• コエーリョ「ザ・スパイ」

    最近角川から文庫化された、コエーリョの作品です。 珍しくスピリチュアルではない作品でした。 内容は、マタ・ハリとその弁護士の手紙です。手紙からマタ・ハリの生涯を描き、時代に呑み込まれ混沌のうちに処刑された「ロシアの二重スパイ」の真実の姿??と思われるものが書かれています。 彼女は、国民の目をそらすために、逮捕され、裁判にかけられ、処刑されたのですね。それまでのフランスのあらゆる作戦の失敗を、彼女の

  • 逆説の日本史 信長巻

    戦国時代を検証する卷で、 信長が行った幾度かの虐殺が、 世に言われる程残酷な行いであったか否か、検証していた。 結論は、時代背景を考えれば、 特別には、残酷ではない。というもの。 いや、ちょっと待て。待て待て待て。 確かに、信長に虐殺された勢力にも非はある。 他に解決方法もなかったかもしれないし、 時代背景を考えれば、戦略の一環であったのであろう。 しかしだ。信長の生涯において、 数回にわたって繰

  • E.ブロンテ「嵐が丘」

    最初から最後まで、愛にがんじがらめになりながら、魂をきゅうきゅういわせて読み終わりました。 今までフランス文学に偏りがちだったので、最近イギリスものを続けて読んでいたのですが、この本はイギリスだからとかそういうこととは関係なく、大変、苦しかったです。 私には、最初から、途中でも、ヒースクリフが悪人には思えませんでした。悪いふるまいをするたびに私も心が痛くて。復讐だなんていうけれどそんな簡単なことじ

  • 「嘘だらけの日独近現代史」

    本は買うまいと、心に決めていたのですが。「嘘だらけの日仏近現代史」を読んでから、続編が読みたくなって、昨日研究会用のポスターも仕上がったことだし、土日余裕あるしで、ついつい買ってしまいました…。禁本守れなかった…。私ってホント意志薄弱…。 さて、昨日買って一気に読んでしまった「嘘だらけの日独近現代史」ですが。やっぱり面白いですね(でも日仏のほうがずっと面白かった。フランス史には個性的な人がたくさん

  • 歴女ではありませんが

    若い頃中国の歴史関係の本ばっかり読んでました。正直、登場人物なんてみんな同じような漢字の名前なので、さっぱり覚えていないんですが、いつどんなことがあったかということは漠然と覚えており、各時代の史書、諸子百家から、抱朴子・山海経、さらに中国の基本である春秋・易経なんかも読んで、大学の頃はいっぱしの読書人気取りでした。 史記で数行ほど、後漢書でも数ページでしか語られてはいないのですが、光武帝のファンに

  • スピリチュアル?いいえそれほどでも。

    私の読書遍歴を見ると、いわゆる「スピリチュアル」な本が多いです。私自身はスピリチュアルなことには全く興味はないし、そういったエセ宗教的なことには否定的なんですが、文学として読んだ場合、いや、そんな堅苦しいいい方せず、単にストーリーとして読んだ場合に面白いと思うから読んでいるのです。 青春時代の私の聖書だったのが、リチャード・バックの「イリュージョン」です。ほかのリチャード・バックは全然ダメでしたが

  • 寝不足はいかんよ。

    中央線が運転見合わせしているので、スポーツクラブに行きたくても行けません。ひょっとしたら動いているかもしれないけれど、駅まで行って、やっぱり動いていなかったとなったら悲惨なので、職場待機です。 今日はセミナーの発表があったはずでしたが、上司が風邪で休みのため延期になりました。私の準備期間はあさってまで猶予が出来たわけですが、今日は違うことをやっていてちっとも発表の準備を進められませんでした。ただ単

  • アンテリジョンヌ

    職場のフランス人が私にそういったのです。 インテリジェンスのある女性という意味だと思いたいですが、私は「頭」で生きてきた人間ではなく「体」で生きてきた人間ですので、インテリとは違います。 何事も経験で突破してきた、そんなダンプカーのような人間です。 聡明でもなければ、感性が優れているわけでもありません。私は自分の感性や感受性にはほとほとあきれていて、どうしてこう、無神経な人間になってしまったのだろ

  • 対訳ブレイク詩集

    ブレイク(1757-1827)の英語対訳詩集は先月読み終わっていましたが、自分の中でなかなかかみ砕けなくて、今日帰宅してからまた読み直してみました。なんというか、時代が時代だからなのでしょうか、とってもキリスト教の、特に旧約聖書の影響が色濃く出ているように思います。そのほか、知らないとわからなさそうだったのは、ミルトンとギリシャ神話。私はほとんど知らないので、訳者の注釈にそれが出てきても、なぜブレ

  • 「いつも私で生きてゆく」草笛光子 著

    本屋さんの新刊コーナーで見つけたので買ってみました。 出版は2012年ということでした。文庫版になったのが、最近のことなのですね。 昨日、はるごんさんのブログで、草笛光子さんの本が紹介されていました。珍しく褒めていたので、こちらも要チェックですね。 2012年、草笛さんは当時78歳。(この本を書いていた当時、6年前) 女優をやる上で、必要なのは元気、体力だと、言いきっています。すごいですよね。 ア

  • 8月総括と9月の目標

    毎月を振り返る~8月の総括~ 体重:ちょっと増えた。あと2キロで目標体重。おやつが再開されている!あかん! ヴァイオリンの練習:先月と同じモーツアルトの特に4番のコンチェルトと、ローデ22番、新しくバッハの無伴奏ソナタ3番。10日間練習しました。前は一回1時間程度だったのが最近は2時間続けてできます。 ピアノ:一度も弾かなかった…。 病院:胃カメラしてきました。胃炎だそうです。 フランス語:6日間

  • もくもくと…。

    煙じゃないですよ。 今日はフランス語がお休みだったので朝はゆっくり起きてきました。さて今日は午後から仕事のためにカフェに出かけよう、と思い、その前にちょっと気になる本を、出だしだけでも読んでおこうと本を手に取って寝っ転がりまして。 もくもくと。 黙々と。 読み続けること、たぶん4時間。 ふう。一冊読んじゃった…ぢゃないよ! 夕方やんけ!! 仕事どうするねん!! 笑点の時間には間に合いましたが、それ

  • ドイル傑作選ー恐怖編ー

    髪の毛何とかしてきました。染めてきました。切りませんでした。美容師さんに「髪の毛多いですね」と言われたので、抗がん剤以後細くなったことをお話したら、「いえいえ全然太いですよ、心配しなくていいですよ。色が白くなったら染めればいいし、癖が出たら縮毛矯正すればいいけれど、毛量だけはごまかせませんからね、これだけしっかりあれば、恵まれていると思いますよ」と言われてしまった。 髪の毛が細くなったことが悩みで

  • 「泥流地帯」三浦綾子 著(北海道地名散歩「上富良野町」)

    上富良野町が舞台の小説です。 富良野は「北の国から」ですでに有名です。 富良野とつく自治体は旭川からたどると、上富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町と4市町あります。 富良野の地名はアイヌ語から。 フラ・ヌ・イ(臭い・を持つ・所)から、富良野となりました。 旭川、美瑛、そして上富良野と北から南へとたどってゆきます。上富良野町の東側は山岳地帯となっていて、北海道のほぼ中心、大雪山、トムラウシ山

  • フランス語の謎が解けていく文法の本

    今日はブリオッシュドレで12時から5時までフランス語を勉強していました。迷惑な客ですね。でもいいんです、お昼ごはんとおやつを頼んだので、2回来店したと考えていただいて。それにしても4人席を一人で占有していたのですから贅沢なことです。ごめんなさい、試験前だから許してください。 私より前に来店して、私が帰るときにまだいたお客さんもいらっしゃるので、まあ、お店のほうもそれほど厳しくお客さんを取り締まって

  • 涼しい!+「わたしたちが孤児だったころ」

    埼玉から東京に帰ってまいりました。 母との5日間も楽しく過ごせました。埼玉は確かに暑かったけど、今日は信じられないほど涼しかったです。秋の風が吹いていました。 東京も、風が吹いていて涼しいです。私の部屋は34度になっていましたが。 でも30度で涼しいって思えるなんて、ちょっと異常ですよね、沖縄のほうが涼しいんですよ。下手すると東南アジアのほうが涼しいという。 さてお盆休みいろいろやろうと思っていた

  • 実家、暑い…+パソコン買いました

    今日から金曜日までお盆休みで実家でゆっくりします。 目的は、フランス語の勉強と(なのにCDを忘れてきてしまいました!!ウォークマンで聴くしかないですね…)、読書(目標3冊)と、スクリャビンの和声の勉強と、つつがなくお盆を過ごすことです。 大変、暑いです。夜は多少涼しいのですが(東京の夜より心地よいです)、さすが熊谷まで1時間の距離です。なめてました。汗ダラダラで、もう冷水のシャワーでも浴びてないと

  • 宿題、英文ドキュメント240ページ

    そんなもの誰が読むかい!!(ちゃぶ台ひっくり返し) 上司から宿題のメールが入っていたのですが、読みなさいと言われたのがタイトルの通り。 こちとら夏休み中やねん!!上司も夏休み中だけども。英語すらすらできる上司と一緒にせんどいて!! でもどうしよう、宿題やらなかったら上司にあきれられるかなあ…ドキュメント(論文)を読めと言われたといっても、学会の予稿の参考文献に書くだけの目的なので、読んだところで成

  • 「ボートの三人男」

    10日もかかりましたが読みました(パソコンの修理をしたり学会の申し込みがあったりしてなかなか時間が取れませんで)。大変面白かったです。話の筋としては、3人の男と一匹の犬が、テムズ川をボートでさかのぼる珍道中なのですが、時々織り込まれた挿話にに、イギリス紳士の皮肉めいた生態が見られて、そしてイギリスらしい?道徳観や価値観が見られて、なるほどと思わずにはいられませんでした。 私は圧倒的にフランス文学を

  • 永遠平和のために

    こんな過疎ブログで随分壮大なタイトルだ。 いえいえ。これはカントの著作のタイトルです。 で、カントが出した結論は、 人間は、神によって争う様に作られている。 人間にとって戦争状態は、自然な状態である。 だから、争う事を前提として、国家、国際社会を運営しよう。 永遠平和なんて無理かもね。でも追求し続けなければならないよ。 です。 本文は短いけど、戦争が起こりにくい政治、経済体制の考察や、 国際社会の

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