運といい命というともわが人生いかでか生を愛せざらんや 運命と人は言えども宿命と言い直せども人は生きる
短歌のムラゴンブログ
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アイス食べしばらくは寝て過ごす午後 相変わらず訳の分からぬアカウントどうなっておるマイクロソフト
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御仏の御業なりけりかけまくも母の命の長らへたるは
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旧友と会わずに過ごし2年半今頃彼は何しておるか 大学の友と会わずに数十年年賀だけなり消息知るは
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パソコンと今日は一日にらめっこ夜の十時に引っ越し最中
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地下鉄に蘭を抱えし女性あり異国の人と見ゆるがゆかし
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誠意なき人と話して腹立たしされども相手どこ吹く風や 夏日暮れ赤く染まらぬ愛知池
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悩み事ありと言えども顔に出でぬ顔に出でずば無きがごとくや ※これは、わたしのことです。
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ワクチンや時折疼く左肩効いておるらし我が痩躯にて 浮かれたるモンシロチョウの飛んで行き アゲハチョウ家の陰より隣家へと
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いかんともし難き雨の日の憂い溜め息を吐く深く大きく
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後戻り利かぬ年齢重ねては我はおおよそどの辺りや知り ※今日は、この一首です。
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コロナ禍の収まらぬままロシア禍にこの世の地獄ウクライナかな 日本にもかつては地獄ありにしを知らぬ顔なる現代日本 ※都合で、皆さんのブログへ小まめに訪問出来なくなりました。どうぞ、悪しからず。
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スマホにて初投稿の新学期 広い部屋噛みしめており新居にて今まで如何に狭き部屋なる
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一年に三十万の出費なり抗ガン剤は高額なりき ※今日はこの一首です。
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洗濯機毛布の汚水流しけり二槽式は衣服にやさし 青春という語に浮かれたる人よ面映ゆしかな生は重かり
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短歌
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桜前線はいよいよ道東・道北へ ── 続・夏待日記 令和六年四月二十五日(木)
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【改訂版】 たいていの人が「よい」というものは、たいていの場合「よくない」ものなんだよね ── 続・夏待日記 令和六年四月二十三日(火)
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今日の唄(2024.04.23)
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ニュースと月曜日と春愁 ── 続・夏待日記 令和六年四月二十二日(月)
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別れがたい気持ち
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僕はもう星へ還らなきゃ ── 続・夏待日記 令和六年四月二十一日(日)
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Everybody Loves Lazy Saturday ── 続・夏待日記 令和六年四月二十日(土)
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【臨時】「NHK短歌」(2024年5月号)掲載結果
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君からの誘い 2
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桜前線、津軽海峡を渡ってラストスパート ── 続・夏待日記 令和六年四月十九日(金)
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春の試練は計り知れん ── 続・夏待日記 令和六年四月十八日(木)
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思えば遠くへ来たもんだね ── 続・夏待日記 令和六年四月十七日(水)
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君からの誘い 1
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葉桜の夜桜
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【改訂版】 昔々ある沢に美しい滝が懸かっていましたとさ ── 続・夏待日記 令和六年四月十六日(火)
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青空が見えねば花は撮らぬなり 生活はギリギリなれど生きており時には笑ふことさえ忘れず
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生き物は生き物よりや生を受く授かりたるはたましいなりき この世には自然と人為の営為あり日本はこれらを一つにしたる 開花より五日ばかりで四分咲きか
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独裁者たった一人の戦争に諫める部下の居らぬが哀し 紛争のけして止まざるこの世かは人とはかくも闘争好きや
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世界には戦火の絶えぬ火種あり人の心の暗き場所なり 嘆けとて世界の紛争止まざりきしかして思ふ人とは何ぞ
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モクレンか辛夷かどうか知らねども春を告げたる花とは知れり ※今日はこの一首です
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背後にはアメリカロシアの構図あり優等生と不良のもつれ あちこちで花咲き初むる町中や 振り上げられた拳は空しい
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今日はさて何も浮かばぬ日となりぬこんな日もあって良きかな ※こんな一日でした。
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あな愚か国連総長軽々に核戦争などと言うなかれかし 国連を信ずるものにあらざれどそれでも口の軽きに過ぎる 風立ちぬ今年は花の早きかな
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私が運営している英語ブログに、 ドイツからお問合せをいただきました。 最初はスパム系?かも、 と疑ったりもしましたが、 ちゃんとしたお問合せだったんですね。 内容は、彼女が小説内に使用する 短歌を添削してほしいというお願いでした。 実は、私は以前、 英語俳句、短歌にはまったことがありまして、 (今は... 続きをみる
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権力者権力に酔うおのずから人の理念に酔うがごとくに ダイヤモンド散らかるごとく春の池
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我が首を絞めるがごとく愚かなる道を歩める人類ならん 異国では銃声止まぬ日々なれどうららかな陽を浴び日本
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立ち位置のけして変わらぬボブ・ディランさまようごとく風に吹かれて ※今日はこの一首です
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あはれあはれ戦場に立つ兵士たちいかなる故の戦争か知らず 独裁者一人のための戦争に幾万人の墓標立ちたる 連日の異国の便り苦々し
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意味のない戦争の起こるこの世かは意味あるいくさも御免なれども 独裁者一人<いちにん>に拠る戦争は如何なる仕儀となりにけるかな
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プーチンはやり過ぎなりきこの戦争国際世論見くびっており この男計算違いしておりぬ今が時かは世界沈黙
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如才なく身を引く女はんなりと暖簾をくぐるいともあでやか 直立す辛夷の花や散歩道
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そこそこに食っては行ける時代なりこころのいくさ果てしなけれど やわらかな芽を次々と猫柳
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あらためて思ひを起こすことありて本のホコリをはらいて読みぬ ハモニカを吹く子何処に冬の川
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憂鬱は底の知れないものと知る蓋をするのは笑いなりけり 雪よりも真白き冬陽差し込みぬ 名も知らぬ冬鳥なれどうつくしき
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過去になき津波の起きしメカニズム空振なりと説明さるる 冬の夜月まん丸く町照らす
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元日の空はおだしく晴れ上がり 新春の光すみずみ届きけり 元日や何思うともめでたさの気持ちの勝ちぬかしこかりけり
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良し悪しをあげつらうことまた我意や良きにつけても悪しきにつけても 一先ずは生きて居ることこれ是とすその上のことすべて良かりき 一面の雪景色なり西尾張
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コロナ禍の今だからこそ言うべきや笑顔なりたれ快くあれ コロナ禍は人の本性炙り出す良き人わずか悪しきも僅か チラホラと雪舞う町をゆるゆると
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歳末やいつもながらに時は急く することは何もなけれど歳末のせわしき思ひいつもながらや 取り急ぎ賀状を出してひと休み
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よき道に導くことを才能というものならば誰ぞ才ある 才能は人を騙すの才ならず人を善導するが本意なりけり 題目と念仏それと南無三と三つの呪文のみしか知らず 雪の朝弾むこころと止まる道
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知ったかのインテリばかりのさばりぬ浅はかなるはその駄弁かな インテリの真似事するは何にまし愚かの極み絶えて止みなん
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「月光」を聴きてハミングする子どもベートーヴェンと知りて驚く ※今日もなんやかやありまして、これだけです。どうぞ、よしなに。
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冬なれどもみじ葉残る家の影 冬なれど紅葉付けにし影の木や 気が付けどブログの誤植直さざりいかにもブログらしき故なり
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習い事嫌だ嫌だで押し通すブログだけなりかくも続くは 丈高きビルの上なる月高し 装いは紅葉なりけり冬木立
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うすき雪乗せたる山の佇まい 桜花散り行く先の青い空 昔から何をさせても三日坊主ブログだけなりかくも続くは
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ビルの間に恋をするなり夜の猫 月明や寂れしビルを照らしけり 通勤のたびに立ち寄るビルなれど東岡崎駅は寂れぬ
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カラス舞う町の上には冬の風 大根の引っこ抜かれし下の肌 地下鉄に乗りひとときの午睡かな目を開けたれば降りる駅なり
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文章が長くなりたるその訳は結局分かって居らぬ故なり 雨上がり紅葉を照らす日の光 雨上がりもみじを射たる光かな
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化けに化けさらに化けたりオミクロンいかなる株か未だ知られず いかんともし難きことを為さんとす無理筋通すはのちの禍根や もみじ葉の雨に濡れたる風情かな ※「働くということ」のシリーズは、目下、思案中です
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雨降りて陽射しまぶしき朝まだき秋とも冬ともつかぬ季節に もみじ葉や見事なれども冬来たる 天気雨朝降ることはめずらしき
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西郷をかんがえるたびかく思ふかかる人物敬す他なし 電車にてスマホ見る人本読む人サラリーマンは寝ておりぬなり 秋夕日雲より覗く赤さかな
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電車にて本を読む人幾人か書名知りたし我は本好き ビル寂びれ秋の夕暮れせまりけり 急行に夕日の当たる冬なりき
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日本の暑さ寒さはまず慣れぬされども愛づるかかる自然を もみじ見しじわりと沁みる色ありぬ ふと見上ぐビルの谷間にオリオン座
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この年は小春日和に恵まれぬこれまた言わば異常気象や 有り難しまいにち小春日和かな 贅沢や小春日和が二週間 川べりに一葉残れる冬紅葉
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思い出す親父はわれを殴りしがわれは手を出すことはなかりし はてさても動き分からぬ微生物コロナ減れども不気味なりけり 滅びゆく心にしみる風のありぬ
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この度は秋深まれどあたたかき日の連なれりもみじ遅しや このところ小春日和が一週間かかる良き日は一日でよきを 朝鮮は東北並みの緯度なれど辛きを好む何ゆえならん あちこちと雪の便りが届きけり
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【バイク置き場土木工事】 車庫入れが なるべく楽に なるように パレット外し 5センチ下げる 入口の 坂が短く なったから ラクラク駐車 この差は大きい 巧妙に レンガ厚みの 一個分 低くしました DIYで 【昨日の行動】 厚底の ブーツ成功 足つきが 劇的改善✴️ ただ歩くには難😤 【目覚めの言... 続きをみる
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【Xingfu250Aの外装を全て純正品に戻す】 現役を 退く前に もう一度 フルノーマルで 乗ってやろうぜ 【Daily Yamazakiで休憩】 デイリーの ヤル気のなさが いいンです バイパス下りると ココに寄っちゃう 【厚底ブーツの開発】 足つきが 良くないバイク 厚底の ブーツで対応 もち... 続きをみる
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【2021autumn Touring GP final round】 バッテリーは ビンビンッだぜ こんな日に 乗らねえヤツは ライダー失格 待ち合わせ 時刻三十 分前に 着いたぜ道の 駅で合流 高原の 湖畔で弁当 広げます 箸を忘れて 木の枝を折る 2時間も 喋ってました ハーレー師は 気持ち良... 続きをみる
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黄と青の鮮やかな羽根纏いたる小鳥逝きたり道の端にて あの道の銀杏並木は姿消え 柿の実を奪い合いたる群雀
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昨日の行動(ブレーキ分解整備、バッテリー充電、パプリカ収穫など)
【Xingfu250Aフロントブレーキ分解整備】 ブレーキの カムには耐熱 グリス塗る イスラエル製の 工作機械用㊙️ シュー表面 焼けて黒ずんで ツルツルだ これじゃ効かない ジャダーにもなる ペーパーで 白くなるまで こすってやる 少しは違う やらねーよりマシ ホイールを 外したついでに フェン... 続きをみる
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【自作車体カバーフィッティング】 側面は ホコリや水が 落ちやすい だから上だけ 覆えば良いのさ この車 購入した時 屋根付きの 車庫じゃなかった 屋根も作った 台風で 破損をしたり 飛ばされたり 四苦八苦して 研究重ねた だが今は こうして屋根が ある所 これで車も 長持ちするね 【昨日の行動】 ... 続きをみる
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車体カバー 劣化で破れ 目立つから 作り替えます 材料はSeria 縁っこに ボンドを塗って 貼り合わせ 折り曲げてから ホチキス留めする 折ってから ホチキス打ちます 一針の 間を空けながら 打ちまくります 百均の シートはハトメが 抜けやすい だからこうして 補強しておく 3枚を 繋いで車に 被... 続きをみる
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批判する人の目を見るその通りトゲトゲしきは当のその人 新しきことの古びる理のことわりさらばと言えど道は古びず することも無き秋の日の憂鬱や
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【リトルホンダPC50ロードスター】 何となく 荷台と箱を 外してみた シート後ろを スッキリさせた 買い物の 荷物は肩に 掛ければいい 荷台に物を 乗せるのダサい 材料は ベニヤ切れ端 アルミ屑 切ったり曲げたり 穴を開けたり こんな風に テールランプの 形状に 合わせてみたんだ 自己満足さ 材料... 続きをみる
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自由なり民主なりける主流派は社会主義なることば使わず コロナウイルスまるで意思あるもののごとく国々に依り感染区々 秋の日の小さな虫や鳴かぬけど
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【昨日の行動】 原付で 行ったスーパー 一戸建て 五千万級の 住宅地にある 【スーパーのトイレ】 ごみ箱に 紙屑たくさん 溢れてる みんな気にせず またそこに積む 【目覚めの言葉】 今それを やらなきゃならぬ 訳じゃない 不要な仕事は 時とカネの無駄
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人権の拡張解釈甚だし基本的とは如何なる謂いぞ 日本に社会主義政党ありしかど雲散霧消せしは何ゆえ 大らかな秋の陽射しの中に蝶
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昨日の行動(Xingfu250Aで57km走行、パプリカ収穫など)
【Xingfu250Aで57km走行】 両側の マフラー掃除 済ませたから 汚いドロは 全然出ないぜ 道の駅 せっかく寄った お土産に 5個130円の イモ買って帰る 家を発つ 時は49 43だった 今日57キロ 走ってゾロメに 【2匹になったキチョウ】 浄化槽の 業者に驚いて 3匹が 逃げてしまっ... 続きをみる
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【庭で寛ぐ黄色い蝶】 キチョウです 庭のクヌギの 幼木で じっとしてます 5匹もいます 黄色みを 帯びたクヌギが 保護色に なっていますね ここなら安全 そっとして 見守りましょう 好運を もたらしてくれる 蝶々だから 【昨日の行動】 納豆の 紙の容器が 貯まったから それでアートを 作り始めたョ ... 続きをみる
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昨日の行動(1979年式の自家用車で105kmドライブなど)
【朝摘みパプリカ】 弁当の おかずに使う パプリカを 摘んできました 黄色くなった🎵 【浜松市姫街道と銅鐸の歴史民俗資料館】 たまにはね こんな所を 見てみるのも 良いかも知れない 入館無料🆓 ヤフオクも 価格一斉 オープンで 決めれば良いのに それなら早い 銅鐸は 不思議の多い 発掘物 何か意... 続きをみる
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昨日の行動(原付ホーン修理、250ccバイク排気管清掃など)
【原付ホーン修理】 【250ccバイク左排気管清掃】 【昨日の行動】 手の掛かる バイク2台も あるせいで 退屈しない そうそう車も 手が掛かりマス 【目覚めの言葉】 アルコール 受け付けないから 酒代ナシ もし呑めたなら とっくにアル中
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桁外れ火山災禍の惨状は魚類なんでも飲み込むらしき 歴史的円高株安覚えてし安倍の言いたきことのひとつか ようやくも色付きそめし紅葉かな
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民主主義良くは知らざる候補者にそれでも票を入れたる我や ひるがえるマントの如き雲一つ 薄き絹広げしごとく秋の雲
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軽石の自然災害恐るべしプラスチックがかわいく見ゆる 人間は愚かでよろし出世せばかしこき者ほどウソを重ねる 今日明日何をするかや秋深み
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このところ大きな季節の変わり目や調子を崩す人々多し 民主主義聞けば聞くほど分からずで勝手解釈はびこるばかり この度は季節外れの野分かな
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知られざる才能ありてたのもしき日本人なり奥床しきや 猫じゃらし猫待ち顔に揺れており 秋なれどもみじちっとも色付かぬ
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あり余る才能あれど金も名もいらぬとせしは良寛和尚 ピアノなる一音の如き静夜かな 気が付けば0時過ぎたり秋の夜
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表現の自由というはどんな意味誰に聞きても言葉を濁す あはれ蚊の飛んできたりし枕元 あはれ蚊を叩かずにおく夜更けかな あはれ蚊や叩きたくなし寄りけれど
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一群のコスモス赤く色付けり 雲の上に秋雲ありて日の差しぬ 民主主義後生大事に抱えたる人に聞けどもその意味知らず
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秋の寒さ忘れていたりこのところ 秋なれど残暑ようやく一区切り 秋風や急ぐがごとく泣くごとく 音楽をたとえば風の鳴くごときアートにせしはバッハなりけり
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PCの調子が悪しこのところ秋に向かいて如何なるやらん 秋なれど隣家の柿の色付かぬ
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ウィルスはいとも不思議な動きをする命特にコロナの動き分からず 日本はにおいにうるさい民族や無臭は何故にそれほど良きか 曼珠沙華腕を捥がれしごとく咲き
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ままならぬ世間と言えど直向きに情理を尽くし語らふ人よ 武士道に芯はあらざりサムライの心そのまま仕うるが良き
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陽はしばし雲一片に遮られすこし涼しき風吹き渡る 川ありて風身に染みる日暮れかな
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結局は名前に返る為人名というものの不思議なりけり 鷺一羽首うな垂れて川を見し 海に来ていつとは知らず来たる秋
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ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう
こんにちは、カメラ片手に外に出るのも気持ちいいんですけど、スプラトゥーンを一日中やってウデマエというランクが上がらないのも考えものだなとおもってます。なんかしようかな。 いつかに東所沢のところざわサクラタウンに行ったときに俵万智さんのサラダ記念日の展覧会をやっていて、そこにたまたま入った時に短歌の繊... 続きをみる
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静かなる夜に鳴くなり虫の声 町音は静かなる夜の虫の声 秋なれば瑞々しくも鳴く虫の声すみ渡る夜の町かな
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柿の実のやや色付ける隣家かな 夏と秋せめぎ合いたる長月や 9月下旬大きな台風来たるらし伊勢湾台風やはりその時期
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纏まらぬこころを抱え月見れば千々に哀しき思ひ溢るる 路傍には際立つごとく曼珠沙華 赤と黄の二色ありぬ彼岸花
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中秋の名月なれど雨模様 雲隠れせしとも今宵の名月や 雲間より赤き月出づこの夜は中秋なりと人は言いけり
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雲一つツクツクホウシの鳴いており あれこれと算段すれど間に合わぬ時はあれども許されざるや
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空に湧くとりどりの雲形変え人の意表をおのずから突く 鳴き交わす鳥声繁き秋日暮れ 鳥は空を飛びながら風の形になろうとしていた
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当たるとも当たらぬとても占いの言葉は軽く受け流すべし この青さ何に比べん秋の空 名月を背中に受けて帰り道
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真っ直ぐに空を見つめる男ありその向こうなる未知の町かな 気付かないことに気づいた玄関前出すべき手紙カバンの中や 高きより高きにありぬ秋の雲
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とりどりに高く浮かべる秋の雲その各々のかたち変え行く 秋の空変幻自在のキャンバスや この青き空を見つめる猫の子や
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一対の極楽とんぼ宙を舞いそれを食ひたるモズの嘴 身に染むや風吹き抜ける地下通路 見上げればうすく尾を引く秋の雲
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そこはかとなき思ひあり秋風のおのずからなりこころに沁みる 秋の夜窓より風のまたぎ来る <改> 秋風の散らすと見ゆる鳩の群れ ※春風の吹き散らすらし悩みごと <改>
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秋はまた空きと云うべしたとふれば空よくものを入れるごとくに 秋なれどわが食卓の貧寒さ 秋風の吹き散らすらし悩みごと
- # 上代語
- # 長距離走