• エッセイ きれぎれ草 11

     シューリヒトの音  いったい、指揮者が変わるだけで、オーケストラの音は変わるのだろうかという根強い俗見があるが、その問いに答える目覚ましい実例が、シューリヒトであると言えると思う。シューリヒトが主に指揮した楽団は、パリ・オペラ座管弦楽団で、ヨーロッパでも一流のオケとは言えない。ウィーンフィルやベルリンフィルと比べれば、素人でも容易に見分けのつくくらいの歴然とした差がある。ベルリンフィルのまるで整

  • エッセイ きれぎれ草 3

    歎異抄 たましいの奥底に墨で大書されたような文言。 これはどんな人間のたましいにも応ずる。 善人だろうが悪人だろうが。 「たとへ、法然上人にすかされまいらせて、念仏して地獄に堕ちたりとも」 「すかされ」という俗語が、肉体的に痛切と言っていいくらいの血の匂いがする。 なんという奥深さだろうか。 親鸞の手振りや口調まで伝わってくるようだ。 親鸞にはもう一つ美しい言葉がある。 「弥陀の本願はひとへに親鸞

  • BWV1006 Prelude バッハを聴く・・

    032 Classical Guitar of Tabei BWV1006 Prelude 今日は田部井先生のBWV1006 プレリュードをお届けします。 原曲は無伴奏ヴァイオリン:ソナタとパルティータ  第3番ホ長調の室内楽曲です。 無伴奏ヴァイオリン:ソナタとパルティータは、 第1番~第6番(BWV1001~1006)まであります。 その中からBWV1006の前奏曲のギター演奏です。 田部井先

  • Anne Gastinel Bach Franck

     6年ぐらい前か渋谷のタワレコでサイン握手会があった。アンヌ・ガスティネルというチェリストだ。ミニコンサートもあって前から2列めの至近距離でチェロの演奏を聴くことができた。フランス人だが、外見はハンガリー人かチェコ人のようにやや骨太で小柄な人だ。ピアニストのクレア・デザートはいかにもフランス人という感じ。  アンヌのチェロは柔らかな音色だが、ブレがない。  曲目は細かいところは忘れたが、ドビュッシ

  • J.S.Bach Mattew-Passion バッハ マタイ受難曲

    St Matthew Passion, Opening chorus , J.S. Bach  スウェーデンのDan Olof Stenlundという人の指揮でマタイ受難曲。  重厚さがクセになりそう。昨今の古楽器マタイと対極な感じでちょっと重厚すぎるかなと感じる部分もありますが、嫌いじゃないです。 St Matthew Passion, Final Chorus, J.S. Bach  同上。

  • Bach: Concerto for Two Violins Akiko Suwanai & Arabella Steinbacher

    Arabella Steinbacher & Akiko Suwanai - J. S. Bach : Concerto for Two Violins  チャイコフスキーコンクールで優勝した諏訪内晶子とアラベラ・シュタインバッハ―(シュタインバッカ―とも)。  アラベラは日本人の血が混じっているそうです。ドイツ人。  諏訪内晶子がチャイコフスキ―・コンクールに臨んだときは高熱だったそうで、逆にプ

  • 癒しのバッハ

    J.S, Bach, The Art of Fuge, Keller Quartet  アンヌ・ケフェレックのバッハは普通のバッハではなく瞑想のためのバッハです。 J.S. Bach - Piano: Anne Queffélec - BWV 639 "Ich ruf zu dir Herr Jesu Christ" Alessandro Marcello - J.S. Bach - Piano:

  • 第28回練習(外リコ、春の陽気に誘われて)

    どうも(;`Д´)y━~ボクですw 今日のみゆき: いじめっ小僧はいつも 一人きりで遊ぶのが嫌い 昼寝犬に石をぶつけて 吠えたてられても シーサイドコーポラス 小ネズミ駆け抜ける 港はいつも魚の脂(あぶら)の匂い 「シーサイド・コーポラス」より 港町に構えるアパート。「シーサイドコーポラス」。 私も港町に住んでいたこともあり、さびれた港町というのが、なんだか懐かしさを覚えます。 さて本題。 四月入