• 「時間と自由」ベルクソン 白水社

    原題は「意識に直接与えられたものについての試論」という長い題です。ベルクソンは、われわれが日常感覚として持っている当たり前な自由感から決して離れません。自由が哲学者の間でどう論議の対象となろうが、この自由感からものを考えようとします。ベルクソン自身が、わたしは実在論も観念論も行き過ぎていると感じた。わたしは常識の見解をとった。そのためにわたしの著作は難解なものにならざるを得なかったと語っています。

  • “労働”と向き合う

    おはようございます。こんにちは。こんばんは。 写真は先日彼女に運転を任せて生きた心地がしない中で撮影した伊勢湾岸自動車道の「名港トリトン」。相変わらず素晴らしい景色でした。 さて、今般ブラック企業が跋扈する日本の労働社会に私なりの処方箋を提案していくシリーズですが、なんとも連続性のある言い方をしておいてこれが初です。← 誰が生き残るのか 戦場(社会)では、まともな人間から死んで行く。 労働環境に係

  • 「意識と本質」井筒俊彦 岩波文庫

    本書は、哲学や仏教にも破格の造詣を持っていた著者が、渾身の力を込めて著した哲学書です。最晩年の未完に終わった「意識の形而上学」の先駆となる作品で、「意識のゼロポイント」という井筒独自の言葉を用い、意識とはなんであるか、本質とはなんであるかとの問いを携えて、驚くべき深さまで思考を深めていきます。深い哲学的境地が、真珠を比喩として美しい詩的言語によって語られるくだりは圧巻です。

  • 「イスラーム生誕」井筒俊彦 中公文庫

    井筒俊彦は、数十カ国の言語に精通した語学の天才でした。司馬遼太郎が井筒を天才を十人束にしたような人だと言っています。井筒の文章には迫真力があります。イスラームが成立する以前の「無道時代」と呼ばれた実存的な場から、どのようにイスラームが誕生していったかを精細に物語ってくれます。無道時代の無益な部族間の争いや酒と女に明け暮れ、どこにも道が見出せない実存的な場と状況は、現代を生きるわれわれ自身の現状にも

  • 我慢大国、JAPAN

    おはようございます。こんにちは。こんばんは。 写真は先日長島のアウトレットパークの駐車場で見た空模様です。 いかにも夏らしい雄大積雲につい見とれてしまいました。風物詩ですね。 抑圧文化 日本 さて実は私、心理学とか哲学に関心があったりします。特に日本人の労働に係る心理状態の動きというテーマに興味を持っており、なぜ近年話題に上がるブラック企業がなくならないのか、常々考えております。 こちらをご覧くだ

  • 我思うゆえに我あり

     デカルトの『方法序説』の有名な一節「我思うゆえに我あり」はラテン語だと「コギトエルゴスム」だそうです。でも実際の本文はフランス語です。あの時代はラテン語で書くのが常道でしたが、一般市民にも読んでもらおうとフランス語で書いたのです。  「我思うゆえに我あり」は「神も世界も自分も存在することは疑うことができるが、疑っている自分の精神は疑い得ない」ということだと思います。これは「方法的懐疑」といいます

  • ソフトテニスと向き合う中にすべてがある。

    私が久しぶりにジュニア練習に参加出来ました。 やる気のあるジュニアの子供たちはドンドン進歩しています。 勝手に熱中し、夢中になる。 何かに導かれるように生きる。 大いなる力は間違いなく存在する。 人間を幸せにする、大いなる力が存在する。 だからこそ、人を苛める人間は絶対に幸せになれない。

  • 自分を信じる

    何年か前に買ったバッグと 最近買った時計の色合いがとても似ていて 自分でビックリしてしまいました。 自分はこの色合いが好きなんだと思います。 そのことに理由などないし、 他人に何かを言われる必要もありません。 自分が好きな色、ただそれだけです。 自分を信じればいいのです。 最後には自分しかいないのです。 自分の心、感性を信じる。 意見の合わない人と対立するのではなく、 離れて行けばいい~ 共感出来

  • トライ&エラー

    前略 道のりは険しく、だが故に面白いと思う今日この頃です。 色々な事をディスカバーする度に心は踊るけれど、この世に生を受けた以上、必ず死ぬ訳で、こりゃ楽しまなきゃ損だな、と最近はよく気付かされます。 そうです結果はエラーで良いのです。 問題はアクションを起こすかどうかです。 酸っぱい葡萄と甘いレモンの例えのように、最初から酸っぱいと覚悟しときゃあトライする事なんて、なんちゃあないのです。 なので、

  • ベルクソン(脳の活性化)

     ベルクソンの本をぱらぱらめくっていたら、内容の深奥性は不明だけれど妙に澱みのない文章にあたりました。  意識の諸状態の有機化について―自由  真の持続と偶然性  すなわち、時間は空間なのか。もしも私が地図の上に描かれた道を眼で追うとすれば、後戻りをして道がところどころで二つに分かれているかどうかを捜してみても何の不都合もない。しかし時間はふたたびたどれる線ではない。たしかに、一たび時間が流れたと

  • 占い~

    良いことはトコトン信じます。 何だか、良い予感がするのです。 新しい時代に入った気がするのです。 共感、共有、信頼、調和、 これから一見すると厳しい時代に入るような気がするかも知れない。 しかし新しい時代に必要な考え方、 いや、感性、心を持った人間が脚光を浴びて行くのです。

  • l'urbanisme これからの都市整備のあり方

    今日はTV5から。 都市づくりの環境に及ぼす影響について。 コンクリートで次々と固められた都市、大地はいったいどうなっていくの? 大地が呼吸しなくなったとき、水の流れを飲み込むことができなくなったとき、 生物の循環はどうなるのでしょうか? 救う手だてはあるのでしょうか? 緑地はどう整備すれば効果的なのか? 番組の最後に、研究者による解決策solutionらしきものが語られます。

  • Michaud est raciste! でもそれ本当に discrimination?

    フランスの法律と制度、その基礎を学びに一週間の予定でフランスに来ています。 講師はM2の学生、フランスではBac5。バカロレアの後4年分の単位を取得しています。 public - privé,   civil - penal - administration,   loi - moral,   などの対比を明確にしたあと、 la constitution各国憲法(国民の分身)が条約よりも優先するこ

  • 認知症介護最前線 Humanitude

    認知症介護で今注目のユマニチュード。 介護する方も、される方もしあわせになるユマニチュード。 フランス生まれ!!! 詳細はこちらに詳しく紹介されています。

  • ハイデガー拾い読み

     木田元の『ハイデガー拾い読み』の中で「へー」と思ったところがありました。  長くキーを叩くのは苦手なので部分的にしか挙げませんので、わかりにくいかもしれませんが、興味を持った方は文庫で500円代の本なので直接当たってみてください。  第二回「実在性と現実性はどこが違うのか」、という項目の中でカントの『純粋理性批判』に残る誤訳の流れで、デカルトにおけるレアリタス・オブイエクティヴァという文章が出て

  • ラケットの美しさに萌えてしまう~

    道具とは単なる道具ではありません。 自分で張り上げたラケットの美しさに萌えてしまう自分がいます。 大切に大切に心を込めて接して上げると、 その期待に応えてくれるものですね。 今週末もソフトテニス三昧でした。 土曜日は他ジュニアとの合同練習。 日曜日は午後からの通常練習でしたが、 急遽、朝8時からの希望者だけの特別練習が入り、 8時~16時30分の1日練習となりました。 私の身体は悲鳴を上げていまし

  • カントトニーチェ

    私の足元には何がある? 大地と私の間には何もないから。 何もない事に人は悩み、戸惑い、荒れ狂う。 さよならなんて言わないから。 神だ宇宙だなんて分からないけれど、 「ただそこにいる」という奇跡に 僕はこの詩を送ろう。

  • le gaspillage ツイッター、有効活用!!

    これを読んでちょっと変だと思われた方は多いのではないでしょうか? 昨年、ツイッターでいろいろとコメントされていた文章です。 文章だけ読むととても愛❤のあるお手紙です。 子ども食堂から子供たちにむけた励ましの、あるいはお誘いのお手紙に見えます。 さて、署名を見ると内閣総理大臣となっています。 日本の文化的伝統として、自他の区別があいまいというものがあります。 主語を言わずに文章をつくると、一般的な見

  • ハイデガーの世界内存在

     伊藤吉之助という人は1918年フライブルグに留学しました。ハイデガーと出会っています。  ハイデガーより4歳ぐらい年上の伊藤ですが、ハイデガーによる個人教授と言いますか、伊藤の下宿先にハイデガーが出向いたので個人授業ですね。  そのころ日本は裕福ですから下宿といっても数部屋も確保している下宿です。もったいないのでハイデガーの授業は学友4人で受けていたようです。  ちなみに同時期には九鬼周造はサル

  • コメントを試みる! Commentaire sur Tokyo emblème de..

    前回、Regards sur la ville を訳したものを載せました。 今日は日本の事情を説明しつつそれに対してコメントを試みようと思います。 戦後復興の各都市の事情はウィキペディアを参照しました。 戦後復興は国の助成を得て、各都市の自治に任されましたが、東京都は関東大震災の時にすでに助成を得ていたため配分は抑えられました。 ご存じのとおり、東京都知事は直接選挙によるためか自分色を強く押しだす