• 未来旅行 別れのロータリー 回想

    タカシ(小林さん)に心から御礼の言葉を述べて車が角を曲がる時に陽菜とわたしは深々とお辞儀をしながら見送った。 娘にしたら前日のこのロータリーに到着した時とは自分の中で真反対の気持ちになっている。 たった1日で・・この駅前の風景も全く違って見えていたに違いない。 わたしにとっても・・・このロータリーは数々のドラマがありました。 タカシがこの地に赴任中の四年半あまり、何十回も送り迎えしてくれた場所・・

  • 別れの桜 最後の10日間 最終章

    とうとう二人の新婚生活 最後の夜を迎えた。 年度末の金曜日 仕事は山積みのはずだがタカシは早く退社してきた。 もう部屋はダンボールが重なり殺風景になっていた。 棄てるお鍋一つと僅かな食器で夕飯作りをした。 二人での最後の晩餐である。 言葉少なく食事を終えていた。 タカシはこの四ヶ月あまりの日々を振り返り 「たくさんの負担をかけてしまったね、申し訳ないといつも心が苦しかったよ。でもやっぱり美緒子が来