『「自閉」をひらく 母子関係の発達障害と感覚統合訓練』(つくも幼児教室編・風媒社・1980年)精読・4
《2.母子関係の軽視》 ・ウィング女史らに発達的な視点が欠落している、と言えばたしかに言い過ぎであろう。しかし、対人関係がどのように発達するか、対人関係とコミュニケーション能力との発達的関連はどのようなものであるか、についての考察は不十分である。 *対人関係の発達 ◆人に無関心→人一般との関係→【母... 続きをみる
《2.母子関係の軽視》 ・ウィング女史らに発達的な視点が欠落している、と言えばたしかに言い過ぎであろう。しかし、対人関係がどのように発達するか、対人関係とコミュニケーション能力との発達的関連はどのようなものであるか、についての考察は不十分である。 *対人関係の発達 ◆人に無関心→人一般との関係→【母... 続きをみる
【第1部 理論】 《第1章 ウィング理論を超えて》(阿部秀雄) 《1.あまりに多面的すぎる》 ・ウィング夫妻らの自閉論の特徴は、自閉を派生的な(二次的)な障害としてとらえる器質論的共通の立場に立ちながら、基本的(一次的)な障害は単一のものではなく、言語障害を中核とする多面的な障害群から成っている、と... 続きをみる
《まえがき》(つくも幼児教室施設長・阿部秀雄) ・現状では(自閉症、早期小児自閉症、自閉的傾向、自閉性精神薄弱などと呼ばれている子どもたちの)本態も原因も治療の方法もほとんどわかっていない。せいぜい1つの状態像(症状)を記述する用語として「自閉」という表現を用いるにとどめ、その原因はけっせて単一のも... 続きをみる
【序】 『「自閉」を開く 母子関係の発達障害と感覚統合訓練』(つくも幼児教室編・風媒社・1980年)を精読する。この本の目次を見ると「第1部 理論 第1章 ウィング理論を超えて 第2・3章 田口理論をめぐって 第4章 言語臨床から見た田口理論 第5章 母子関係と感覚統合」「第2部 方法 第6章 感覚... 続きをみる
2016年9月 【孫2=3歳】 古い障子をビリビリと~ 破いて~破いて~💨 大人も子供もストレス解消になるね!💗 (その後が大変だけど・・・💦)
【あとがき】 《要約》 ・私自身の遠い昔、小学校の低学年の頃だっただろうか。突然、ほかの子どもたちとの間に大きな距離を感じ始めた時期があった。ふと気がつくと、私は昼休みの校庭で一人きりで、級友たちのどの集団に、どのように近づいていったらよいのか、また数日前まで、私自身、集団の中にどのように収まってい... 続きをみる
【統合者としての「私」】 《要約》 ・「今ここ」に支配された「私」を、もっと安定した「私」に引き継がせようとする背後には、統合者としての「私」が隠れているはずである。それは私たちの中にあって不断に活動する一つの「機能」であるに違いない。 ・現代の脳医学は、人格を統合するためのこのような機能の「場」が... 続きをみる
【「私」から「私」への手紙】 《要約》 ・私たちがいつも使っている言語一般こそは、今の「私」から別の「私」に向けて差し出される手紙まもだ。私たちの視覚や聴覚や触覚は、感覚器官によって入力される外部情報にもとづいているから「今ここ」の世界に支配されやすい。だから、それらの感覚に依存する限り、環境が一変... 続きをみる
【人間の脳がもつ制約】 《要約》 ・自閉症者が私たちと同じように生きていくことがこのように困難になったのは、彼らに特有な脳の障害が現れたからにほかならない。その制約をもって生きてきたことが、彼らを「自閉症」らしくしてきたのである。 ・障害のない「われわれ」も、脳や認知の仕組みによってもたらされるさま... 続きをみる
《第9章 自閉症とわれわれ》 【われわれ自身の謎】 《要約》 ・本章では、この本でとりあげてきた諸問題を整理しながら、「われわれ」の側の振る舞い方、コミュニケーションの仕方、内部世界の特徴について考えてみたい。それは、自閉症者の場合と同じように「一風変わった」働きをするものなのかもしれない。 【自閉... 続きをみる
【パソコン教材】 《要約》 ・パソコンによって制御される教材の基本的な働きは、IF・THENの構造に尽きる。学習者は、「IF右のボタンを押せば、THEN画面の中の車がエンジンの音と共に動き出す」といった仕組みを学びながら、この機械とのつきあい方を理解していくことになる。 ・このわかりやすいルールの世... 続きをみる
2016年5月 富士川SAより見た富士山🗻 夫と二人で息子の転勤先の地へ行って来ました。 一度、息子の住んでいる部屋を見ることと、 家に置いたままにしてあったコンポと空気清浄機を届けるのが目的だった。 息子は仕事で不在だったので、 荷物を部屋に入れ込んだ後、夫とプチ観光に・・・💨 まだ訪れたこと... 続きをみる
【個別教育プログラム】 《要約》 ・それは、従来の一斉授業中心の指導形態を改め、一人一人の障害児の実態に合ったプログラムにもとづいて指導をおこなおうとするものである。 ・社会的な発達に重大な障害を持つ自閉症児の教育の目的は、それに適応できるようにすることである。 ・自閉症児に対する個別教育プログラム... 続きをみる
【生活の立て直し】 《要約》 ・自閉症者は、早い時期から社会のさまざまな状況に適応できるように、種々の学習に取り組んでおくことが望ましい。 ・自閉症者を受け入れるにあたって、私たちはどのような準備をしておいたらよいのだろう。また、自閉症者は、どのような順序を経て私たちの世界に入ってくるのだろう。 《... 続きをみる
《第8章 自閉症への教育的接近》 《要約》 【謎から係わりへ】 ・自閉症者は、自分にとってわかりやすい小さななわばりの中で生きている。このなわばりを拡げることが教育の仕事ということになる。 【なぜ教育が必要なのか】 ・彼らを彼らの安心できるなわばりの中に住まわせておくだけでもいいのではないか、という... 続きをみる
【関係についての感情】 《要約》 ・ここまで述べてきたのは、一・二人称的な世界で起きる感情である。怒りも、恐れも、慈しみの感情も、「わたし」と「あなた」の間で起きるものである。しかし、感情が分化してくると、当事者の間で起きるもの以外にも多くの感情が発生してくる。 ・嫉妬の感情は、幼児が自分の弟や妹の... 続きをみる
2016年5月 母・妹と3人の親子旅に行って来ました。♨️ 母の日のプレゼントの代わり・・・この年は温泉旅行にしたのです。 ベッドが3つ・・・ 広々と使えました! 食事は朝夕ともにバイキングで メニューも豊富=美味しくいただきました。🍴 母へのプレゼント旅行だったけど・・・ 母が就寝したあと、妹と... 続きをみる
【顔のない人々】 《要約》 ・ヒトという種は、他の動物にはないいくつかの表情を生み出した。その代表格が、笑顔によって表される感情である。「裸のサル」(角川文庫)の著者として有名なデズモンド・モリスは、笑顔の起源は泣き顔であり、微笑は、怒りや恐れの感情が発展して現れた可能性が大きいと述べている。つまり... 続きをみる
《第7章 自閉症の感情世界》 【表情の謎】 《要約》 ・彼らの顔からは表情が消失していることが多い。また、彼らは他の人々の表情も捉えていないようである。 ・捉えどころのない自閉症者の表情の裏にはどのような感情が動いているのか、本章では、この問題を考えていきたいと思う。 【闘争か逃走か】 ・闘争か逃走... 続きをみる
【M君のスケジュール帳】 《要約》 ・自閉症児が外部世界の動きを壁にかけられた時計やカレンダーと関連させるようになると、こころの中でのそれらの意味は健常者の場合よりもずっと重要なものになるようである。彼らは、それによって現在の時刻を知るばかりでなく、過去から未来へのかなり広い範囲のスケジュールを管理... 続きをみる
2016年6月 結婚35周年を記念して、夫と前回のイタリアンレストランで食事しました!🍴 👅≪前回の記事≫👅 夫婦・娘(+孫2号)と初!のレストランでランチ①【2016年】 - 想い出集めて 地魚のカルパッチョサラダ フェットチーネのカルボナーラ 近江牛(いちぼ)のタリアータ それと・・・ 大... 続きをみる
2016年6月 娘・孫2号と一緒に初訪問のイタリアンレストランへランチに行きました! 【ランチメニュー】 前菜*サラダガーリックトースト*デザート(ハニージンジャーのパンナコッタ)*ドリンク 前菜(2種のお豆とツナ和え/サーモン/朝採れインゲンのトマト煮) 手長海老 スカンピの生パスタ 桜海老とシラ... 続きをみる
2016年10月 港八十三番地にて ホーム | 沼津港深海水族館 「シーラカンス・ミュージアム」へと行きました! シーラカンス カラージェリーフィッシュ お昼は・・・🍴 (数ある食堂で迷ったけど) さかなや千本一という食事処でいただきました! 桜海老のかき揚げ丼
2016年2月 母が検査中、2時間ほど待ちがあったので病院の近くを少し散歩しました。 苺の自販機・・1パックだけ残ってた!(500円) 子供の頃、祖母や両親に毎年のように連れて行ってもらってた懐かしい旅館 =【PR】(現)伊豆長岡温泉 招福の宿 ゑびすや(えびすや) 父とする卓球が楽しくて~ずーっと... 続きをみる
なるほどこれでは「自閉症」は治らない。現状では「治りようがない」からである。「自閉症」と呼ばれる人、子どもたちの周囲に居る人、例えば両親、例えば兄弟、例えば親族、そして療育・教育に携わる人々の大半、もしくはほとんどが「自閉症は治らない」と思っているからである。彼らは、自閉症の要因は「脳の機能的障害」... 続きをみる
2016年12月 数十年前、まだ長男・長女が幼かった頃、 家族旅行の際、この動物園には来たことがあって・・・↑ (長女には思い出の場所) ゾウさんを背景にこのベンチで写真を撮りました! その思い出の場所にて親子写真を・・・ ↑ この時、宿泊したホテル・・・現在は閉業してしまったようです。 (時代の流... 続きをみる
よくショッピングセンター内にあるゲームコーナーへ遊びに行ってました! 2016年7月 2017年2月 綿菓子機もあってスタッフの方に 顔よりも大きなわたがしを作ってもらっていました! 2020年6月 この頃からはゲーム中心に遊ぶようになりました! 今ではこのゲームコーナーは閉店しているので 懐かしい... 続きをみる
孫1号は小~中学時代によさこいをやっていました! 2016年11月 孫2号も鳴子持参でついていったなぁ・・ 2018年11月 孫2号(当時5歳)=2年後(2018年)は旗振りで参加しました! たくさん歩いて頑張ったので、 ご褒美に(初!)自転車を買ってあげたっけ!
2016年10月※3歳のお祝い 孫2号の七五三〈3歳〉の時は… 散々でした!😥 お化粧から着替えまでは、まだスムーズにいっていた。 大変だったのが写真撮影の時。 泣く!愚図る!でカメラマンが思うように撮影ができず結構な時間を要しました。 孫をなだめたり、褒めたり、 スタッフの方々にまでお手数をかけ... 続きをみる
2016年3月 振り返れば、孫の保育園時代は、 運動会はもちろん!保育参観などの行事・・そして遠足にも行っていました! 何処にでも出没するじじ&ばば・・だったー(;'∀') (本当に孫命!って感じ(;'∀')
2016年9月 お料理☆美味しかったー! 孫用のお子様プレートもボリュームあって・・・ デザートもすごかったー!(^-^; 小広間でカラオケもしました! 孫はマイク離さず・・・ 娘(ママ)と一緒に安室ちゃんの「Hero」を 片言で歌う姿を見て可笑しかったなぁー 笑った!笑った! でも、これがけっこう... 続きをみる
2016年5月 よこはま動物園ズーラシア 夕食は中華街で美味しい中華料理をいただきました! 翌日・・・ 横浜アンパンマンこどもミュージアムへと行きました! (本心)こんな頃が一番いいのかな~?すごーく喜んでたしね・・・ この時代が懐かしい!!!(;'∀') 【PR】宿泊は・・・ (現)レンブラントス... 続きをみる
2016年7月 絶景と発散。 富士山を望む大吊橋 三島スカイウォーク 高所恐怖症のオットは足がすくみそうになった…(;'∀') 当時はアクティビティなど無かったけど 今はいろいろとあるようですね! トイレがすごくきれいな事に感激した覚えがあります。
DVDで映画「ブローニュの森の貴婦人たち」(監督・ロベール・ブレッソン・1944年)を観た。舞台はパリ、登場人物は貴族の女性・エレーヌ(マリア・カザレス)、その恋人・ジャン(ポール・ベルナール)、エレーヌの故郷の隣人(リュシェンヌ・ホガエル?)の娘・アニエス(エリナ・ラブルテッド)。 タイトルの「貴... 続きをみる
戦前の邦画「旅役者」(監督成瀬巳喜男・東宝・1940年)をユーチューブで観た。大変おもしろい。田舎町を旅する中村菊五郎(高勢実乗)一座の物語である。一座の当たり狂言は「塩原太助」。馬の役を務めるのは俵六(藤原鶏太)と仙平(柳谷寛)のコンビである。俵六は、馬の脚を演らせたら自分が日本一だと自負している... 続きをみる
タイトルの「有りがたうさん」とは、ある男のニックネームである。彼は三島~下田間を往復する乗合バスの運転手、まだ二十代の二枚目(上原謙)、天城・下田街道を歩く人々を(時にはニワトリの群れにまでも)追い抜くたびに、「(道を譲ってくれて)ありがとう!」と声をかけて往く。走行距離は二十里、二つの峠を越さなけ... 続きをみる
戦前の「大衆演劇」を描いた邦画に「浮草物語」(監督小津安二郎・1934年)がある。ユーチューブで観賞できるが、サイレント版であり、全く沈黙の世界である。しかし、場面の随所にはセリフの字幕が挿入されており、不自由はしない。 登場するのは市川喜八(坂本武)一座、信州(?)の田舎町に九年ぶりにやってきた。... 続きをみる
4.いくつかの補足・確認 ①「自閉症」への《挑戦》とは? 「自閉症」への《挑戦》とは、「自閉症は治らない」という通説に挑戦するという意味である。「自閉症」の原因が何であれ、それが発達の障害だと考えられている以上、その発達を促進することは可能である、と私は考えている。 ② 「対人関係の形成」を図る 「... 続きをみる
④「対話」(言葉のやりとり)をする。 「自閉症」の定義の中に、第二の特徴として「言葉の発達の遅れ」が挙げられている。かつては、それをまず一次的な障害として考えられたこともあるほど、周囲には目立つ(気になる)特徴である。それは、要するに「言葉が通じない」(コミュニケーションの障害)という問題に帰結する... 続きをみる
③ スキンシップでかかわる 「スキンシップ(和製英語: skin-ship)は、母親と子供を始めとする家族関係にある者や、ごく親しい友人同士が抱きしめ合ったり手を握り合う、あるいは頬ずりするなど身体や肌の一部を触れ合わせることにより互いの親密感や帰属感を高め、一体感を共有しあう行為である」(ウィキペ... 続きをみる
② 「物のやりとり」をする。 乳児期、辺りにある物を手にとって渡す、「ありがとう」とこちらが喜ぶと、また手渡す。こちらが「もういいよ」と言っても、さらに手渡す。今度は、こちらがお菓子を手渡すと「アンガト」などと言って受け取る。「モット」「チョウダイ」と言って手を重ねたりするようになる。そうした繰り返... 続きをみる
③相手からの「働きかけ」に応える 子どもが激しく泣いている。そんな場面はどこでも見られるが、親にとってはあまり嬉しくない出来事かもしれない。何か異変が起きたのかと心配することは当然である。しかし、思いあたることがないのに泣いている。しかも、泣きやまない。周囲から苦情が来ないか、親の育て方が悪いと抗議... 続きをみる
②相手のマネをする。 マネをすることは、古くは「まねぶ」であり「まなぶ(学ぶ)」の語源であるとも言われている。したがって学習は《マネをする》ことから始まる。親と子ども、教員と子ども、という関係の中で《マネをする》のは子どもの側である、と通常は考えられている。しかし「自閉症」と呼ばれる子どもたちの多く... 続きをみる
⑶ 相手との「接し方」・Ⅰ ①相手に働きかけない まず、相手と「同じ場所」「同じ時間」を共にする。つまり「相手と一緒にいる」ことから始める。「できるだけ長い時間、一緒にいる」ことが大切である。そのためには「寝食を共にする」ことが理想である。親や家族はその条件を十分に満たす立場にいる。 その際、最も重... 続きをみる
3.方法 ⑴ 調べる まず相手の「出生から現在まで」の《生育史》を「知る」必要がある。こちらの立場が「親」ならば、調べるまでもなく熟知している事柄であろう。・胎生期の状態・出生時の状態(時期、分娩の様子、産声の有無)・新生児期の状態(哺乳の様子、泣き声の強弱、体重の増加、黄疸の状態)・乳児期の状態(... 続きをみる
2.こちらの心構え 「自閉症(スペクトラム)」と呼ばれる子どもや成人たちと「接し」、「かかわる」際の《心構え》について、いくつか述べたい。 ⑴ 相手を「自閉症」だと思わない。 相手を理解することは、「接し」「かかわる」際に、最も大切なことである。その方法は、まず直接、自分の目で見、聞き、相手を「感じ... 続きをみる
◆はじめに 現状では「自閉症は治らない」ということが通説になっている。自閉症の原因は「脳の機能障害」だと《推定》されている。「親の育て方」が原因だと思われた時期もあったが、今、はっきり「それは誤りだ」と《断定》されている。 私自身も35年間の教員生活の中で、20年ほど「自閉症」と呼ばれる子どもたちと... 続きをみる
《要約》 2)表象機能と認知機能 ・一般の子どもの表象機能と認知発達に関する理論が、自閉症児の認知発達とその障害を解明するための方法論を提供することになる。このような観点からの、自閉症の認知を発達的に解明するための発達段階の具体化が「Stage分け」である。 ⑴表象機能とは ・人間は環境から入ってく... 続きをみる
《要約》 1)認知障害についての理解の変遷 ⑴初期の認知障害の理解 ・自閉症はKanner(1943)の報告した当初は、部分的に高い認知能力を示すことから、知的能力は障害されていないと考えられていた。その知的能力(認知能力)が発揮されないのは、自閉という症状のためであると解釈されていた。このため、知... 続きをみる
*第Ⅰ章の以下の部分は、自閉症が「認知障害」であることの論拠が述べられていると思われるので、要約しながら逐条的に検討を加えてみたい。 《要約》 【4.自閉症の認知障害】 ・自閉症の特徴的な行動(3つの必須症状)は、親の性格や養育態度により強まったり弱まったりすることもある。また、現代文明の“非人間的... 続きをみる
10月6日の参院予算委員会で菅官房長官、稲田防衛相は、出席した政治資金パーティーで主催者から白紙の領収書を受け取り、金額や日付けは後から自らの事務所で記入したことを認めた。それは国会議員の「慣行」であり、高市総務相も「規制法に領収書の作成方法は規定されておらず、法律上の問題は生じない」との見解を示し... 続きをみる
「ここを過ぎて哀しみの市(まち)」とは太宰治の言葉だが、その意味が、ようやく実感としてわかるようになってきた。「哀しみ」とは喜怒哀楽の一つ、私たちにとって、最も切ない、しかし大切な感情であろう。人は、思いが叶えられない時、自分が必要とされていないと感じた時、そしてまた、自分で自分を必要としなくなった... 続きをみる
午前1時から、「ラジオ深夜便」(NHK)〈インタビュー「64年、許されぬ痛み」長崎被爆者・永野悦子〉を聴いた。永野氏は現在80歳、長崎被爆体験の「語り部」として、その悲惨な実態(この世の生き地獄)を中・高校生、若者たちに語り伝えているとのことであったが、タイトルにある「許されぬ痛み」とは何か。昭和2... 続きをみる
前回のロンドン大会では、オリンピックの入賞者が、パラリンピックの終了を待たずに単独で凱旋パレードを行い、図らずもアスリートはじめ関係者の未熟さが露呈された。それを反省してか、今回はオリンピック・パラリンピックの入賞者が合同でパレードを行うらしい。東京都教育委員会のホームページでは、オリンピック・パラ... 続きをみる
平成15年、文部科学省は「自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」と定義した。厚生労働省もホームページで、「自閉症の原因はま... 続きをみる
「国民主権」の民主主義を標榜する日本社会において、参政権をはじめ基本的人権の数々を剥奪されている家族がある。「象徴」という存在の天皇家(皇族)だ。国民は彼らを敬い、親しみを込めて至上の優遇を図っているように見受けられるが、それは虚構に過ぎない。もともと天皇は「絶対君主」であり「神聖にして侵すべからず... 続きをみる
平成15年、文部科学省は「自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」と定義した。厚生労働省もホームページで、「自閉症の原因はま... 続きをみる
実にさびしく、情けない限りだが、私の人生は「終末」を迎えたようである。まだしばらくは、心臓をはじめとする内臓器官は機能するかもしれない、しかし、目がかすんできた。新聞、書物、ワープロ、ブログなどで「読み書き」をすることが億劫になってきた。このまま無理強いすれば、身辺処理、移動など、人間としての基本的... 続きをみる
(いつ終わりになってもおかしくない)私の人生は終末期を迎えた。物置同然の仕事部屋には、小・中学校時代の教科書、高校時代の詩集、大学時代の文学書、卒業論文、そして現役時代の専門書、研究論文などが、埃にまみれて山積している。梅雨明け前までに廃棄処分しようと思ったが、仕事はかどらない。一冊一冊どれを取って... 続きをみる
三十代をミソジ(三十路)、以降を同様にヨソジ(四十路)、イソジ(五十路)、ムソジ(六十路)という。では七十代は・・・?、多分、ナソジ?、そう思いながら、「七十路」をインターネットで検索すると驚いた。冒頭のサイトから高齢者のポルノ画像で埋め尽くされている。タイトルに曰く「七十路の動画89件 動画エロタ... 続きをみる
明け方、二階のベットで寝ていると、どこかでカラスが鳴き出した。カー、カーという声が、だんだん近づいて来る。数羽がお互いを確かめ合うように、カーと鳴くと、カーと応える。どうやらそのうちの一羽が窓の上まで来たらしい。ひときわ大きな声でカーと鳴いたので、私は思わず起きあがり、窓を開けて上を見た。そこには、... 続きをみる
いつもは午前中に外出をするが、なぜか気が乗らず、その分だけパソコンに向かう時間が延びたためであろう、腰に激痛が走り、立ち振る舞いが不自由になった。症状は「ギックリ腰の一歩手前」で、歩くこともままならない。重たい物を持ち上げたわけではない。パソコンの文字が小さいので前屈みになる姿勢が続いただけである。... 続きをみる
◆鰤大根母の面影囲炉裏端 ◆鰤食らう孫の未来は不透明 ◆駅伝の号砲を待つ冬の空 ◆水鳥の羽音に見入る猫の背や ◆蕪蒸酌み交わす友探しけり 【補説】 私の夢は「俳人」だったが、現実は「廃人」に終わった。 (2016.12.1)
もう十分見るべきものは見つ冬日 【補説】 欲を言えばきりがない。思い残すこともない。知盛を倣って終焉の日を迎えよう。 (2016.11.28)
死という字頻りに浮かぶ冬の朝 【補説】 同時代を生きた人々の訃報が次々と伝えられる。私にも「死」が迫っていることは確かである。今朝の冷え込みはことのほか身に沁みた。
園児らのキラキラ星に降る紅葉 【補説】 保育園の子どもたちが踊っている。園庭の銀杏、カエデが降り注ぐ。平和な日本を守らなければならない。 (2016.11.21)
思うこと遂げざる日々や木の葉髪 【補説】 「チャンスは前髪でつかめ!」、その思いを果たせぬまま、枯れ木のように老いてしまった。 (2016.11.2)
病葉に実もたわわなり今日の柿 【補説】 数十年来、見事な結実を重ねてきた陋屋の柿の木に異変が生じた。放射能汚染の影響か、葉に生気がない。実もたわわだが色づかず、鴉に啄まれることもなく、朽ちていく。 (2016.10.29)
「九条」に感謝を告げて旅立つ日 【補説】 「九条」のおかげで、私は兵役に服することはなく、人を殺すことも、殺されることもなく、穏やかな七十余年を過ごすことができた。そして今、静かに旅立つ日を待っている。(2016.10.25)
君が代の不戦を説きし君逝きぬ 【補説】 三笠宮殿下の御逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。 (2016.10.27)
秋風と戯れて往く峠道 【補説】 独り七十路坂を下りていく。友だちは秋の風と枯れススキ。そして俗謡が聞こえる。「何にも聞かないで つらい恋でも想い出にゃ いいことばっかりが 残るのよ」(山口洋子) (2016.10.2)
彼岸花手を振る人を振り返る 【補説】 俗謡に「いい奴ばかりが先に逝く どうでもいいのが残される」とあるが、私は未だに此岸に居て、逝ってしまった人が手を振る姿を思い浮かべている。今年もまた陋屋の玄関先には、彼岸花が一輪、花開いた。 (2016.9.27)
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海外旅行日記45 カルガリー郊外のバッドランド