• 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  14.

    つくしは、半年程前、高校の中庭で桜子に巡り会っていた。 桜子は、ドイツから帰国して来たばかりで、幼稚舎の頃に通園していた英徳学園で有る英徳高校に編入して来たので有った。 桜子は、幼稚舎の頃、容姿の事で司からバッシングを受けた事が有った。 司に好意を抱いていた桜子はショックな余り、ドイツに渡独して、密かに整形手術をしたので有る。 桜子は、唯、司に、“綺麗に成った。”と、振り向いて欲しくて…。 唯、そ

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  13.

    背後から声を掛けて来たのは楓だった。 「ご無沙汰していたわね、つくしちゃん⤴。」 「ご無沙汰しておりました、おば様⤴。」 楓は考え深げにつくしに聞いて来た。 「何年振りかしら…ね?」 「………」 つくしは覚えていなかった。 楓は話しを変えると共に、司とつくしの縁を喜んで居た。 「つくしちゃん、やっぱり、つくしちゃんとはつくしちゃんが幼少期の頃から、縁が有る  様に思っていたのよ。  流石、私(わた

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  12.

    つくしは総二郎に押し切られる形で司の誕生日パーティーに出席していた。 その時、道明寺家に60年使用人として仕え、現在は使用人頭をしているという老婆 タマに声を掛けられた。 「あんただね、司坊っちゃんの想い人は…?」 つくしは驚愕して、首を捻っていた。 「えっ??  如何言う意味でしょうか?」 タマは、聞いている通りだと、感心し切りだった。 「はぁ~⤵。  成程、相当、鈍感だね⤵。」 タマは小さい声

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  11.

    つくしが英徳高校に編入時に、司はつくしに一目惚れしていた。 つくしと間合いを詰める為、総二郎を通じて、F4ラウンジで会うように心掛けていた。 今日も会う為に、F4ラウンジに行くと、総二郎に何やら話ししていた。 つくしは首を捻りながら、総二郎に確認していた。 「総兄、最近、道明寺さんと良く一緒になるよね?  態と…??」 普段、“『鈍感少女つくし』にしては鋭いな”と、総二郎は思っていた。 「否、そん

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  10.

    元々、優紀は総二郎に憧れを抱いていた。 まさか、それが、今日、『生』総二郎に会う事に成るとは想像もしていなかった。 総二郎は、総二郎で、席を立った優紀の後ろ姿を見た時、優紀のミニスカートから見える太腿から足首までのスラっとした細い足が総二郎好みでドキッとしてしまっていたのだ。 また、優紀のプロポーションの良さが目に焼き付いて離れない事に総二郎は、戸惑いを隠せないでいた。 つくしは時間も時間だしと思

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  9.

    ある日、家元が早目に帰宅すると分かっている日に、家元夫人は、家元に優紀を紹介する為、お稽古の後、優紀をディナーに誘った。 優紀は、“厚かましい。”と、断ったが、つくしも誘ってくれたので、断り切れず、御一緒させてもらう事にした。 その日は、いつも、午前様の総二郎も珍しく早目に帰宅して帰って来た。 総二郎の帰りを出迎えた使用人頭のかよも嫌味を言う程で有った。 「総二郎様、今日のお帰りはお早いのですね?

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  8.

    家元夫人は偶然、通り掛かった際、使用人頭のかよが、息子の祥一朗とTELで話ししている所に遭遇していた。 陰に隠れてTELの話しの内容を聞いていた家元夫人だが、かよがTELの音量を上げて話しをしていた為、話ししている内容が丸聞こえで、話しを聞いていた家元夫人は、何やら思い付いた事が有り、TELで話し終えたかよを呼び止め、提案をかよに持ち掛けた。 かよは驚愕したが、その提案を、結局、受け入れた。 「か

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  7.

    つくしの実家は、所謂、牧野財閥は、日本5大企業の一つに数えられる為、つくしは、中々、真の友人には巡り合う事が出来ずに居た。 *現在の日本5大企業とは… 1位…道明寺HD(道明寺財閥) 2位…牧野コーポレーション(牧野財閥) 3位…花沢物産 4位…美作商事 5位…大河原グループ(大河原財閥) と、なっている。 僅かの差では有るのだが、6位に藤堂商事も続いている。 道明寺家に近付く事は簡単ではないが、

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  6.

    総二郎は父親で有る家元に呼び出された。 「総二郎、今日、つくしが怖い目に合ったらしいな‼」 「………」 何で、もう、親父の耳に入ってんだよ。 “あの場合は、仕方なかったんだよ。”と、言えたら、どんなに良いか⤵。 それに、手短に、厄介者が増えてんだよ。 親父は俺の苦労も分からねぇ癖に、“いい加減にしてくれ‼” と、総二郎は言いたかったので有る。 可愛い妹分だからこそ助けもするが、そうじゃ無けりゃあ、

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  5.

    司のつくし対する態度を見て居れば、司がつくしに気が有るのは一目瞭然だった。 司の気持ちがF3にバレている事は知らぬは本人 司のみだった。 つくしは、気付いていなかったのは言うまでもないが…。 総二郎は怪訝な顔をしていたのだが…。 つくしは、鈍感なので有る。 人の気持ちには疎い処が有るのであった。 自分自身の気持ちにも疎い処は有るようだが…。 司はこれでは中々、つくしには気付いてもらえそうに無いので

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  4.

    総二郎はF4ラウンジでつくしが来るのを待って居た。 F3に会わせる為で有る。 しかし、中々、つくしが来ない。 心配になって見に行くと、つくしが男子高校生に声を掛けられて、脅えていた。 つくしは唯、声を出す事も出来ず、震えているだけだった。 「見掛けた事、無い顔だね?  もしかして、君、転校生?  へぇ~、可愛いじゃん‼  何だったら、俺等が友達になって上げようか…?  友達が居なくて、寂しかったん

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  3.

    つくしは、女性の担任の先生に寄って、教室に連れて来られた。 教室に着くなり、担任がつくしをクラスの生徒に紹介した。 「今日から英徳学園に編入して来られた『牧野つくし』さんです。  皆さん、分からない事は教えて上げて下さいね。」 担任はつくしに挨拶をする様、促した。 「桜林女学院から編入して来ました『牧野つくし』と、申します。  皆さん、宜しくお願いします。」 そして、休憩時間に入った。 その時、つ

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  2.

    4月の始業式後、つくしの英徳高校の初登校日。 不安一杯のつくしに総二郎は大丈夫だの意味を込めてつくしに言った。 「つくし、大丈夫だから‼  そんな不安そうな顔をするなよ‼」 つくしは泣きそうになっていた。 「だって…⤵。」 総二郎はつくしの不安を取り除いて遣ろうとしていた。 「俺が見付からなくても、兄貴にも言って有る。  大学校舎は高校校舎の並びに有るんだ。  何か有ったら、兄貴の所に逃げろ‼  

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  1.

    <一部の内容に不快に感じるで有ろう言葉が含まれています。  話しの構成上、記載しなくてはいけない為、ご了承下さい。> 【プロローグ】 つくしと進の両親は牧野姉弟の幼少期より、海外での仕事が多い為、牧野邸には不在がちだった。 そんな時、つくしが幼少期の頃に、黒尽くめの大男に拉致られそうに成った経験が有った。 その為、つくしはかなりの男性恐怖症になってしまった。 家族・身内には恐怖心は起こさないのだが

  • 従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  

    【主な登場人物】 *牧野家 牧野つくし…牧野財閥 令嬢  西門兄弟とは、母方の従兄妹弟       桜林女学院高校1年 16歳  小学校より桜林女学院に通う  才女       小学1年より学年トップの成績を誇る。       唯、つくしには過去に受けた心の傷が…。 牧野和男…牧野姉弟の父親  牧野財閥 総帥  牧野コーポレーション社長        西門兄弟の叔父 牧野千恵子…牧野姉弟の母親