戦前 家制度という少子化対策があった 戦後 その名残の中で ベビーブームがあった そんなことを 考えながら 「子宝」という言葉が持つ意味に 思いをはせた その昔 子供は働き手であり 家を盛り立てる義務の中で 自由を奪われていた 子供には 「宝」という要素と 「荷物」という要素に分離することが出来よう... 続きをみる
予定と実践のムラゴンブログ
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バレリーナの柔らかな身のこなしには 驚くほかはないのだけれど ゴワゴワに凝り固まった私の身体にも あのような柔らかさを宿すことは 不可能とは言えなくもないのだろう 日々 バレリーナ以上に体を動かし続ければ きっといつの日にか 私の身体にも 柔らかな関節が戻るに違いない しかし現実的には それが出来な... 続きをみる
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水面には 山や谷の様の起伏がない あるのは 山や谷に比べ小さな波の起伏のみである 湖の水面も 水たまりの水面も 海の水面も 波はあるものの 巨視的には平たくできている 山や谷を形成する固体の性質と 湖や海を形成する液体の性質の相違が その表面の起伏と平面の違いとなって現れている 固体には 下の方へ流... 続きをみる
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私の命という「制約の網」にかかった水や有機物が 私の体内を循環している こうした物質を支配することで 私は成立し 私という事物を一つの単位として 存在させている 窓際に咲くシクラメンも 「制約の網」を一つの単位として 個体を形成し 鉢の中にある土とは区画されている 鉢は 鉢として 人工的な「制約の網... 続きをみる
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いつも見聞きしているものが 基準となる 慣習の力である この力が宿った思考の中で 見聞きするものに違和感を感じることがある たとえば いつも見ている静かな山から 噴煙が上がったら 何とも落ち着かない心持になるだろう いつも通りを予定している そして その予定を 私だけでなく 私の周囲にも望む こうし... 続きをみる
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言葉が裏切らないものだとして 私に向かう言葉は 私の自由を奪い 私が心から発する言葉は 私に力を与える ところが 多くの場合 現実には 私に向かう言葉を 私は聞き流し 私から発する言葉は 空回りしてゆく オオカミは 狙ったウサギを 全て捕らえられるわけもなく 全く捕らえられないわけもない そんな拮抗... 続きをみる
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中心に 言論の自由が鎮座して その周辺を 言葉の暴力が吹き荒れる 言論の自由は低気圧みたいなものだろう 一方で 言論統制が中心に鎮座して その周辺を 粛清が闊歩している こちらは低気圧どころか 台風なのだろう 言論統制を妨げるものは 実力行使をもってなぎ倒されるのである 言論の自由も 言論統制も ほ... 続きをみる
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ノストラダムスの大予言ではないけれど 予定表に 起こりもしないことを記載することが出来る 日記にも 実際に起こらなかったことを さも本当に起こったことのように記載することが出来る 本来 言葉は 実在から自由なのです 予定からも 実践からも自由なのです この自由を縛り合い 言葉の放蕩をたしなめながら ... 続きをみる
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感情や感覚という操り糸に操られ 私の身体や意識が動いている 操っているのは誰? わたし それとも あなた いいや 神様かなあ 感情や感覚という名の操り糸に 予定が刻まれ それが実践されている 操られているのは私 操り糸も私 操っているのも私 どうなのだろう 言葉というのな操り糸に 私の身体や意識が動... 続きをみる
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どこまでが意識なのだろう 痛みや 便意は意識の内だろうか? それとも 意識の外から来るのだろうか? 視覚だって 意識の内と言えば内だし 外と言えば外になりそうである 記憶も 同じであろう 思い出すという動作で 外から内へ記憶が移動しているように思われるのは 内と外の境界あたりに記憶があるからなのだろ... 続きをみる
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「法の下の平等」という言葉がある 法は 誰に対しても平等に規制するように予定されているが この予定は実践されているだろうか? 権力者やお金持ち 上級国民に優しく 平民につらく当たるような法規制が 実践されていやしないだろうか? こうした疑問が確信に変わるような社会であると 暴動がおこるのだろう さて... 続きをみる
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主体は 周囲との相対において成立している ヨットは 風が変われば 進む方向が変わってゆく そのため ゆきたい方向に進むためには 風を読み 進むべき進路をとるための方策をとらなければならない こうした 周囲との相対において成立している秩序において 周囲の状況を把握することは 秩序維持のために必要性が高... 続きをみる
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ニーチェ先生の「もっと力を」の「力」は 何を意味しているだろう おそらくは 未来を拓く力であろう さらに言えば 良い未来を拓く力であり 悪い未来を拓く力ではないに違いない 未来を主体とすると 現在は環境であり 未来そのものではない その現在が 未来を拓く力で 未来を変えようと躍起になって 「もっと力... 続きをみる
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心臓の細胞を培養すると はじめ それぞれのリズムで拍動している細胞が シンクロナイズするようになり やがて 一斉に収縮と弛緩を繰り返すようになる 心臓の細胞は 周囲の細胞と 同じリズムで拍動するように 予定されていて それを実践する能力が備わっている この性質があるので 心臓は大きく拍動して 血液を... 続きをみる
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予定を計画することが嫌いであった 夏休みの初めに 宿題を毎日少しづつやる様に計画するように 命令された 自分で計画したという体裁を整えさせられ 計画通りにやらないと 「自分で計画したのに なぜやらないんだ」と叱られるのが 毎年の恒例であった 計画通りに実践することは 容易なことではない 無理やり計画... 続きをみる
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酵素や言葉には 未来を誘導する力が備わっている この力が備わっているから 酵素や言葉として機能しているともいえるだろう 酵素や言葉がある場合とない場合で 未来の様相が変わってくるのである こうして変わってゆく様相の一環として 酵素や言葉が再び現れるような場合において そうした酵素や言葉は 時間を超え... 続きをみる
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小さな正義を大上段に掲げ 他者を威圧しようとする人がいる 他にあるもっと大切な正義をないがしろにして 小さな正義を武器に 必死に社会と闘っている姿は どこか悲しく映るところもあるが 本人はいたって本気であるので気の毒である さて こうした小さな正義を振りかざしている人にしてみれば その小さな正義がと... 続きをみる
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複雑で繊細な言葉を持たない動物たちも きちんと生きている 動物たちは そんな言葉はなくても 生きてい行ける能力を持っているのである これに引換え 人間は言葉に使い生きている むしろ 言葉に頼り切って生きているとさえいえるのかもしれない 言葉を失い 本能と感情で生きてゆく自分を想像してみる きっと 今... 続きをみる
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神様というのは 未来にいるのではないかと思う時がある だから今は見えないのである そして その神様がいた未来が今になると その神様はもっと先の未来にいるので どこまで行っても会うことが出来ないのである そんな神様を 畏れ敬う 未来を 畏れ敬うのである そんな未来に 「実り多かれ」と祈り できる努力を... 続きをみる
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前例踏襲が承継され 慣習となると そのことについて 命名がされことになる そして 命名に用いられた言葉が さらにその前例踏襲を確固たるものにしてゆく しかしながら その前例踏襲に対峙する勢力が現れると その命名された言葉を否定する言葉が現れる 前例踏襲を良しとする言葉がテーゼであり それに対峙する言... 続きをみる
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前例踏襲するということに 善悪は無縁なところがある 善悪を考える前に 前例を参照してしまうからである もしかしたら 善悪を考えるのが面倒で 前例を踏襲することもあるだろう たとえ その前例が悪てあっても 前例があり 罪に問われていないということになれば どことなく その悪は許されていると 勘違いさせ... 続きをみる
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正義は 仲間への忠誠である この道理において 仲間外れを促すことが 正義にもなる 忠誠がない場合 それを罰することが 正義であるからである それはおかしいということになり 仲間外れを避けようとすると 忠誠がない仲間を増やす結果となりかねず 仲間意識を 脆弱にしてしまう ここで 正義と忠誠が争うことに... 続きをみる
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寝苦しい夜の終わりに 雨が降っていた 今日も何も起こらないだろう もっとよい明日を求めながら 昨日と同じ今日を過ごす 不満も 昨日のままである 同じを繰り返す 今日も 明日も きっと同じを繰り返してゆくのだろう 命は 踏襲を美学とする組織である 喜びも 不満も その美学を旨として 明日を作り続けてゆ... 続きをみる
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戦争をしていると 味方と敵で 命の重みが全然違っている 敵の痛みはわからず 味方の痛みは恨みに変える このように 仲間で集団を作り 闘い合うということは 痛みとか 命とか 同じものを 異なるものとして扱う道理があって 成立している 神経でつながっている身体と 神経でつながっていない身体が 物質的には... 続きをみる
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神経でつながっているから 火にかけた鍋に触れると指先が熱いのも 転んでぶつけたところが痛いのも 実感できる 神経でつながっていない他人の指が 火にかけた鍋に触れても熱いと感じないし 誰かが転んで大泣きしていても どこが痛いのかわからない 神経でつながっているのか つながっていないのかで このような大... 続きをみる
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言葉は腐りはしないけれど 言葉は忘れ去られてしまうことがある 使われない言葉は消えてゆく 使われる言葉には それぞれが真実を持ち 使われるたびに その真実が伝えられてゆくのである 話者が伝えようとした真実が 聴者に正確に伝えられ 言葉は存続してゆくのである こうした実態を鑑みると 言葉の内部には 真... 続きをみる
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カエルという言葉は 真実のカエルではないので 生きてもいないし 死んで腐ることもない このように 言葉というものは そもそも真実でない ところが それを真実であるかのように扱うところに 人間の醍醐味がある 「カエル飛び込む水の音」と聞けば 「ぽちゃーん」といった風の音が聞こえるような気がする 言葉に... 続きをみる
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人は 他人に干渉したがる生き物らしい そしてまた 他人に干渉されたがる生き物らしい こうしようと思っていても 「どうすればいいだろう?」などと 他人に相談さえする 承認が欲しいのである 仮にそれが失敗した時 「あんなことをするから」などと 批判されない為の布石でもあろう 親しさを強調する意味もあろう... 続きをみる
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フェアウェイの真ん中に 一本アカマツが植えられている 会心のドライバーショットで打ち抜いたボールは まっすぐにその赤松に向かって飛んで行き 「当たるなー」と声をかけたのだけれど 見事に当たり真横にはねて フェアウェイの左側の林の中に消えていった ボールに目があり 進行方向を変える能力があれば アカマ... 続きをみる
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空気の中で 無数の気体分子が それぞれのベクトルをもって動いている こられのベクトルの大きさや方向は 分子同士の衝突で変わるし 光の衝突でも変わってゆく 私の吹きかける息でも 無数の気体分子のベクトルが変わってゆくのである こうした外因により ベクトルは変わるのであるからして こうした外因を知ること... 続きをみる
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空気の中で 酸素分子や 二酸化炭素分子 窒素分子がぶつかり合っている 温度が高いと このぶつかり合いの頻度も大会らしい ところで 私の感覚では 温度を感じることはできるが 分子の衝突は認識できない * 視覚障碍者は 光を見ることが出来ない けれど 光の暖かさを感じることはできる 温度を感じられるけれ... 続きをみる
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水が大気の中を循環しなければ 雲も湧かない 水の循環の一部として雲は存在するのである 私の身体にも 水は循環している 炭素も 酸素も 水素も 私の身体の中に在る有機物として循環している これらは やがて 吐息や汗や糞尿として 私の体外に排泄され 大気中を循環するだろう 雲になるものもあるだろう 雲や... 続きをみる
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多くの動物で 当然のように オスがメスを追いかける メスならだれでも構わない という風な勢いで追いかけ回す このようなオスを メスが吟味する そこで オスは 恋の歌や恋の踊りを 必死で取得し それをメスの前で披露したりする オスは 歌や踊りが 好きなのだろうか? それとも メスの気を引くために 自分... 続きをみる
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殺すことが 全て犯罪であるならば アフリカの大地で インパラを狩るチーターは 犯罪者である 無論 そうなれば 肉牛をと殺することも 犯罪となる しかし これらの行為は 生きる営みとして 赦免されている このような赦免により 殺されても仕方がないものと 殺されてはならないものが形成される レイシズムの... 続きをみる
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生命というものは 自然が 生きてゆけるか否かを試し続けている こうした自然に対し 人間は 人間同士支え合い 互いに守り合いながら 生存機会を増やしてきた それと同時に 人間は 人間の生存機会を減らす他者を排除してきた このようなほう助や排除を通じて 人間もまた 自然の一部として 他者の生存を試して続... 続きをみる
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植物の葉緑体は 光のエネルギーを補足して 水を酸素と水素に分解する 水は 別段 分解されたくもなかったろうに 運悪く 植物に吸収され 葉緑体まで運搬され 無理やり 分解されてしまうのである 葉緑体に運ばれた水に 自由はないのである 葉緑体に光が働き 光合成の機械仕掛けが動き出すと 酸素と水素に分解さ... 続きをみる
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自由には 他人の自由を守る義務がつきまとう と言われている しかし その義務は 往々にして破られることになる すると 自由は争いの種になる この争いを未然に防ごうと 様々な決まりごとを作ることになる そうなると 正義が現れて 自由を制限してゆくことになる ここに 正義の自由の間に葛藤が生まれ 両者の... 続きをみる
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生きるために殺さなければならない このような矛盾を抱え 生命は生き続けている * 世間は偏見に満ちている むしろ 偏見が世間という怪物を創り上げている 男であるという偏見 女であるという偏見 子供であるという偏見 大人であるという偏見 年寄りであるという偏見 その怪物に立ち向かい 正義の剣を振りかざ... 続きをみる
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戦争をしていると 相互に異なる理想を掲げている この理想には 戦争終結後にどのようなことになり どのようなことをするのか といった 予定をも含まれている そして 互いに矛盾する予定を掲げ 戦争を終結できず 戦争を継続するのである 予定は 実体世界にはなく しかも それぞれ独立に創造される仮想的世界で... 続きをみる
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予定と実践が分離することにより 葛藤や不満が増幅している こうしたいが そうはできない むしろ ああしなければならない しかし ああはしたくない こんな葛藤が高じると 不満になる 概括してしまえば 予定には 結果として 実践可能なものと 実践不可能なものがある 予定はあくまでも予定であり 実践しない... 続きをみる
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予定と実践が分離し 両者の間の関係を保ちながら存在している 予定が頭の中に在り 手足がそれを実践するにあたり 両者の間で調和が成立しているし カエルの変態も 遺伝子の中に変態実践の予定があり それを遺伝子以外の生体が その予定と綿密に関連しながら 実践している こうした予定と実践の分離により 予定は... 続きをみる
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何も考えなくても 歩くことが出来る 極めるということは そういうことだろう 極めると言ってしまうには やや大げさかもしれないが 考えなけれでできないような複雑なことも 考えることなくできるようになるということは 為すべきことをできている状態の一つであるに違いない 車の運転も 初心者の頃 鼻歌を歌いな... 続きをみる
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熊は恐ろしい 猫はかわいい 野生の動物と 飼い馴らされた動物は どこが違ってしまったのだろう どこから違ってしまったのだろう * 組織に従順な人が 組織に残り 重要な人として君臨している 組織にあまり従順でない人が 組織から離れてゆく どこが違ってしまったのだろう どこから違ってしまったのだろう *... 続きをみる
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ものすごい勢いで 試行錯誤が繰り返されている 人間の思考が 仮想世界で試行錯誤を繰り返し 飛躍的に文明を発展させてきた その勢いが AIの発達で さらに勢いづいた 思考世界や AIの仮想空間から 実体世界がその成果を吸い取り 急速に変遷している 昔ながらの森林は そんな仮想世界がもたらす現実からすれ... 続きをみる
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生命の実体世界を 突然変異が変えて来た 人間の思考や意向を無視して 突然変異は発生し それが生命活動の実体を変えて来た こうした突然変異に 人間の意向が反映できるような技術が生み出され 実践できるようになってきた 遺伝子工学である この技術により 人間の思考が 突然変異という生命活動の上流域に 手を... 続きをみる
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来年の春になれば また この桜並木は 薄紅色の花に覆われているのだろう 一本一本の桜の樹が 一枝ごとの桜の枝が その春に向けて 今 来春の花を仕込み続けているのだろう この桜たちには 思考のない予定があり 思考のない実践がある 思考がないままに 見事な桜を毎年欠かさずに咲かせている もうすでに 改良... 続きをみる
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時間を限りなく裁断して顕れてくる現在は 様々な動きのベクトルの集合となる 別々の方向に向いているベクトルもあれば 同じ方向を向いているベクトルもある 命令のような言葉が織りなすベクトルと 感情が織りなすベクトルも 同じ方向を向いたり 違う方向を向いたりしながら 時間は推移している とある時間の断片で... 続きをみる
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国連事務総長が記者会見で 「国連の精力的な努力が実り この度 ロシアがウクライナから撤退することを表明しました」 と発言した そんな映像をAIは合成することが出来るのだろう しかしこのような映像は ディープ フェイクとは言えないだろう 信じる人がいないからである 引き続き ロシアの大統領が 同じ内容... 続きをみる
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時間の経過とともに あったものは姿を変えてゆき 昔は面影として残る このような時間の中で 現在は 矢のごとく過ぎ去り 現在をとどめることが出来ない 仮にとどめることが出来たとしても それは 固定された動かない存在ではなく ベクトルで表示されるような 変化している存在だろう 厳密に言えば ベクトルは ... 続きをみる
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夏 殺しても 殺しても 湧いてくるショウジョウバエにうんざりする ちょっと油断して 生ものを処理し忘れていると たちまち増殖し ゴミ箱の裏に 数えきれないくらいたくさんの蛹の抜け殻が 所狭しと並んでいる ショウジョウバエにしてみれば 勝利の勲章なのだろうが それを片付ける私は 「生ごみをもっと早く ... 続きをみる
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何時までも歩けるようになるために 私は歩く 歩くために歩くのである ただ単に歩いているだけではない 現在と未来が連なることが重要なのであり 歩くために歩く価値がある もう少しいうと 歩くために必要なことが欠けていないかを確認し 歩くために必要な機能を鍛えるために 歩いているのである 歩くために歩くよ... 続きをみる
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今在る秩序を維持するために その秩序の形而上のもとで 様々な形而下が現象している こうした現状において その形而下に反する現象は その形而上の下で淘汰圧に晒される ギリシア時代のソフィストが主張した 「正義は権力のためにある」と言った言説は こうした現状に追従するものである 映画「猿の惑星」で描かれ... 続きをみる
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秩序を維持することに エネルギーが必要である 同じ状態のまま 時間を超えてゆくには それ相応の努力が必要ということである 時間と共に壊れてゆくべきものが 壊れずに残ってゆくには それ相応の理由がある この理由に 形而上的価値がある 壊れてはならない理由 壊してはならない理由が 形而上的な何かとして ... 続きをみる
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現実という存在には 過去や未来はなく 現在しか存在せず 過去は消え去ったいる という 物質論的な考えもあれば 現実には 実際に在った過去もあり 記憶に残る現実も現実として存在するという 経験論的な考えもある そして こうした経験し記憶されて現実に加えて 予測される現実的未来も存在すると考える 認識論... 続きをみる
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生体高分子も 予定とその実践を繰り返している 視覚に関与しているロドプシンというタンパク質は 光が当たると形を変えるようにできている 光が当たっていない時と 光が当たった時とでは その立体構造が違ってくるという性質があるのである この性質は ロドプシンの予定であり 光の有無に応じて ロドプシンは 立... 続きをみる
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今日は何度くらいになるだろう? 昼はどれくらい暑くなり 夕方はどれほど涼しくなるだろう? こんなことを考えながら 「どの服を着ようか」と考える そして 気温に適応的な服を着ることが出来れば 快適に過ごせ 適応的な服を着なかった時には 後悔しながら過ごすことになる このような場合において うまい と ... 続きをみる
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自然と直接対峙するには 人間の身体はあまりにもか弱い だから 服を着るし 家を建て 雨風をしのぎ生きている 季節の変わり目を予定しながら 為すべきことを実践している こうしたことは 何も人間だけがするのではなく 多かれ少なかれ 生命は それぞれに 様々な工夫を凝らし 自然と対峙している 季節を見極め... 続きをみる
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イヌが 美味しい餌を前に 「待て」をしている 言葉が 本能に打ち勝っている時間帯である 飼主が「よし」と言うと イヌは 「待ってました」とばかりに 餌を貪り食う このように 言葉は 行動を操ることが出来る道具である 操られることを学習した動物を 操る道具である 逆に言うと 言葉は 学習しない動物を ... 続きをみる
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知らない言葉が話されている国に迷い込むと きっと その国の言葉を理解したくなるだろう 言葉なんか知らなくても 生きてゆければ 言葉なんて知らなくてもよいのだけれど どうにも勉強したくなる この勉強までしてでも理解しようと思う理由において 言葉は維持されている 言葉なんかわからず 人の言うことなど聞か... 続きをみる
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言葉に翻弄されなければならないらしい 翻弄されることで 生きる術が手に入るようにできている 翻弄され その言葉に従うことで その言葉が仲間を結び付けてゆくようにできている * 言葉全体が全能である世界の中で 一つの言葉は全能性を失っている そして 全能性を失うことで その言葉を機能させて 人間を翻弄... 続きをみる
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生命は 永遠への存続を 創り続けているシステムである このシステムの原理は 自己複製である 同じものを創り続けることによる 永遠への存続を実践し続けているのである 言葉も 同じを創り続けている あの人も この人も 同じものを見て 同じ言葉を想像したり 同じ言葉を発声し聞き取りながら 同じ言葉を伝承し... 続きをみる
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「あの人は偉い人だ」と考えることと 「神様は居る」と考えることに 大きな違いはないのであろう としてみる どこからどう見ても「偉い人」は居るのであろうか? 誰から見ても「偉い人」は居るのであろうか? 居るとしたら それはどんな人だろう? それは きっと神様のような人だろう なんとなく偉い人と 絶対的... 続きをみる
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時を超えてゆく存在には 保存的存在 循環的存在 能動的恒常の 概して三つの類型がある 一つ目は堅牢な存在 かたい岩石の様なもので 同じを頑なに維持する存在である 石に刻まれた文字は その文字が読まれなくなっても その形を残し続ける 二つ目は循環する存在 海のように その構成物が循環している存在である... 続きをみる
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意識は 状況状況で変化してゆきながら 最適を求めている 意識は 同一性を保つことよりも 状況に応じた変化が求められているのである そんな意識が行う理性的活動も 当然に変化を求めているところがある そんな理性が 不同なる普遍性を求めて探索を勧めるので 苦労が絶えない そして苦労の末に 不同を求める理性... 続きをみる
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現象には 持続性が高いものと 持続性が低いものがある たとえば 台風は比較的持続性が高く つむじ風は比較的低い 地球の公転は持続性が高く 持続性の低い惑星があったとしても 今となっては もうどこかに消え去ってしまっている 自然選択は 持続性の高い現象の残存 自然淘汰は 持続性の引く現象の消滅という ... 続きをみる
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目的という形而上を 合目的的現象という形而下が支えている この状態が維持される中で 目的という抽象と 現象という具象が 結びついている 結びつかずに 形而上と形而下の関係が崩れる場合には 現象は合目的的現象ではなく 単なる現象ということになり 形而上から 切り離された一過性の現象ということになる *... 続きをみる
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言葉の意味が通じると思いながら 言葉を発するように 膵臓のランゲルハンス島にあるインスリン分泌細胞は きっと 肝臓の細胞が糖を取り込み血糖値を下げてくれると思いながら インスリン分泌しているに違いない 膵臓の細胞が 肝臓の細胞のことを 実際には思うことはできないのであろうけれど 肝臓の細胞が インス... 続きをみる
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「橋」という言葉と 物質としての”橋”は 同じものではない だいたい 大きさが全然違う 実物の”橋”に 一体いくつの「橋」という文字を書き込めるだろう? これほどに大きさが違うものを 同じものとして扱うことで 言葉が機能している このように 言葉には そもそもその大前提に嘘が在る そこで その嘘を嘘... 続きをみる
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「もし」という仮定が存在するのは 状況が一定していないことに遠因があり 目的因を鑑み その状況にあわせた対応をとるためである 運動をすれば 呼吸が激しくなり 休めば 呼吸はゆっくりになってゆくのも 「もし」の仮定が幾重にも機能しているからに相違ない 「もし」が存在しているのである お風呂のお湯がぬる... 続きをみる
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理想としての あるべき姿というものが在る それは 存在しないから理想と呼ばれ 存在していないはずであるが 理想としては存在している つまり 存在していないものが存在しているのである 現実と理想は 存在している次元が違うので こんなおかしな言葉が生まれてしまう 現実の出来事と 寝ている間の夢の中の出来... 続きをみる
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私の意識は 私を創造し続けている 私の意識が 私ではなく彼を創造し始めた時 私は彼になるだろう * テレビカメラのモニターのように 私の意識が 私の周囲の景色を創造してくれている この創造力が潰えた時 私は盲目になるだろう * 太陽の重力と 地球の等速直線運動の調和において 地球が公転している この... 続きをみる
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私には 私の予定世界があり かの人には かの人の予定世界がある この二つの予定世界が調和していると 私と かの人の関係は良好であるが この二つの予定世界に矛盾が生じ どちらかが実践できるのならば どちらかが実践できないということになると どちらからが譲るか あるいは どちらかを屈服させるか というよ... 続きをみる
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私が創造した予定世界と 現実の世界の間に 調和の乱れが顕れた時 私は おそらく 私の予定世界を創造し直すのだろう それほどに 現実世界は重く強く頑なで 私の創る予定世界は 軽く弱く柔らかい ここに 私の哀しみがあり だからこそ 私の予定世界を維持できた時の喜びがある この喜びを目指し 私の予定世界が... 続きをみる
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後悔する時 「あの時こうすればどうなったろう」と 想像してみたりする もはやあり得ない現実を夢想するのである この夢想は 現実とは別世界の出来事からできている いつくもの ”たられば”を思考しながら いくつもの世界を創造する この世界の創造主は私であり 私以外の存在とは 共有を果たすことのない 孤立... 続きをみる
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”考える”ということは 頭の中に世界を創り それを維持する作業である この創造世界を 如何に現実との比較の中で 厳密に行うかを競うのが 科学ということになる そして この創造世界を 如何に魅力的にするのかを競うのが 芸術であり この創造世界を 共有し調和させてゆくのが 社会活動である 我 思うゆえに... 続きをみる
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「おはよう」という言葉には たとえば「猫」という言葉が持つ意味の様な 意味らしい意味がない 「おはよう」に対して 「おはよう」とオウム返しがあると そこに意味が生まれる 「yes」の様な受容の感覚が その意味である これに対して 「おはよう」に対して 「おはよう」が返ってこないと 「no」のような拒... 続きをみる
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自然は変わらないが 人間は変わり 自然をも変えることが出来る ここに人間の強さが在るが この過程において 人間は自然に自らをあわせて 合理性を獲得している 自然が 人間にあわせて 合理性が顕れているのではない 合理性は 人間の努力により維持されているのである この努力において 自然は恵を増やし 自然... 続きをみる
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環境は理不尽であり 不条理にできている 環境は 理屈を通してくれないのである だから 環境に対して 道理をもって説得しても仕方がなく 「明日天気になあれ」とばかりに テルテル坊主をつるして 祈るより仕方がない かといて 人間社会は 合理的にできているかというと そうでもない 不条理に満ちているからで... 続きをみる
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「魔法の言葉」と言われるように 言葉には魔法のような機能を有している 「右向け右」といえば それを聞いた人が一斉に右を向く この現象は 当たり前と思えば当たり前なのだろうが 不思議と言えば不思議である 人間でない他の生き物 たとえば 猫にしてみれば なぜこのようなことが起こるのか不思議に思うのではな... 続きをみる
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理想的な言葉で飾られた世界は 理想的である 現実的な言葉でつづられた世界は 現実的である 法律で規定された世界は 形式的である 理想的な世界も 現実的な世界も 形式的な世界も 空間を持つ世界ではない 空間を持つ世界は 一人でも存在する しかし 理想的な世界も 現実的な世界も 形式的な世界も 一人では... 続きをみる
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その予定調和が成立している範囲を 内部と呼び その外側を外部と呼ぶ * その言葉が通じる範囲を 内部と呼び その外側を外部と呼ぶ * 言葉は檻となり 心をその内部に閉じ込める 心がその外側に逃亡することを自由と呼ぶ * 原子核と調和して動く電子は その原子の内部となり その原子核と調和していない電子... 続きをみる
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身体を構成する臓器間には 予定調和が成立し 原則 調和を乱す存在は排除されている だから 身体の内部は 平穏が維持されている ところが 身体と身体の外部との関係においては このような予定調和が成立していない 仮に予定調和らしきものが存在していても それは儚く消えてしまうようなものであることが多い そ... 続きをみる
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私という意識は 組み込まれた予定の実践を司るために存在しているのであろう だからなのだろう 予定がないと 私は途方に暮れていまう そうなると いたたまれなくて 何かの予定を捜し始める それも つまらない予定は嫌で 楽しく心躍る予定を捜し始める しかし そんな予定はそうそう思いつかない ならば諦めて ... 続きをみる
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しばしば 周囲に従い生きていることを 「敷かれたレールの上を歩いている」と 揶揄されることがある そのレールの上を歩いていると そのレールを引いた人が喜び そのレールから外れると そのレールを引いた人が悲しむ その間 歩いている人は 嬉しくもなく 哀しくもなく ただ歩いているのかもしれない かと思う... 続きをみる
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私の体内には 眠るという予定や 食べるという予定 排泄するという予定 夢を見るという予定 幸せを感じるという予定 悲しみを感じるという予定 泣くという予定 笑うという予定 その他 様々な予定が組み込まれている 生まれたばかりの赤ちゃんにも 首が座るという予定があり お座りできるようになるという予定 ... 続きをみる
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社会には 社会としての形而上があり この形而上を維持するための調和が予定されている 個体にも 個体としての形而上があり この形而上を維持するための調和が予定されている この2つの形而上の間で 予定調和が一致していると良いのであるが 不一致があると葛藤が生まれ 若い情熱のまま世間に向き合い打ちのめされ... 続きをみる
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環境からの恵みに首を向け 環境からの禍に体を隠す 多くの動物が この様に環境と付き合い その生を紡いでいる 概して 生き物は環境との調和を予定して生まれてきて 調和する局面において環境と積極的に接し 調和しない局面において環境に対し消極的に接するのである 環境とこのようにうまく接するために 動物には... 続きをみる
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自然は 恵と禍をもたらす ここでいう自然の恵は 主体と調和した関係であり 禍は 主体と調和していない関係である 自然と主体は 組織として完全には一体化していないのである これに対して 身体内の関係 たとえば 心臓と血管 筋肉と神経の関係は 調和しており 不調和の関係に在ると それは 病気であり 異常... 続きをみる
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環境に適した生き物が生き残っているから 今生きている生き物は環境に適応している この循環論のなかで 時間が経過してゆく 時間が経過しても なお 循環している循環論が 古典であり 形而上として育ち 形而下に在るものを よりその循環に適したものへと変えてゆく原因となっている こうして 形而下に在るものは... 続きをみる
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釣り針には 使命があり 予定がある その逆向きにまで反り返った針先で 魚の口の皮膚を突き刺す予定である 予定が 釣り針という物体の形状に宿っているのである 釣り針の形には 様々な工夫と配慮がなされている 「J」の字の形状を決めたのは 釣り人ではない 大概の釣り人は 工夫に工夫を重ね伝えられてきた既存... 続きをみる
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再現されないものは消え去り 再現されるものが残存してゆくと 再現される頻度が高いものが増えてゆく 循環するものは再現される よって 循環するものが増えてゆく こうして 時間の経過とともに 秩序化が進んでゆく * 予定と実践が分離すると 実践されていることの外に 実践すべきことを内包することになる こ... 続きをみる
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団体競技において チーム内の調和は チームが機能するために欠かせない要素である この調和の完成度が高ければ高いほど チームは強くなり 逆に完成度が低ければ チームは弱くなる 身体の内部でも 筋肉系と 神経系 それに 内臓系の調和が良ければ 身体は強くなり 逆に弱ければ 身体は弱くなる このような統合... 続きをみる
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暑い日の散歩道 水鳥の雛が 私の姿を見て 急に急いで水の中に潜ってしまった いたいけな雛にとって 私は逃げるべき悪い奴らしい 鳥にしてみたら 私はレイシズムの対象であるらしい しばらく行くと 今度は カラスが木陰で口を広げている へばっているのか 逃げはしないが 「暑いのかい?」と声を掛けても カラ... 続きをみる
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私の意識も 私という形而上の形而下の一つである 私の意識は 私の肉体を友として その由来を知らぬままに 見事なまでに互恵的に共存している まれに 病が訪れ 時に 不用意な排泄にもようされて 私の意識は 私の肉体の不完全で不謹慎で野蛮な素性に 呆れ 嘆いたりするのではあるが 大抵においては 身体は私の... 続きをみる
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形而上は統合の象徴である タンポポの生活環は 形而上の一種であり 種も葉も花も根も その形而下に在る そして 形而上たる生活環を回すために 形而下に在る存在は その機能を発揮する きっと 根は花や葉のことを知らずに 花や葉のために水や養分を 地の中から吸収しているに違いない そして どこで作られたの... 続きをみる
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一般に 風雨にさらされても 固いものはその形をとどめるが 柔らかなものはその形をとどめることはできない ところが 生命は 石の様な固さはないが その形態を維持している 生命には 形而上にその形態を持つことにより 形而下の細胞がその形態を維持するよう機能しているからである DNAの情報の中に 手の指の... 続きをみる
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AがBとなり BがCとなり CがDとなり DがAとなると 循環が出来る この循環をGと命名すると AもBもCもDも同じGということになる Gの付従的存在として AもBもCもDもカテゴリーに属すると言う訳である 右手と左足が協調して動くように AとBとCとDは協調しているのである 前者は同時的協調とい... 続きをみる
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タンポポの種は その中に未来を宿している しかも その未来は過去からの遺産である こうして 時間と共に変わりゆく世界の中で タンポポはタンポポを維持している このように 生命には 自己を保持する能力がある 言い換えると 過去を再現する能力である 記憶も 過去を再現する能力であるが 物質的過去を再現す... 続きをみる
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実在は時間とともに流れ去り 実存が視座として残される * 動きがあるから 時間が動いていることがわかる この動きを知るためには 時間に動じない視座がなければならない * 視座は視座であり 被視体ではない * 実在は被視体であり 実存は視座である 実在は完全でありながら流れ去り 実存は不完全でありなが... 続きをみる
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蛍が 「 女 女 」と光を放ち 「 男 男 」と木霊が返す * 異性が 互いに視線を交わし合い すれ違うだけすれ違う * 審美眼が 野菜を手に取り じっと眺める * 蝶が チラチラ一頭飛んでいる 今度は二頭だ * 選ばれた魂が 選ばれない魂を 横目で眺める * 霊性が 定めた美に倣う 蛍の光 * 蝶... 続きをみる
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