは土日祝のほかに夏休みが稼ぎ時のようです。 駐車場警備の待機に戻りますと学生バイトは読書しています。 読書が好きです。 もっと好きなのは読書する人を見ることです。 秋分や警備士その手に文庫本 (PIXTA画... 続きをみる
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読書レビュー
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Read books/「謎の香りはパン屋から2」を読みました
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『現代思想入門』要約・書評
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『未来をつくるグロースマーケティング』要約・書評
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週刊 読書案内「常世の舟を漕ぎて」(語り・緒方正人・辻信一編・ゆっくり小文庫・SOKEIパブリッシング)
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週刊 読書案内 「パパラギ」(岡崎照男訳・立風書房)
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トラックの運転席で読んだ『北欧時間』。セミリタイア生活と北欧の価値観が、思いのほか重なっていた。
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[WordPress]セキュリティ本レビュー
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【火の鳥 3鳳凰編】要約・書評
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『推しエコノミー』要約・書評
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『副業の教科書』要約・書評
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三島由紀夫『葉隠入門』完全ガイド|「死ぬことと見つけたり」の真意と、現代を熱狂的に生き抜くための処世術
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読書メーター4月のまとめ(2026)と悲しきGW
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【人生このままでいいの】要約・書評
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凪良ゆう「わたしの美しい庭」
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チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン」
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