• ベイ愛は世代も時間も越える。 #21

    2018/10/13(土) 本来ならば、神宮球場にいたはずだ。 だが、シーズンは終わってしまった。 ならば、仕事帰りに行くのは外苑前駅ではなく、帰り道の銭湯。 品川区の松の湯。 別料金のサウナ奮発し、湯船に浸かり、水風呂に浸る。 その時見慣れた「青」が目に入る。 五分刈りで、鍛え上げられた肉体の青年が、水風呂の共にしていたのは、あのタオル。 「今永昇太」 脱衣所で一緒になり、思わず声をかける。 「

  • TOGETHER WE CAN DO IT. #2

    2018/09/19(水) 東京ドーム B6-1G 勝 東 負 吉川光 1993年オフ、日本プロ野球界にフリーエージェント制度が導入された。 その目玉はドラゴンズの落合博満。 三冠王3度の強打者は、ジャイアンツに移籍する。 出場機会を求めたジャイアンツのファースト駒田徳広はFA宣言。 この年、横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズへと生まれ変わた球団は、駒田の獲得に動く。 それに並行するかのように

  • ハマのバナナ王子に新たな勲章 #11

    2018/09/05(水) 富山市民球場アルペンスタジアム B6-3D 勝 東 負 吉川光 「横浜は先発が苦しいですな。三浦の後はずーーっと谷間で、また三浦かという感じや」 2000年代、甲子園球場からのタイガース戦中継。 こんな解説をされるほど、ベイスターズ先発投手の陣容は苦しかった。 通算25年間、ベイスターズの先発の柱であり続けたハマの番長 三浦大輔。 通算46勝32敗。 関西の解説者が唸る

  • ハマの小さな大投手 #11

    2018/08/30(木) 横浜スタジアム B4-1D 勝 東 負 吉見 S 山﨑 小さな大投手が、ハマスタを支配した! 7回100球7奪三振で無失点。 ルーキー左腕が堂々の9勝目。 攻めのピッチィング。 テンポのいい投げっぷり。 試合を見事に自分のものにして、スタジアムの中心に仁王立ち。 防御率でもセ・リーグの第3位に躍り出た。 2017年10月26日。 プロ野球ドラフト会議。 ベイスターズは、

  • 建設は死闘。破壊は一瞬。 #11

    2018/08/09(木) 明治神宮野球場 B3-11S 勝 原 負 ウィーランド 見せてはいけない試合というものがある。 ホンの数年前まで閑古鳥が泣き、酔っぱらいのヤジだけが響いた、真夏の神宮球場のベイスターズ戦。 それが今ではドル箱カード。 だが、詰めかけたベイスターズファンに残ったのはため息と失望だけだっただろう。 球団に人気が出てきただけに、負けるダメージが大きい。 これだけの老若男女のフ

  • 横浜高校の遺伝子

    2018/06/30(土) 横浜スタジアム B2-1C 勝 東 負 野村 S 山﨑 GET THE FLAG!シリーズ5戦目。 試合前のイベントには、1998年優勝時の主力2人が登場。 ハマの司令塔 谷繁元信。 ハマの安打製造機 鈴木尚典。 それぞれ、現役の同ポジションの現役選手とメモリアルピッチ。 谷繁は嶺井博希に。 鈴木は横浜高校の後輩でもある主砲を相手に。 超満員の大観衆からの温かい声援と拍

  • 2018/06/13(水) ZOZOマリンスタジアム

    6/13 B1-6H 勝 有吉 負 バリオス 繰り出す投手が次々に失点し、悔しい敗戦。 試合は終始、マリーンズのペースで進んだ。 その試合最終盤に、マシンガンならぬマリンガン打線に立ちはだかった男がいた。 本来は勝ちパターンで使いたいサウスポーが、ビハインドの8回裏に登板。 僅か10球で3者凡退。 嫌な流れを断ち切る快投だった。 1995年7月20日生まれ。 北海道札幌市出身の22歳。 秋田県の明

  • 2018/06/08(金) 横浜スタジアム

    6/8 B5-2F 勝 東 負 高梨 緊迫の投手戦。 2-1でリードの6回裏。 2アウト2,3塁のチャンス。 打席には打つ気満々の先発ルーキー左腕東克樹。 ここまで103球9奪三振の快投。 4回裏の打席では、痛烈なファールを打つなど粘りの打席を見せていた。 指揮官はギリギリまで悩み抜いて、代打を告げる。 打席に向かったのは、昨年イーグルスから戦力外通告を受けベイスターズに入団してきた未完の大砲。

  • 2018/05/16(水) 阪神甲子園球場

    5/16 B5-0T 勝 東 負 岩貞 2017年10月26日。 プロ野球ドラフト会議。 早稲田実業の清宮幸太郎に7球団。 広陵高校の中村奨成に2球団。 JR東日本の田嶋大樹に2球団。 有望選手に指名が集中する中、ベイスターズは大学ナンバーワン左腕の一本釣りに成功する。 他球団の首脳陣は「今年もベイにやられた」と臍を噛んだ。 指揮官は彼に最大限の期待を寄せた。 「間違いなく10勝できるポテンシャル

  • 2018/04/26(木) 横浜スタジアム

    4/26 B3-4C 勝 ジャクソン 負 山﨑 S 中崎 3連敗中のベイスターズ。 先発はルーキー左腕。 ハマのババナ王子・東克樹。 初回から3点失うもすぐに立ち直り、百戦錬磨のカープ打線を牛耳っていく。 8回115球11奪三振。 小さな身体で堂々とスタジアムの中心に仁王立ち。 威風堂々のピッチングで、ブルペン陣に勝利を託した。 9回表のハマスタ。 轟き渡るゾンビネーション。 熱狂のヤスアキ・ジャ

  • 2018/04/19(木) 横浜スタジアム

    4/19 B5-0G 勝 東 負 吉川 快刀乱麻の投球が冴え渡る。 170cmの小さな身体が、ハマスタの中心で大きく躍動する。 7回1/3を投げて、4安打6奪三振113球。 2017年11月1日。日本シリーズ第4戦。 濱口遥大の快投を思い起こさせる大熱投。 指揮官に2018年のスローガンを閃かせた試合でもあった。 イニングの間にはバナナをパクつく「もぐもぐタイム」。 これは学生時代からのルーティン

  • 2018/04/12(木) 東京ドーム

    4/12 B6-4C 勝 東 負 大竹 S 山﨑 ハマの新リードオフマン、ドラフト2位ルーキー神里和毅の先頭打者ホームランからの怒涛の連打で初回5得点。 追いすがるジャイアンツの反撃を連日連夜の必死の継投で食い止め、チームは5連勝。 ヒーローインタビューには、プロ初勝利のこの青年が立った。 2017年10月26日。 日本シリーズ開幕直前のドラフト会議。 世間の注目がスーパールーキー清宮幸太郎に集ま