• 宇喜多の捨て嫁読了

    木下 昌輝著『宇喜多の捨て嫁』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 高校生直木賞なる聞きなれない賞に選ばれたらしい本作。 高校生直木賞に関しては各自で調べていただきたい。 表題作を含む6編の短編からなる本作だが、全て宇喜多家にまつわる物語である、それぞれが密接にリンクしているので長編と捉えることも不可能ではない。 どの短編にも派手な合戦描写はありません。胸のすくような

  • 織田信長の一代記「現代語訳 信長公記(しんちょうこうき)」は僕が読んだ最も恐ろしい伝記

    現代語訳 信長公記(しんちょうこうき) 太田牛一著 中川太古訳 KADOKAWA 新人物文庫 読み終えて、気持ち悪くなりました。 本当の「織田信長」を知ることができました。 本当の「戦国時代」を思い知らされることになりました。 生まれてからこのかたこれだけ恐ろしい伝記を読んだことはありません。信長の一代記である信長公記(しんちょうこうき)の現代語訳、読み終えて、僕は戦慄で震え上がりました。戦国時代

  • 失楽園の武者―小説・大内義隆読了。

    古川 薫著『失楽園の武者―小説・大内義隆 』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 さぼってたわけじゃないんですが、どんだけぶりの更新ですかね。 本は読んでいたんですが、資料系のものが多かったので感想を綴るようなものじゃなかったりだったんですよ。 で、久々に感想を綴ることになったのが本作。 大内氏といえば西国の雄なんですが、ぶっちゃけ私もよく知らないんですよね。 平安鎌

  • 裏切り涼山読了。

    中路啓太著『裏切り涼山』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 既にお気に入り感さえ出てきた中路啓太氏の著作である。どうやら二作目らしい。 本作は三木合戦、つまり世に名高い三木の干殺しを舞台にした物語です。 しかし、どれぐらい世に名高いだろうかね。戦国時代を少しでもかじった方なら三木の干殺しと言われてすぐさま鳥取の飢え殺しを横に並べるでしょうが、やはり一般的には三木の干

  • 獅子は死せず読了。

    中路啓太著『獅子は死せず』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 著者の作品は『うつけの采配』を既に読んだことがあったのだが、文庫化されたのがうつけが先で、どうやら作品として世に出たのは獅子は死せずのほうが先だったことを今しがた知った。 うつけの采配でも吉川広家を主役にしていて、なかなかマニアックなチョイスをする著者だなと思っていたが、本作の主役も毛利勝永となかなかマニ

  • 『いつも信成がお世話になっております』~総理大臣の織田信長です~

    もし織田信長が 現代に転生し、 総理大臣になったなら を想像しながら綴ります 『いつも信成がお世話になっております』~総理大臣の織田信長です~ 11月21日現在で 8話(短編エッセイ)綴りましたので 以下ラインナップを記していきたいと思います。 前書きのようなこと 文字通りの前書きであります。 奇妙丸 面白い名前を付けられた子供たちが待つ未来について 世襲 本能寺を招いた反省の弁 比叡山 私が比叡