主体と客体:主体による客体への依存
主体は その周りにあるべき客体を選んでいる たとえば 人間は 陸上に棲み 水中や 火中で生活を営むことはできない 万能ではないのである この非万能性において 主体は 客体に依存している この依存性があるために 光合成をする植物は 日の当たる場所に生えているし 肺呼吸をする動物は 捕獲できる獲物がいて... 続きをみる
主体は その周りにあるべき客体を選んでいる たとえば 人間は 陸上に棲み 水中や 火中で生活を営むことはできない 万能ではないのである この非万能性において 主体は 客体に依存している この依存性があるために 光合成をする植物は 日の当たる場所に生えているし 肺呼吸をする動物は 捕獲できる獲物がいて... 続きをみる
主体には 能動性をもつというイメージがある 主体以外の客体を 主体の都合の良いように動かし 支配するようなイメージがあるのである このような主体に 素直に従うのが 受動的客体である 私の右手は 私の意識の受動的客体である むろん うまく動いてくれないこともあるにはあるが 大体において 思うように動い... 続きをみる
善悪は評価であり 事実ではない 過去がもたらした因果応報の結果が良ければ それは善であり 過去がもたらしたい因果応報の結果が悪ければ それは悪である 戦いの勝者が善であり 戦いの敗者が悪である そんな過去に対する評価が 善悪を創り出し それが承継されてきた そして それを一般化され 明文化されるかさ... 続きをみる
親切は人のためならず 親切にするとその人のためにならない という意味にも取られそうな格言ですが 本来は 親切は回り回って自分のところに戻ってくるから 自分が親切にされるために 人にも親切にしなさいという意味らしい 利他が世間の間で循環しているのである 考えてみれば 生体は利他の循環からできている 心... 続きをみる
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 権力は散逸する この散逸を防ごうと 経済や軍事 法律や言論統制などにより 権力構造の循環が維持され 恒常が保たれている メッカの方角に向かい礼拝をおこなう 十字架の間で十字を切る 賽銭箱の前で手を合わせる あるいは手を叩... 続きをみる
時間の存在が動きを生み 時間の経過は定常状態へと事象を導く 動きの中で 繰り返される動きが残存し 繰り返されない動きが消えてゆくからである 泥水が 泥と水に分かれてゆくのも 生き残れない生き物が絶滅し 生き永らえることが出来た生き物が生存しているのも この時間継続に伴う定常状態への導きによるものであ... 続きをみる
構造の恒常性維持機能が高い構造ほど 自然選択されやすく その維持機能が脆弱な構造は 自然淘汰されやすい 恒常性が維持されなければ 構造は崩壊するので 当たり前の話である 動くという時間の中で 同じ構造が維持されることは ある意味奇跡であり その奇跡を実現している構造が 現存している構造ということにな... 続きをみる
猫にも 味覚が在るのだろう 美味しいものと 不味いものがあると見えて 餌をすぐ食べたり 残したりする 餌を残す時は満腹なのかと思い 別の餌を与えると 喜んで食べたりすることが在るのを見ると やはり 猫にも 美味い不味いがあるに違いない 味覚 他人の味覚は 自分の味覚と大体同じようなものだと思ってはい... 続きをみる
妄想は 妄想を描く主体の数だけ現れるが それを実現しようとする現実は一つしかない この多対一の関係において 多である妄想は 一である現実に対して 常に劣勢に立たされている 妄想を実現するには この劣勢を打破してゆかなければならない そして この打破に成功した妄想の主体は 勝者となり この打破に失敗し... 続きをみる
現象には 持続性が高いものと 持続性が低いものがある たとえば 台風は比較的持続性が高く つむじ風は比較的低い 地球の公転は持続性が高く 持続性の低い惑星があったとしても 今となっては もうどこかに消え去ってしまっている 自然選択は 持続性の高い現象の残存 自然淘汰は 持続性の引く現象の消滅という ... 続きをみる
後悔する時 「あの時こうすればどうなったろう」と 想像してみたりする もはやあり得ない現実を夢想するのである この夢想は 現実とは別世界の出来事からできている いつくもの ”たられば”を思考しながら いくつもの世界を創造する この世界の創造主は私であり 私以外の存在とは 共有を果たすことのない 孤立... 続きをみる
CDの円盤の中に刻まれた音楽が 再生されることを待ち続けている 本当に待ち続けているわけではないが CDは再生されることを予定して作成された 実際に再生されることがなくても 存在する限り 予定はされているのである 私の部屋にも 聞かれずに 本棚に飾られているCDがたくさんある これらのCDは ただそ... 続きをみる
記録された過去が 未来において再現される 記録の方式と 再現の方式が規律されることで たとえば 録音された音楽が 未来において再現される 記録された音源が 現在においても 未来においても 同一物として存在し この存在が 過去の音として保存されるのである 過去の音が今存在する 音源は 過去であり 現在... 続きをみる
砂浜に描かれた文字と 石に刻まれた文字とでは 石に刻まれた文字の方が価値がある ロゼッタストーンのように 言語解読に役立ったり 歴史上の重要な記録が残ったりと 石に刻まれた文字は 大切な遺産として大事に保護されている こうした歴史的価値はともかくとして 石に刻まれた文字の寿命は 砂浜に描かれた文字に... 続きをみる
「好き」があると その対象を思い通りにしたくなる欲求が沸き上がる そんな思いと裏腹に その対象が思い通りにならないと憎くなる かわいさ余って憎さ百倍という訳だ こうして 憎くなっても 元来がとても好きなのだから 憎くさを差し引いても好きでいる それで 「世の中思い通りにならない」ということになる 「... 続きをみる
私は 私以外のものにはなれない 猫になりたくても 猫の着ぐるみを着るのがせいぜいである 猫ではなく 同じ人間でも 他人にもなれない 私は 私でい続けなければならないらしい 私の意識が 他のものになろうと決意したところで この事実は変えられない この意識を無視した同一性の保持には 前例踏襲が寄与してい... 続きをみる
順調なプロジェクトは 計画どおりに実践が行われ 計画の目的に沿った成果が表れている この成果により 計画の正当性が明らかになり この計画が賛美されることになる このような 時間の流れの中で 計画が維持されている 実践やその成果が 時間の中で 沸き上がり消滅しているのに対し プロジェクトの中で 計画が... 続きをみる
記憶がなくなれば 私は私らしさを失うだろう どんな人に共感し どんな考えに賛同するのか? 記憶がなくなれば 私は私らしさを失い 人に対しも 考え方に対しも 記憶がある時とは 異なる反応を示すだろう むろん 記憶を失っても変わらない反応もあるだろう 沁みついた反応は 記憶がなくなったくらいでは変わらな... 続きをみる
遥か遠い山々の木々は 山の一部となり その一本一本の姿は見えない そんな遠くの木々から見た私の姿も 陸地の一部でしかないのだろう しかし 私は陸地ではない 私は 確かに 陸地とは異なる存在だ そのことを どんなに否定しようとも 私は確信させられている 大地とは異なる我が 確かに在るのだ きっと 同じ... 続きをみる
実体を言語化するという反応と 言語を実体化するという反応がある そして 自然を言語化する自然科学 言語を実体化する応用科学がある 応用化学は 自然を人工的なものへと変えてゆく この人工的なものには目的がある 言語化と 実体化という反応の連鎖が高める秩序性の中で 目的が醸造されている 秩序性の高い反応... 続きをみる
雨が降ると 傘の華が開く このような場面で 「雨が降る」は「刺激」であり 「傘の華が開く」は「反応」と解される 刺激とそれに続く反応は 因果律の一種なのかもしれないが 結果が 原因に対し受動的ではなく むしろ能動的なところが 「雨が降ると地面が濡れる」 という因果律とは異なるところがある 「傘が開く... 続きをみる
カメラは 写真を写す その目的を着実に履行する機能を その物質の塊の中に宿している 物質の塊に 目的を履行する機能を宿すことができるのは 試され 改良を重ねながら洗練されて来た設計図と材料 それに 材料を設計図通りに実現するための製造プロトコールがあるからだ 物質が目的を宿すということには 様々な技... 続きをみる
ミツバチと花は 互いに必要としあう間柄だ オスとメスも 男と女も 互いに必要としあう間柄だ その運命は 生まれた時にはすでに備わっていたもので それぞれの自由意思によるものではない 長い歴史の間に育まれた構造のなせる業である 長い間 誰も彼もがそうしてきた そうしてこれたし そうすることで生き延びて... 続きをみる
思考の源流の一つに婚姻ダンスがある いろいろな動物で行われる 雌雄間の交接を導く一種の儀式だ この儀式の最中で オスの行動が メスの行動を引き起こし その行動が オスのさらなる行動を引き起こす それが刺激となり メスもそれに対して反応し その反応がまた オスを刺激して オスを反応させる この連鎖の末... 続きをみる
花の種には 予定世界が詰まっている この予定世界を 実践世界で実現するノウハウが 花の種には詰まっている このノウハウを忠実に実践し 花を咲かせる種は いくつもある種のうち ほんの一部だ 同じ仲間の種と 光や養分をめぐる競争があり 葉を食い荒らす芋虫との戦いもある そんな競争や戦いをすり抜け 種は花... 続きをみる
音楽が 媒体から別の媒体へと変換されてゆく 口頭伝承されて民謡は 口という媒体から 口という媒体へ 空気の震えや 耳の鼓膜の振動などの媒体を介しながら 伝えられてきた このような媒体を介して 歌は再生され 幾度となく歌い継がれて来た このような伝承が継続されてゆくか否かを決する 2つの要素がある 一... 続きをみる
生命は 同じことの繰り返しからできている この 同じことの再現のために 同じものを集め 同じことを繰り返す 同じものと 同じことを 幾重にも循環させながら 生命の今が進行している 違うものと 違うことを 懸命に排除しながら 生命の今が進行しているということでもある 正しいものや正しいこと 誤ったもの... 続きをみる
身体には 同調圧力が働いている 心臓の細胞は 互いに同調し合いながら 息を合わせ 心臓全体を鼓動させている この同調が崩れたら 心臓は動くけれど 血液をうまく送り出せなくなる 意識と身体も同調している 疲れると眠くなるし やる気を出せば身体はしゃんとする ミトコンドリアの中では 酵素群が同調して 水... 続きをみる
物質世界を認識するとき 今しか存在しない これに対して 記憶世界に対しては 複数の時間を観念することになる 例えば 「20年前の記憶を今思い出す」 といったとき 20年前と今が混在する この時 物質世界と 記憶世界は 「今」において連なっており 「20年前」の 物質世界と記憶世界の連なりは 言語の文... 続きをみる
命は状態なので 状態を維持する能力が高ければ 存続しやすく 状態を維持する能力が低ければ 存続しにくい 生存競争は 状態の維持能力の背比べだ この背比べの結果として 生態系が ゆっくりと遷移している この遷移に応じて 個々の状態の維持能力が 試され続ける 能動的反応の質と能力が試され続けている 適応... 続きをみる
血管の細胞が痛むと そこから血液が漏れだし 炎症を引き起こし 周囲に壊死をもたらし命にかかわることとなる このように 血管の細胞は 酸素と栄養を体の隅々に供給する血管網として 縁の下の力持ちの役割を果たしている 血管の細胞は ほんの一例で 多細胞細胞を構成するすべての細胞は 身体全体のシステムから ... 続きをみる
噂には 生命のようなところがある 命が命を呼ぶように 噂が噂を呼びながら拡散し 興味深い噂の傍らで どうでもよい噂は消えてなくなる 面白い噂は 尾ひれがつきながら拡散し その尾ひれの面白さに応じて さらに拡散してゆく 増殖する噂と 絶滅してゆく噂があるところなど 生命の自然選択そのものだ 面白い尾ひ... 続きをみる
予定通りに事が運ばなことは よくあることで ドミノ倒しも何かの拍子で 途中で途切れることがある 規範とその実践次の実践につながる そんな循環が成立している世界は その主要な循環が途絶えると消滅する 揺れ動く自然は 規範通りにいかない自由をもたらす脅威だ この脅威が 循環の辺縁を変質させてゆく この変... 続きをみる
理屈というものは 身体の一部にこびりついている類のもので 全身にいきわたっているものではないらしい だからしばしば 「理屈ではわかってはいるのだが、、、」 と言うことになる そんな理屈を 自分の全身に行渡らせようとするのは無論のこと 他人の身体にまで行渡らせようとする理屈があるようなのだから ご苦労... 続きをみる
人間は 理性が発達していて 自分がしたことを 反省したり 後悔したりできる生き物だ だから 他の動物たちのように 自己肯定感ばかりに囚われて生きているわけにはいかなくなった 理性が発達した来たばかりに この生きる原動力たる自己肯定感を 自己否定感が蝕んでしまう事態が起こってしまう 能天気に 自分は素... 続きをみる
種の壁がある 種と種を分けている壁だ ギフチョウと ヒメギフチョウは 交雑可能ではあるが 生息地域の重複が少ないので 互いに交雑する機会が少なく それぞれの種が保たれている ライオンと ヒョウの交雑で生まれた レオポンやライガーには 生殖能力はない 種の壁を越えて次世代は育たない 逆に言えば 種の壁... 続きをみる
刺激ー反応系 たとえば フェロモンを知覚し それに反応する昆虫たち 異性の婚姻色を知覚し それに反応する脊椎動物たち ホルモンを受容して それに反応する細胞たち 予定調和として 創造された 刺激ー反応系の流れに乗って 生命が躍動する 酵素も 特定の物質に 特定の反応を導く 刺激ー反応系だ エネルギー... 続きをみる
生物は 刺激に反応して 定型的な行動をとる たとえば ミドリムシには 光の方向へ泳いでゆく 走行性がある 植物の根は 地に向かって伸びる 葉は 天に向かって伸びる このような定型的な動作が まわりまわって 生物に恵みをもたらす 恵をもたらすマニュアルが 残存してゆくダーウィンの掟 帰納法的に繰り返さ... 続きをみる
現象を記載する この行為は 動く現象を 動かない記載へと置換する作業だ 動くものを 動かないものへと置換する 別の言い方にすると 変化から不変への置換だ それを 同等のままであると定義しながら行うのだから かなりの無理がある この無理が通って やっとこさ 思考が成立し 哲学が成立し 科学が成立する ... 続きをみる
自治権があると信じていたところを 他人が介入してくると 治めている方は面白くない 逆に その介入により 権威から解放される側にしてみれば ときとばあいによれば してやったりということになる 国家権力は 家庭内自治を尊重し 不介入を原則としてきたが 老人や児童の虐待等の問題を解決するために 限定的に介... 続きをみる
あでやかに 沈んでゆく夕陽もあれば 人知れず 雲に隠れながら沈んでゆく夕陽もある どちらも 同じ太陽だ どちらにしても 終わりが近づくことは さみしいことだ 冬空の夕陽は ことに物悲しい 美しいほどに 物悲しい 終わってゆく記憶を 夕陽も太陽も 背負わされているようだ ーーーーー メモ 人恋しい そ... 続きをみる
先程終了(初回 2018/JAN/26 22:30)しました、テーマは"性と出会いのメカニズム"をヒトの場合と今日はクジャク、ウズラなどトリさん達の場合と比較して話を進めていました、博士はトリが専門🐣 <イラストは福井市自然史博物館より> 今日のまとめを簡単に言うと 尾が長い(実験上長くさせた)ロ... 続きをみる