• 時雨

    全国的に秋本番といったところかの?ただ、紅葉情報などを見てみると、まだまだ「色づき始め」という地域も多いのじゃろうか?わらわの住む地域ではの、ここ数日いきなり気温が下がって、秋本番というより初冬の様を呈しておる。昨日今日、最高気温が6~7℃くらいじゃ・・・。 秋の言葉をいろいろ考えてみたのじゃが、この季節を表現する言葉は少なからず多い。ブログでも題材には事欠かぬということかの。 さて、今日は「時雨

  • 雁渡し

    旧暦における季節は、一年を二十四等分した二十四節気と、七十二等分した七十二候という感じじゃの。今は、ちょうど「寒露」の頃であり、初候である「鴻雁来」が当てはまるのぅ。一節気は初候、次候、末候の3つの候から成り立っておる。寒露の七十二候は以下の通りじゃ。 初候 鴻雁来る  雁が飛来し始める (10/8~10/12頃) 次候 菊花開く  菊の花が咲く(10/13~10/17頃) 末候 蟋蟀戸に在り 蟋

  • 雪見

    花鳥風月という言葉があるの。美しい自然の風景や景色のことを言うのじゃが、こういった自然の様を愛でたり、重んじたりする風情・風流さをも意味する言葉でもある。 日本人は、己が自然と共にある、あるいは己が自然の一部であるという概念を古来より持っているためか、より自然を愛でたり、重んじたりする感覚が強いのだとわらわは思うておる。 例えば、自然を「見る」ということにおいては、「花見」「月見」「雪見」といった

  • 「冴ゆる(さゆる)」という表現

    その方らは「冴ゆる(さゆる)」という言葉を知っているであろうか?あまり聞きなれないかもしれぬが、この言葉は寒さに関係のある言葉ぞぃ。 通常、寒さを表す場合は「寒い」とか「冷たい」と表現するじゃろ?じゃが、この寒さがはなはだしく苛烈になると「凍てつく(いてつく)」となる。では「冴ゆる」とは、どういうものなのじゃろうな? 「凍てつく」というのは、低温のためにモノが凍る(凝固)様を表した言葉であり、単に

  • 北海道と冬座敷

    二十四節気では「小寒」に入ったの。寒さがピークになる少し手前の頃ということじゃが、わらわの住む北海道では日々最低気温がマイナス10~15℃になっておる。寒いのぅ~。 さて、今日は「座敷」についてじゃが、座敷という言葉はほとんどの日本人が知っているとは思うのじゃが? 座敷は、本来畳を敷いた部屋のこと。要は和室ということじゃの。戸建ての家ではの、洋室や和室を設えるものじゃが、中でも一番上等な和室(床の

  • 正月

    正月と言えば、その方らが一番イメージするものとは何じゃろうな。親の保護下にあるような未成年者はお年玉じゃろうし、初詣と答える御仁も多いじゃろうな。酒好きな方々は、「正月こそ飲むぞぃ!」となるのかの? ま、いろいろということじゃ。 日本人的に正月を見てみると、やはり、門松、注連縄(しめなわ)、鏡餅などがイメージ的にぴったりじゃの。 そもそも、正月というのは歳神様を迎える行事での、単なる正月飾りと思わ

  • 冬ごもり

    冬ごもりという言葉は皆知っておるじゃろう?わらわのような北海道に住む人間はの、冬ごもりといえばすぐに熊(ヒグマ)を連想してしまうのじゃよ。平たく言えば冬眠ということじゃな。じゃが、冬眠と冬ごもりは少々ニュアンスが違うのじゃがな・・・? 今回は、この辺のことは目をつぶってたもれ。いずれ、詳しく書こうと思うておる。 さて、冬ごもりは「冬籠」とも書くの。雪の多い国々では、雪が降り積もると、戸外に出て仕事

  • 足跡隠し

    冬至がらみで、「大師講」「足跡隠し」の話しでもしてみようぞ。 その方らは「足跡隠し」なる言葉を聞いたことはあろうかの?足跡を隠すと言えば、WebでHPやブログなどを訪問した際に、訪問した痕跡を残さないということを連想する御仁もおるじゃろう。また、痕跡を消すなどと連想すれば、「証拠隠滅」など悪いイメージを抱いてしまうやもしれぬの。 今日の「足跡隠し」はこういった類のものではないぞぃ。 東北、および北

  • 重要視されていた冬至・天正冬至

    冬至のことで何を書こうか?と考えてみたものの、あまりにも書くことが多すぎるので、今回は「暦」の観点から冬至について見ていきたいと思うぞぃ。 冬至と言えば、二十四節気の一つであり、冬至における風習とか食べ物などにわらわ達は意識がいくものじゃな。冬至南瓜(とうじかぼちゃ)、冬至粥(とうじがゆ)、柚湯(ゆずゆ)などじゃろうて。じゃが、今回は割愛じゃ。冬至など毎年来るからの・・・、書く機会などいくらでもあ

  • 冬霞(ふゆがすみ)

    その方らは「冬霞」という言葉を聞いたことはあるじゃろうか?俳句や和歌の世界では、冬の朝、あるいは夕方に遠くの山々がおぼろげにかすんでいる現象らしく、冬の季語としていろいろ活躍するそうじゃ。ちなみに、「霞」だけじゃと春の季語になるぞぃ。 「かすむ」という言葉は日常的に使われているじゃろ?例えば、「かすんで見える」という表現はよく使っておるの。 視力の衰えでものがぼんやり見えるというのは「最近目がかす

  • 枯野見

    枯野見(かれのみ)とは、「冬の暖かい日に郊外の枯野の景色を見に行くこと」じゃ。わらわ達は物見遊山的な心を今も昔も持っておる日本人じゃからの、冬になる前の枯野見もなかなか味わい深いものやもしれぬ。 枯野は言葉通りじゃ。人によりけりじゃが、草木などが枯れ果てた野原や、葉が落ちた寒々しい木々が乱立する原野などをイメージする御仁も多かろうて。 わらわの心の中にある枯野の原風景は「一面枯れ果てた野原の向こう

  • 木枯らしの吹く夜空

    木枯らしの時期は過ぎてしもうたようじゃの。本格的に寒くなる前に木枯らしについて少々考えてみようかの。 木枯らしとは、晩秋から初冬にかけて吹く強い北寄りの風(風速8m/s以上らしい)で、主に太平洋側の地域で見られる現象じゃ。わらわは、国字として使われる「凩」の方が何気に好きじゃけどな。過去30年ほど振り返ってみると、木枯らしは10月後半から11月前半・中頃にかけて多いようじゃの。 木枯らしは冬の季語

  • 風花

    数日前のことじゃが、北海道を始めとする北国では本格的な雪が降ったようじゃの。じゃが、日本全体で見れば、雪はまだ先のことじゃろうて。 さて、日本語というのは美しいものでな、季節を表現した風情のある言葉がたくさんあるぞよ。冬から連想すると「風花(かざはな)」という言葉もその一つじゃろうて。 風と花・・・この言葉からお主らは何を連想するかの?風に舞う花びら?風にそよぐ花?いろいろじゃろうな。風に舞う花び